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インターネットの登場によって、私達の生活は劇的に変化しました。

デジタル化が進み情報化社会となった今、消費者行動において大きく関わるのが「検索」という行為です。

というわけで今回は「10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル」について詳しく説明致します。

10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル①【AIDMA(アイドマ)とは】


「10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル」というテーマで1つ目に取り上げるのは「AIDMA(アイドマ)とは」です。

情報社会の中で生きる私達は常に情報にさらされ、情報向きあい情報と接する機会が非常に多くなっています。

接する機会が多くなったというより、むしろ、日々の生活の中では、当り前となっています。

情報活用は非常に多くの価値を消費者にとっても企業にとっても与えているのです。

私達はが情報と向き合う今、一般消費者としての消費行動も変わってきています。

インターネットの登場以前では、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などマスメディアが広告メディアとしての主流でした。

マーケティングにしても、これらのメディアを活用したマスマーケティング全盛の時代でありました。

しかし、インターネットのネットワークが整備されると、広告メディアにおいては、ネット広告やSNSなどが、従来までの広告手段に加わり、顧客に対するアプローチの仕方も非常に多彩になりました。

現在では、マーケティングにおいてもマスマーケティングよりも、ウェブマーケティングを含めた様々なものがあり、全体的にデジタルマーケティングへとシフトしています。

そのようなマーケティングアプローチの手法の増加や環境の変化、時代の変化に応じて消費者の購買行動そのものにも変化を及ぼしています。

マーケティング手法も、非常に数多くの手段がありますが、効果的なマーケティングを行うためには、次の要素を理解することが大切です。

  1. AIDMA
  2. AISAS
  3. AISCEAS

上記3つの要素がマーケティングを理解する上で必要となるのですが、一見似たようはアルファベットが並び区別がつきにくいのですが、どれをとってもマーケティング戦略の策定には欠かすことはできません。

では、上記3つの概念について詳しく説明していきましょう。

【AIDMA】

AIDMA(アイドマ)とは、3つのマーケティングに重要に関わる要素としてのAISASとAISCEASの前身と言えます。

AIDMA(アイドマ)とは、一言で言えば消費者行動モデルです。

消費者が商品、サービス購入までのステップを下記の5段階に分けたものです。

  1. Attention(認知・注意)
  2. Interest(興味・関心)
  3. Desire(欲求)
  4. Memory(記憶)
  5. Action(行動)

これら5つの頭文字をとってAIDMA(アイドマ)と言います。

例えば新商品が発売した時のステップとして顧客がとのような購買プロセスを経て商品を購入するかを例にして考えてみしょう。

新商品の発表、マーケティング活動、各種メディアの宣伝、広告などにより、情報を知り得た消費者の行動パターンは、次のようになります。

情報を得る=Attention

興味をもつ=Interest

欲求が生まれる=Desire

モデルを記憶する=Memory

購買という行動=Action

以上のようなケースがAIDMAのプロセスとなります。

10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル②【AISAS(アイサス)とAISCEAS(アイセアス)】


「10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル」というテーマで2つ目に取り上げるのは「AISAS(アイサス)とAISCEAS(アイセアス)」です。

続いては、残り2つの要素、AISASとAISCEASについてふれていきましょう。

AIDMA、AISAS、AISCEASと似たような用語で、覚えにくいこともありますが、しっかりと理解しておきましょう。

前述のとおり、消費者の行動パターンを大きく変えたのは、インターネットの登場であることは、間違いありません。

製品やサービスの登場において、情報取得による興味の取得という意味では、非常に範囲、選択肢が広まり、ニーズを満たす可能性をも高めたのです。

特に大きな消費者行動の大きな変化と言えるのが消費者自身による「検索」行為です。

さらに発信する側の企業と受信側である消費者とが情報を共有することにより、双方の距離を近づけることができます。

そのような消費者行動の変化によって誕生したのがAISAS(アイサス)とAISCEAS(アイセアス)になります。

【AISAS】

1995年に電通が提唱したモデルとなります。

AIDMAモデルから「欲求(D)」と「記憶(M)」を除外し「検索(Search)」と「共有(Share)」を追加しました。

AISASの要素としては、下記のとおりとなります。

  1. Attention(認知・注意)
  2. Interest(興味・関心)
  3. Search(検索)
  4. Action(行動)
  5. Share(共有)

記憶を除外したのは、覚えるのは、人間の記憶ではなく、スマートフォンなどの普及により、記憶させるのは、デバイス端末側となったからです。

【AISCEAS】

AISCEASは、AISASよりさらに新しく2005年にアンヴィコミュニケーションズにより提唱されました。

AISASをさらに細分化し「比較」と「検討」を追加しました。

AISCEASの要素は下記のとおりとなります。

  1. Attention(認知・注意)
  2. Interest(興味・関心)
  3. Search(検索)
  4. Comparison(比較)
  5. Examination(検討)
  6. Action(行動)
  7. Share(共有)

10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル③【AIDMA、AISAS、AISCEASの活用方法】


「10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル」というテーマで3つ目に取り上げるのは「AIDMA、AISAS、AISCEASの活用方法」です。

情報社会の現代における消費者に対してのマーケティングアプローチがデジタルシフトする中で、消費者の行動パターンも大きく変化していくことになりました。

その中でAIDMA、AISAS、AISCEASといった分類がマーケティングにおいて有効なのは、顧客に対して効果的なアプローチが行えるからとなります。

例えばある商品を消費者が購入する場合のケースを考えたみればわかることです。

実際に商品やサービスを購入した顧客の満足感というのは、満たすことができたかとどうか、このことをもシェアすることができるわけです。

1人の顧客の満足感を多くの人にシェアしてもらうことは、非常に高い拡散効果があります。

どれだけインターネットが発達したといはいえ、消費者が全ての情報を網羅し知り得るということは、ありえません。

ですから、AISASやAISCEASが活用できるとしても、全てに対して適用できるわけでもないのです。

しかし、インターネット時代のマーケティングというのは、それなりに存在するわけで、消費者の行動パターンは、大きくインターネットが関わっています。

インターネットの影響は、AIDMA→AISAS→AISCEASへと進化させました。

マーケティングを行うためにモデルそのものもシフトアップし、消費者の購買行動をも変化させたのが、時代のニーズの変化によって、「検索」や「共有」という付加価値が生まれたのです。

消費者自身は情報との接点が増加したことによって情報そのものを精査する時代にもなりました。

検索行為を繰り返すことにより、消費者が蓄える知識そのものも増え情報を精査する能力も向上したのです。

これまでは、広告などによる一方的なアプローチから、消費者自身が商品やサービスの積極的な情報取得をし、さらに詳しく自己判断しようとする行為そのものも進化しているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「10分でわかる!インターネット検索型消費者行動モデル」というテーマで詳しく解説致しました。

インターネットとデジタル化、さらには、オフラインか、オンラインへ時代はシフトしており、消費者を取り巻く環境というのは、実に大きく変わっています。

その中で消費者としても変化し、消費者自身が情報を自ら見極め精査するように変わってきました。

このことは、マーケティングを仕掛ける企業にとっても決して悪いことではなく、企業が消費者に対して明確な目的を持った情報を発信することによって、消費者がしっかりとキャッチしてくれるようになりました。

そのような状況下で企業の一方的なアプローチというのは、受け入れられなくなっていますので、消費者ニーズにあったマーケティングを行い消費者と向き合う必要があります。


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