設立して10年目の会社がどうやって人を集めてきたか、どのようにして求人方法を変えていくかを社歴とともにステップ踏んで紹介します。
目次
人は財産!まずは出会いを大切に!
最初は5人程度から始まった小さな富山県の人材ビジネスを行う会社が10年で何倍にも成長しました。
会社が成長するにはやはり「人」が最大の財産です。知名度も実績もない未上場の会社ではまずハローワークからの
良き出会いを期待するしか方法しかありません。
面接しては不採用、面接しては不採用の繰り返しの日々もありますが大きな可能性を秘めたダイヤの原石を持つ方もハローワークから出会えた事もあります。
社員の数が10名位になると県内をマーケティングし、もう1拠点新たに出店しました。
次に検討したのは求人情報誌
両拠点ともにハローワークだけでなく、求人媒体にお金を使える方法も選択肢として出てきます。
そこで大事な事はその地域での一番見られている求人情報誌を把握する事です。
富山だけでなく、石川県に出店した際に○○地方なら○○、と地域によってかなりの差がある事を知るのです。例えフリーペーパーとはいえ、一番読み漁られている書籍をリサーチすると問い合わせの数だけでも本当に変わってくると思います。
Webを強化し求人を出稿
仲間が増え北陸地方のみならず、東海地方にも出店していくと、求人媒体にかけられる費用はさらに予算を組めるようになりフリーペーパーのみならずWEBコンテンツにも掲載を始めていきます。
インターネットによるHP閲覧のみならず近年普及を始めたスマートフォンのお蔭でWEB上の求人情報ページも凄い勢いで増えていきました。
フリーペーパーと同じく求人情報WEBサイトにも良し悪しの一面と閲覧数、ヒット数かなりの差が出てきます。
こうして東海地方にも拠点を増やしていった弊社は、ここでようやく「自社ホームページによる求人情報」を専用コンテンツ化し、リアルタイムにどこの営業所で、どんな職種が不足しており、こんなスキルのある方との出会いを求めていると掲載を出来るようになりました。
自社ブランドを認知させることが人の集まりに繋がる
しかし、先にお伝えした求人フリーペーパーやWEBサイト情報には完全に劣るのが「知名度」であり、弊社の社名を検索するしか手段はなく、如何に自社サイトを知ってもらうか、検索してもらうかが鍵になりました。市場マーケティングを重ね、
結果として行き着いたのがフリーペーパーや求人WEBサイトに自社HPの採用コンテンツを広告として掲載しそのブランド名を
名付けていきました。
ブランドを構築した後での「新卒」との出会い!
方法は大学訪問
北陸・東海・関東・東北・関西と順調に拠点を増やし、気が付けば自社のネーミングも、自社コンテンツブランドも世間には
周知をされるようになり、やっと大手企業と同じようにそれまで一度も行う事が出来なかった「新卒者」との出会いにチャレンジが出来るようになります。
今までほぼ中途採用者、第二新卒者のみで固まっている弊社は年齢層の偏り防止は勿論の事、選ばれる企業になる為には新卒者の採用は大きな目標の一つでした。
まず新卒者に巡り合うためにはどうすれば良いかを調べ、何のノウハウもない弊社は大学巡りから始めてみました。
近年よくある合同企業説明会にも積極的に参加をさせていただき、学生からの質問やお問い合わせも徐々にいただくようになります。
しかし、これらの活動には「継続」が必要です。いつでも面接のチャンスがある中途採用者とは決定的に違うのが新卒者とのチャンスは年に1度しか(本人との)チャンスは無いという事です。
なので関東や東海・関西等の主要都市部ではなく、地方都市でまずは実績を重ね新卒者との出会いを求めています。
勿論面接面では落とす為の面接はせずに、一生懸命自社のアピールをする事、インターンシップや入社式等のイベント事も
忘れません。
これからの時代は私たち企業側が採用者に選ばれる時代が絶対にやってきます。その時に昔からの悪しき風習や、改善されていない働き方改革があると本当に厳しい時代になると誰もが思っているはずです。
変わりがいくらでもいるからと胡坐を書いていたり、いつまでも態度だけ大きくいると世間から確実に淘汰をされてしまうと思います。
獲得した人材に対しての丁寧な福利厚生
弊社では働き方改革として、土日祝日の完全休暇、いかに残業をしない、させないかのワークシェアリングを積極的に考えいつの時代でも
求職者から働いてみたい、常に求められる理想の会社を造るように意識をしています。
勿論、ここまでの道のりは容易くはなく、ハローワークからや求人媒体から集まってきたきた古い仲間にはとても多くの苦労をかけてきての「今」があります。そんな彼らが築き上げてきた「人・物」がより成長できるように人事からは精一杯のサポートをこれからも続けていくと共に、良き人材と巡り合える為に何をすれば良いのかを考え行動してまいります。
終いに、会社がうまく成り立つには誰しもがありがとう、感謝の心を忘れなければ互いに成長できるはずです。
出来てないなと思う方がいらっしゃれば実践してみて下さい。