非正規雇用が正規雇用を上回る状態となった昨今の日本の雇用情勢ですが、働き方の変化は時代にマッチし姿、形を変えていきます。
そんな中、フリーランスというスタイルで仕事をする方が増加していますが、この形態にメリットはあるのでしょうか？
今回はそんなフリーランスについて考えてみます。
フリーランス時代は、今本当に到来したのか？
現代の日本の雇用や就業スタイル、働き方において近年、「フリーランス」という言語が多様されるようになってきました。
今、このフリーランスが注目されておりメディアやネットにおいてもフリーランスで仕事をするスタイルを推奨するような雰囲気もあります。
フリーランスの働き方は、企業などに属さず自分自身のスキルや能力を武器に仕事をするスタイルですね。
国や企業などでも働き方改革などの取り組みが近年行われるなど時代の流れも関係していますが、今現在からこれから先の未来もフリーランス時代は到来したと言ってよいのではないでしょうか。
フリーランスは自由
フリーランスの一番の特徴となるのが「自由」です。自由であることは動きやすいという利点がありますが、どちらかと言えば日本人は右に習えの体質があり、自由があってもなかなかそれを活かしきれない方も多いのです。
これは日本の教育体制が大きく影響しています。サラリーマン生産国のような教育スタイルにより長らく正規雇用で働くスタイルがスタンダードでしたが、近年は働くスタイルも多様化してきました。
フリーランスという働き方が注目される要員としては、ネット環境の整備やデバイス機器の発展も多いに関係があります。
インターネットの発達により様々な働くスタイルが登場したのです。時間と場所を選ばず、いつでもどこでも柔軟に仕事が出来ることが大きく影響しています。
フリーランスで仕事をする人の中で多い職種がウェブやアプリ開発などのIT系や、デザイナー、ライター、映像や音楽クリエイターなどのスキルを持ち自分の能力を活かし活躍する方が多数いらっしゃいます。
フリーランスには、向き不向きがある。
フリーランスには向き不向きがあります。
仕事を選んだり、ペースを決めるのも自分自身となるのです。やり方次第によっては、企業に属して仕事をするよりも稼ぐこともできます。逆にそれほど稼げないこともあり、個々の能力により差も生じます。
独立した立場で仕事をするスタンスなので、自分自身の考えをしっかり持ち、計画的で決断力、判断力がある方がフリーランスに向いています。
物事に対して前向きにとらえ向上心が強くセルフプロデュースができる方はフリーランスとして上手くやっていけるでしょう。
その反対に何に対しても受動的な方は、フリーランスには向いていません。
フリーランスを取り巻く環境
求人市場においてもフリーランスの方を求める傾向は強まっており現在ニーズも高いです。
その要員となるのは、フリーランスが仕事をしやすいという環境もあるのです。
フリーランスの場合、仕事は自分自身で探し自分自身が決めることとなります。もちろんクライアントとの合意があってこそ契約が成り立ちます。
フリーランスという立場では、まず最初の重要な仕事が「仕事を決める」ということになります。
フリーランスの仕事の売上に絡んだ仕事は、スキルを活かした実務そのものとなります。営業や事務作業なども、フリーランスとしての仕事の一貫ではありますが、営業や事務作業は、直接売上には結びつくものではありません。
できれば営業などには、あまり時間を費やしたくないのが、フリーランスの本音でしょう。
そのようなこともあり、スキルを持つフリーランスを求めるクライアント（発注元）と仕事を探す受注側（フリーランス）とを結びつけるエージェント会社などのサービスも増加しています。
更にフリーランスの仕事においては、ネット上で仕事を完結させるクラウドソーシングなども発達しており、まさに現代は、フリーランスの仕事をサポートするような体制が整っているのです。
このような動きを大手企業もしっかりと把握しており、フリーランスの方の技術や知識を上手く活用しようという動きも活発になっているのです。
フリーランスで気をつけることは？
フリーランスという仕事のスタイルを選び気をつけることがあります。
まずは、しっかりと収入が確保できるかどうかですね。これは基本的なこととなります。
そしてフリーランスはあくまで1人なのでバックボーンがなく何の保証もないということです。保険などもありすが、万が一のリスクに対する備えも自分自身で行う必要があるのです。
フリーランスは自由で気楽というわけでもなく、厳しい現実も存在しているのです。