消費者ニーズが多様化する時代において、消費者への積極的なアプローチというのが必要となります。
効果的な手段としてハイブリッドイベントがあります。
というわけで今回は「ハイブリッドイベントの開催方法とノウハウを学ぼう!」について詳しく説明致します。
ハイブリッドイベントの開催方法とノウハウを学ぼう!①【ハイブリッドイベントとは】
「ハイブリッドイベントの開催方法とノウハウを学ぼう!」というテーマで1つ目に取り上げるのは「ハイブリッドイベントとは」です。
デジタルシフトが加速する現代において、様々な商品やサービスが登場しています。
近年において、大きな変化の兆しのきっかけを世界的に作ったのが新型コロナウイルスの拡大でした。
これにより私達の日常とされるスタンダードに対しての意識改革は、余儀なくされたのです。
デジタルシフトの加速をさらに勢いつけるように様々なサービスがオンライン化となりました。
顧客へのアプローチとしてもイベントの開催もオンラインへと一気にシフトしていきました。
そのように変化の激しい状況の中でも、時間の経過と共に少しずつリアルイベントの開催も戻りはじめています。
オンラインとオフラインでのイベント開催には決定的な違いがあります。
リアルイベントの場合においては、物理的な制限というものがあります。
イベント開催場所というのが特定されていますから、参加できないという方もいらっしゃいますが、それをオンラインからカバーできるというわけです。
そのような観点からオフライン、オンラインのメリットを組み合わせる「ハイブリッドイベント」の形態が近年見られるようになってきました。
そんなハイブリッドイベントをより具体的に理解するために開催方式や種類など、運営方法とはどのようなものとなるのでしょうか。
ハイブリッドイベントとは、そもそも何なのか?についてまずは説明していきます。
企業イベントとしてオフライン=リアルとオンラインの2つの方式を組み合わせたイベントを開催することです。
オンラインイベントが一般化したのがコロナ以降であることは、皆さんもご存じのことではないでしょうか。
それまで「イベント」と言えば大規模な会場で多くの集客を見込みリアルイベントが前提とされていました。
しかし非接触を感染予防対策とすることから、イベントもオンラインへとシフトしていくことになりました。
結果的にはオンラインでも十分な成果が得られることを数多くの企業が実感することになりました。
コロナ禍となってから3年が経過し最近では、リアルイベントも再び増加していますが、これまでの経験を含め様々なイベント参加者を集めるためハイブリッドイベントを開催するケースも増えてきています。
少しでも自己ニーズを満たすため、有効な情報収集を可能とし積極的に見込み顧客にアプローチできるチャンスを増加させたいのです。
ハイブリッドイベントにはさまざまな方法があり、目的や構成に応じた使い分けも可能となっています。
ハイブリッドイベントの開催方法とノウハウを学ぼう!②【オンラインとオフラインの違い】
「ハイブリッドイベントの開催方法とノウハウを学ぼう!」というテーマで2つ目に取り上げるのは「オンラインとオフラインの違い」です。
ハイブリッドイベントは、オンライン、オフラインの要素をミックスしたものとなり、どちらの効果の恩恵を受けるということは想像できるかと思いますが、それ以前としてオンライン、オフラインのそれぞれについて考えてみましょう。
メリット:
- 直接対面による認知向上、促進
- 確度の高い顧客が多い
- 商談化につながりやすい
- 担当との直接対話
デメリット:
- 実施コストが必要
- 人的リソースが必要
- 距離・地理的な問題
メリット:
- 幅広い層にアプローチできる
- 適切なフォローアップが可能
- 商談化率の向上
- 効率的な情報収集が可能
デメリット:
- 関心度が低い参加者も含まれる
- 口頭での質問の困難さ
オフラインイベントは、やはりリアルにイベントを実施することから空間的な事前準備や条件が必要となります。
会場スペースや開催時間など対応人員の制約が前提となることから、顧客数は限定的となります。
ですが、逆に考えれば、それらの前提条件をクリアした上で顧客は来場しているわけですから、顧客の関心度は最初から高いことになるのです。
参加者にとっても対面でのコミュニケーションが可能なことは、より深い理解度を高めることができるのです。
その一方、オンラインイベントには物理的な制約はありません。
そのため出展社は、幅広い参加が見込めます。
オンラインとオフラインには、それぞれメリットもデメリットもあり一長一短と言えます。
一概にどちらが有効であるかを断定することはできません。
要は各企業の狙いや戦略的理由に合致しているかどうかが問題となるわけです。
イベント出展する企業の目的により開催方式や規模が変わるのと全く同じとなります。
1つのイベントの中で、どちらの要素を含めたハイブリッドイベントという形態が注目を集めていることは理解できるのではないでしょうか。
またハイブリッドイベントの開催パターンを柔軟に変えることも可能で、目的に出来るだけ近い設計が可能となっています。
ハイブリッドイベントの開催方法とノウハウを学ぼう!③【ハイブリッドイベント運営のポイント】
「ハイブリッドイベントの開催方法とノウハウを学ぼう!」というテーマで3つ目に取り上げるのは「ハイブリッドイベント運営のポイント」です。
ハイブリッドイベントは2つの方式を組み合わせることにより、それぞれの欠点を補うあえる手法と言えます。
そのため開催する際のリスクを軽減させることができます。
リスクを回避するだけではなく様々なトラブルさえも回避することができるということにもなります。
そんなメリットばかりと感じられるハイブリッドイベントですが、運営における注意点も存在します。
まず考えなければならないのは、イベントを開催するにあたってハイブリッドイベントとする必要があるかどうかを検討することです。
仮にハイブリッドイベントではないなら、オンライン、オフラインのどちらの形式が適しているかを判断する必要があります。
オフラインイベントをベースとして考えた場合、全てのイベントがオンラインで対応できるかと言えば、そうではなく、オンラインに向いているもの、向いていないものが存在します。
イベントに盛り込まれる要素やリソースにより変わってくるのです。
オフラインでのイベントの特徴と言えば、やはり顧客と同じ空間で同じ時間に直接対面することができるということです。
やはり、リアルな出会いの場での共有というのは、全く変ってきます。
特に商品体感イベントは、実際に顧客が商品に手を触れ、使い、試すことができるため、実際の商品についての評価を実感できるというわけです。
具体的に、食品であれば香りや風味、衣類であれば手触りや質感、体験型イベントであれば実体験を得ることができます。
また、イベントでは担当とのダイレクトなやりとりやQA、実演コンテストなどもリアルイベントならではの特徴と言えるでしょう。
逆にオンライン向けのイベントとは実体感という意味では、オフラインイベントに比べ劣るものの物理的・時間的な制限がネックになることはないということを認識しておきましょう。
オンラインイベントの懸念点と言えば配信トラブルです。
特にリアルタイム配信ならば、ネットワークの安定性は考慮すべきです。
またハイブリッドイベントはコストがかさむということを認識しておかなければなりません。
2020年という大きなきっかけの節目となった頃から顧客へのアプローチ手法というのも大きく変わるようになりました。
多様化する顧客ニーズに対し、企業がいかに対応していくかも非常に大切になりますが、様々な顧客と向き合う中でハイブリッドイベントを導入する企業が増加しています。
ハイブリッドイベントにより、ターゲットとなる顧客をできるだけとりこぼしたくないというのが企業の狙いです。
ハイブリッドイベントを導入することで顧客の認知と販売機会の拡大が期待できるというわけです。
時代のニーズにあったマーケティング手法としてハイブリッドイベントは自社の販促という意味ては非常に活用用途のあるアプローチ手法と言えます。
自社のマーケティング活動として役立てることができます。