人口減少、人手不足と言われ求人市場も活発なここ最近ですが、働き方のスタイルも多様化しています。その中で特にIT系のエンジニア職はフリーランサーとして働く人が増えています。
様々な雇用形態がある現代社会の中で今回は「フリーランサー」としての働き方について解説していきます。
フリーランサーとは?
多くの企業が人材確保を問題としている中で、企業に属さずフリーランスとして仕事をする方が増加しています。フリーランスは個人事業主となります。独立、開業をし自らの意思で仕事を決定し利益を得るわけです。
フリーランサーとして仕事をする人の中には、エンジニアやデザイナーなど技術やスキルを持つ方が独立される場合が多く、市場のニーズとしても特別な能力を持つフリーランサーを求めています。業種的にはウェブデサイナーやウェブエンジニア、システムエンジニア、プログラマなどを職としている方がいます。
ここ数年そんなフリーランサーとして働く人は全体の約10%という割合にまで増加しています。現在は非正規雇用として働く方が全体の約4割と言われていますから、その中の1/4がフリーランスなので割合的に多いのも納得できます。
これまで会社員として企業に属していた方がフリーランサーとして仕事をする場合、会社員時代には経験しなかったようなことも数多くこなさなければならないことに気がつくでしょう。
フリーランサーは自分のことは全て自らが行わなければなりません。案件の獲得や取引先の開拓、交渉、契約事など全ての決定は自ら行います。特に交渉事などは会社員時代には、ほとんど経験しなかった方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。交渉は自ら行うとわかねのですが、案外難しいものです。
スムーズに交渉を行う為には、それなりの経験も必要となります。その為、技術的には自信があっても交渉事は少し苦手意識を感じている方も多いようです。その為、フリーランスになりたての方などは、仕事欲しさに安請け合いをしてまうことも多いようです。そうなると会社員時代より多忙となり時間に追われ、収入的にも落ち込んでしまい損をしてしまう場合があります。
つまりフリーランサーにとって最も重要な仕事はなるのが、案件の獲得となります。条件や交渉次第で収入面では大きな違いが生じてしまうのが現実です。フリーランスのエンジニアの本業は、デザイン力や開発力などの生産力です。交渉事などの営業面はそもそもの本質の仕事ではありません。
かといって、営業を行わなければ仕事は得られないわけです。しかし無理して苦手な営業を行なっても良い結果は得られないでしょう。そんな時に活用するのがエージェントサービスです。
フリーランサーの強い味方の「エージェント」とは?
フリーランサーとして仕事をしていくということは、自分一人で全てを行う必要があります。一人出来ることは時間的にも生産性を見ても限られています。本業に対しての技術は確かなものがあったとしても、営業面や経理面など全てにおいて優れているというマルチな方はなかなか少ないのが現実です。
そんな時に活用したいのが、フリーランスを専門として案件紹介を行ってくれるフリーランスエージェントです。利用するには、フリーランスエージェント会社に登録する必要があります。
フリーランスエージェントは、フリーランサーの希望の案件の紹介、開拓、営業などを行ってくれます。つまり営業代行を行ってくれるわけです。最近では営業力の強い信頼のできるエージェントも増加しています。フリーランスエージェントの中には、大手の大企業なども含まれており、案件的に安定している案件も多数抱えています。
また交渉事となる単価交渉などもフリーランサーに変わって行ってくれるので、交渉が苦手な方にとっては、頼りになる強い存在です。現在フリーランサーが仕事をする上では環境的には良い時代であると言われています。逆に言えば、フリーランス専門のエージェント企業の登場によりフリーランサーが増えた要因とともなっています。
フリーランスエージェントが生まれた背景
フリーランスエージェントは現在、いくつかの企業が存在します。利用者のフリーランサーは、気にいったエージェントがあれば、何か所でも登録ができ自由に利用することができます。
そんなフリーランスにとって強い味方となるフリーランスエージェントが生まれた背景とは、時代のニーズによって必然性があったからです。
先述したようにフリーランサーは営業面では、どうしても力不足とならざるを得ません。せっかく高い能力を持っていても、案件に巡り合えなければ意味はありません。そして企業側もそんな技術を求めています。
そんな状況下でフリーランサーと企業とを上手にコネクトするニーズがあることから、フリーランスエージェントは誕生したわけです。つまり需要として存在していたものに目をつけたということです。