SNSを活用したマーケティング施策は企業にとっては、見逃すことのできない重要な存在となってしました。そんな中今、最も注目を集めているのが「インフルエンサー」です。
耳にすることも多くなったこのキーワードについての意味と定義をよく理解している方もそれほど多くはないかもしれません。
そこで今回は「インフルエンサーマーケティングとは」というテーマで詳しく解説していきます。
インフルエンサーマーケティングとは①【インフルエンサーとは】
まずはじめにふれる「インフルエンサーマーケティングとは」ですが「インフルエンサーとは」について説明致します。
基本的な事項として、そもそも「インフルエンサー」とは、なんぞや?について説明させていただきます。
「インフルエンサー」という言葉もだいぶ世の中に浸透してきており、耳にしたこともある人が多いのではないでしょうか。アイドルグループが歌うヒット曲のタイトルにも使われているのでその影響もあるのではないでしょうか。
マーケティングのキーワードとしても最近多用される重要なキーワードとなりますが、意味や定義についてしっかり理解されている方は、それほど多くはないのではないでしょうか。
インフルエンサー=influencerとは、影響や感化、効果作用を表す「Influence」を語源としています。マーケティング的には、消費者の購買行動に強い影響力を与える人のことを指し示します。
ちなみに毎年冬になると拡散すウイルスの「インフルエンザ」の語源についても「インフルエンサー」と同様になります。
近年ではネットの活用とスマートフォンの普及によりSNSの活用は、もはや当たり前となっており、メディアにおいての情報伝達手法としてもトップランクの存在となっています。
そんなSNSで多くのフォロワーを持つオピニオンリーダーの存在というのは、かなり大きい存在として世の中に影響を及ぼしています。
特にネットメディアにおける消費者購買意思決定にはダイレクトに刺激を与える発言力は、凄まじく効果の高さと即効性という特徴を持っています。
インフルエンサーの代表格とされるのが認知度の高い有名人となります。人気タレント、ファッションモデル、スポーツ選手、専門家、政治家などとなります。
それ以外でもある一定のコミュニティの中で、支持されている一般人でもインフルエンサーとなり得るのです。
インターネットの発展以前では、主にテレビや雑誌という媒体がメディアでの優先度が高く、誰もが知っている芸能人、スポーツ選手とした「有名人」のみが、「インフルエンサー」の役割を担っていたわけですが、インターネットの発展やブログ、SNSなどのソーシャルメディアが普及後は、例え有名人でなくても一般人を含めたネット上での消費者購買意思決定に影響を与える人を示すケースが多くなったというわけです。
具体的には次のような人が対象となります。
【ブロガー(Blogger)】
多くのPV(ページビュー)を獲得しているブロガー
【ユーチューバー(YouTuber)】
動画共有サービスYouTubeで人気を博しているユーチューバー。
有名なところでは、今や誰もが知っている「HIKAKIN」などです。
【インスタグラマー(Instagrammer)】
写真共有サービスInstagramで多くのフォロワーがいる人です。
インスタグラマーには有名モデルや女優さんなども多数存在しています。
インフルエンサーマーケティングとweb戦略②【メガ・マクロインフルエンサーとマイクロインフルエンサー】
次にふれる「インフルエンサーマーケティングとは」ですが「メガ・マクロインフルエンサーとマイクロインフルエンサー」について説明致します。
「インフルエンサー」と一言で言っても、その影響力には差があります。そんな「インフルエンサー」をさらに細分化したのが、メガ・マクロインフルエンサーとマイクロインフルエンサーです。
この二つのカテゴリ分けについて詳しく説明していきます。違いとしては、一般的にはフォロワー(ファン)数の違いとなります。
【メガ・マクロインフルエンサーの特徴】
フォロワー数が100万人以上のインフルエンサーを「メガ/マクロインフルエンサー」と言います。
圧倒的なフォロワー数を保持している為、世間に対しての影響力はかなり大きい人です。発言力としても、相当大きいものがあります。
一般的には、コメント、リツイート等などのエンゲージメントは低くなる傾向にあります。
【マイクロ/ナノインフルエンサーの特徴】
フォロワー数が数千人~数万人以上のインフルエンサーを「マイクロ/インフルエンサー」と言います。
フォロワー数が「メガ/マクロインフルエンサー」と比較すると情報を届けるリーチ力は劣りますが、エンゲージメント率は高い傾向になります。
「メガ/マクロインフルエンサー」の特徴として、フォロワーとの距離感が近いことから、エンゲージメント率が高くなるということです。つまり一般人に近く寄り添う感覚があるからですね。芸能人とは違い手が届く、友達みたいな感覚の存在です。
その為、一般消費者からのリアルな声が集まることから信憑性は高まるというわけです。
ちなみに上記以外には次に分類わけされます。
「マイクロインフルエンサー」:フォロワー数が1万人~数万人のインフルエンサー
「ナノインフルエンサー」: フォロワー数が1万人に満たないインフルエンサー