働き方の多様化によって、現在様々な分野において企業に属さずフリーランスで活動する方が増加しています。
そのような動きは、手に職を持つ美容師業界でも近年増加しています。
というわけで今回は「稼げる!フリーランス美容師のマーケティング手法」について詳しく説明致します。
稼げる!フリーランス美容師のマーケティング手法①【フリーランスの美容師が増加する理由】
「稼げる!フリーランス美容師のマーケティング手法」というテーマで1つ目にふれるのは「フリーランスの美容師が増加する理由」です。
時代の変化によって、様々な常識も少しずつ変わってくる中で、働き方に対しても自由を求める方が近年増加してきました。
職種によってもバラつきはありますが、フリーランスとして仕事をしている方が以前にも増して近年では、増加してきたのではないでしょうか。
働き方改革が提唱されてから数年が経ちますが、それによって変わったのは、人材を求める企業側と、仕事を求める求人側の意識も大きく変わったことが影響しています。
そんな中、今回取り上げるのは、美容業界です。
一般的な美容師のイメージとしては、サロンに所属し仕事をするというイメージがあります。
しかし、近年では美容師でも、フリーランスとして仕事をする方が増加しています。
美容師になるには公的な資格が必要となりますが、手に職を持っているということが美容師の強みであり、自分の腕で勝負できる職種と言えます。
様々な業種、業界にてフリーランスとして働く人が増加していますが、美容師として働く人が、なぜフリーランスとして仕事をすることを選ぶ人が増加しているのでしょうか。
フリーランスの美容師は、いったいどのようにして顧客を獲得しているのか?など気になることは、たくさんあります。
また、専属の美容師との違いとは何なのでしょうか?
変わる美容業界の今、そしてフリーランス美容師ならではの顧客獲得のためのマーケティング手法についてふれていきましょう。
美容師が仕事をする場所というのば、もちろん美容院となりますが、フリーランスの美容師は特定の場所を持たずに活動を行うわけです。
つまり、1人の美容師さんが、複数の店舗で仕事をするということもあり得るのです。
ある美容師さんなどは、時間単位で顧客の予約状況に合わせ、近隣の美容室を行ったり来たりする美容師さんもいらっしゃいます。
これは、運営側のお店側にとっても、フリーランスの美容師さんにとっても有意義なことで、無駄もなく合理的であると言えます。
美容院側からすれば、繁忙期や時期によって顧客が多く、自店舗のスタッフだけで手が足りない場合、助っ人としてフリーランスの美容師に入ってもらうことで、稼働率を上げることで売上を伸ばすことができます。
フリーランスの美容師からすれば、仕事の予定を埋めることができるため、空き時間をなくすことができます。
フリーランスの美容師の場合、専属の美容師とは異なり、顧客1人に対しての作業分が収入となるので、1日のうちにどれだけの顧客をこなした方によって収入は変わります。
つまり、歩合制ということで、やればやっただけ稼ぐことができます。
逆に専属の美容師の場合、正社員、契約社員など給料制ということであり、どれだけ忙しく仕事をしても、またどれだけ暇でも、一定の報酬を給料という形でもらうことができます。
収入面では、専属でもフリーランスでもどちらも良し悪しはり、これについては、個人がどう判断するかによるのではないでしょうか。
フリーランスの美容師の働き場所としてあるのが「シェアサロン」です。
このシェアサロンとの契約形態とは、いったいどのようなものなのでしょうか。
シェアサロンは、時間で区切りで美容師がレンタル料を支払うという、「時間貸し」制度となっており、契約は1カ月単位の「月貸し」が基本。
売上から決まったマージンをサロンに支払うというスタイルです。
売上から決まった割合でサロンに使用料を払うので、フリーランス美容師としても明確な取引であるとも言えます。
稼げる!フリーランス美容師のマーケティング手法②【フリーランス美容師と顧客】
「稼げる!フリーランス美容師のマーケティング手法」というテーマで2つ目にふれるのは「フリーランス美容師と顧客」です。
また実作業については、どうかというと、フリーランスの美容師の場合、自分の顧客は、最初から最後までの工程を自分で受け持ちます。
専属の美容師となると、美容院内のスタッフ全員がチームとして仕事をするため、全行程ではなく、状況によって1つの工程だけを任される場合もあります。
例えばカットが上手な1人ならカットに集中し、シャンプーなどは別スタッフが行うなど分業で仕事を行うこともあるのです。
美容師さんとしては、自分が指名されたからには、最初から最後まで1人の顧客に対し、自らが全行程を担当したいという方が実は多いのてす。
美容師もある程度のキャリアを積むと、固定客がついてくるものです。
顧客側にとっても、毎回違う方に担当してもらうよりも、自分のオーダーに対して満足をいく形のサービスを提供してくれる信頼できる美容師さんに依頼したいということは、当然のことです。
顧客とサービスを提供する側としての関係は、売り手とかいである関係性があり、顧客ニーズに応えるという点では、マーケティングの考えと全く同じと言えます。
キャリアを重ねた美容師となると、固定客からの指名が入り、顧客を掛け持ちすることも多くなりますが、そうなると、店舗側としては効率よく仕事を回すために指名客であってもカウンセリングとカット、スタイリング以外はアシスタントに任せるという分業制でサービス提供しているお店がほとんどです。
しかし、これが実際の顧客の立場に考えてみればどうでしょうか。
あえて、スタイリストを指名しているにも関わらず、全工程を指名したスタイリストが行わないのでは、話しはちょっと違ってきます。
これは、本当に顧客ニーズを満たしているということなのでしょうか?
ある程度、メインの作業は指名した美容師であり、任せられる工程はアシスタントに行わせる分業制は、できるだけ回転率を良くしたいというお店側の都合なのです。
これでは、顧客ニーズを満たすというサービス内容とは、少しズレている気がします。
そのような迷いがある美容師さんが、実際には多く指名されたからには、最初から最後までの工程を担当するなら、フリーランスという働き方に着目する方が増加しているようです。
確かにサービス提供という意味では、顧客との信頼感の上に成り立っている「指名」であれば、自らの顧客は、大切にしたいと思うのが職人の思いということは理解できます。
稼げる!フリーランス美容師のマーケティング手法③【フリーランス美容師の集客】
「稼げる!フリーランス美容師のマーケティング手法」というテーマで3つ目にふれるのは「フリーランス美容師の集客」です。
では、次に具体的にフリーランス美容師の働き方についてふれてみましょう。
フリーランス美容師の働き方としては「面貸し」や「業務委託」が主な方法です。
お店によっては、美容室のオーナーは、美容師ではなく運営にはタッチせず実業務は委託の美容師に任せっきりというお店も存在しています。
これも時代のニーズにあった経営手法の1つと言えます。
つまり経営をするオーナーと実際にサービスを提供する職人である美容師との完全分業となっているというわけです。
このようなケースになると、フリーランスの美容師は、場所が固定されていないことになりますので、集客の面で変わってくるわけです。
その結果、美容師自身が顧客とダイレクトに結びつく必要があるのです。
つまりは、フリーランスの美容師は、個人で集客する必要があるというわけです。
では、個人で集客するには、どのようにすればよいのでしょうか?
最も簡単な方法としては、SNSを活用した集客です。
フリーランス美容師が個人アカウントを作成し、フォロワーを獲得していく手段です。
デジタルマーケティングが主流となった現代では、ウェブやSNSによる集客は、コスト面でも気にすることなく行え、集客方法としても非常に有効です。
予約の際には、DMの活用や、顧客とのダイレクトなやりとりも可能です。
顧客と密にコミュニケーションをとることも可能で、固定客を獲得することもできます。