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たかがメガネ、されとメガネ。

日本人にとってのメガネ所有率というのは、非常に高くメガネ大国と言っても過言ではありません。

そんなメガネ大国にJ!NSという企業があります。

というわけで今回は「10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略」について詳しく説明致します。

10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略①【J!NSという企業】


「10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略」というテーマで1つ目に取り上げるのは「J!NSという企業」です。

日本人と言えば「メガネ」の印象が強いのですが、日常的にメガネをかけている人が数多くいらっしゃいます。

早い人では、小学校低学年からメガネを使用する人も多く、学年が上がるにつれ、メガネ使用率は増加していきます。

成人する頃には、非常に高いメガネ使用率となるのが現状です。年齢が高くなればなるほど、メガネ率は上がっていきます。

皆さんも、ご自分のメガネを所有していらっしゃいますか?

視力矯正という意味では、メガネの他にコンタクトレンズがあります。これらは、視力矯正器具の利用という形で、視力を補正しています。

その他には、手術という方法もあります。近年では視力回復にレーシックなどを行う方も少しずつ、増えています。

それでも最もポピュラーに、手軽に視力矯正できるのがメガネです。

そんな私達、日本人にとっては、非常に身近なメガネを提供しているのが「J!NS」です。

全国にチェーン展開しているだけに、ご存知の方も多い企業ではないでしょうか。

J!NSのメガネを愛用しているという方もいらっしゃることでしょう。

J!NS!は、メガネの生産、販売を行っている企業であり、メガネ業界では業界第二位というボジションにいる企業です。

ちなみに業界一位となるのは、「メガネトップ」です。

メガネという、アナログ的であり、これまでに存在している既存の商品に対し業界二位まで上ったJ!NSのビジネス戦略には、非常に注目すべきものがあります。

メガネに対する私達の印象は非常に身近なものであります。

眼鏡は格好悪い、お洒落に欠けるというイメージもこれまで、どこかありました。

メガネをかけると、どこかおかたいイメージや真面目っぽさが残り、顔もメガネと一体となる「メガネ顔」になってしまう印象もありました。

日常的にメガネをかけている人にとっては、メガネは顔の一部のようなものであり、その人本人の個性を現すものとも言えるのです。

これまで比較的ネガティブなイメージもあるメガネに対し、まさかイノベーションが生まれるとは、誰も想像していませんでした。

しかし、それを変えたのがJ!NSと言えます。

J!NSは、単なるメガネというイメージから、アイウェアとして、イメージを大きく変えたのです。

10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略②【J!NSの起こしたイノベーション】


「10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略」というテーマで2つ目に取り上げるのは「J!NSの起こしたイノベーション」です。

J!NSが発売した商品として独自のメガネが「J!NS PC」でした。

J!NS PCは、視力矯正のメガネというわけではなく、パソコン用のメガネとして登場しました。

パソコン用のメガネというのは、それまでメガネ業界には、存在しなかった商品となります。

ビジネスやプライベートにおいても、すっかり浸透したパソコンですが、モニタを見る時間が増加することにより、目への負担も増加しました。

モニタから出るブルーライトという可視光線をカットすることによって目への負担を和らげるというバソコン用の眼鏡となります。

パソコン作業が非常に多いビジネスシーンにて非常に長時間の間、モニターとにらめっこするような形になり、ニーズというのは、非常に高いのです。

もちろんパソコンのみならず、スマートフォンやタブレットPCなどの利用時でも使えます。

J!NSオリジナルの独特のJ!NS PCは、時代のニーズに上手くマッチし消費者に受け入れられたことにより、累計350万本超のヒット商品となったのです。

視力矯正用の普通のメガネも含めれば、年間550万本というメガネを販売する企業となったのです。

業界的にもメガネ業界というのは、これまでほとんど大きな変化という変化はありませんでした。

だからこそ、必要以上に新たな視点をとり入れることというのは、一企業という単位のみではなく、停滞した業界全体から取り組む必要がありました。

つまり、逆を言えば視点さえ変えればまだまだ業界を生まれ変わらせるだけの可能性というのは、多いに秘めていたわけです。

J!NSが起こした革命とは、J!NS PCによってターゲット層を広げたことです。

従来までのメガネのターゲットとなるのは、目が悪い人です。

視力の良い人というのは、そもそもメガネに興味がないという以前にニーズ自体がないのです。

つまりターゲットとしては、そもそも限定的であり目が良い人がメガネ屋に足を運ぶなんてことはなかったのです。

しかし、J!NS PCは視力が良いか悪いかは関係ないのです。

J!NS PCのターゲットとなるのは、視力という観点ではなく、全てのパソコンユーザーがターゲットとなるわけですから、これまでの視力という観点以外の層をも顧客ターゲットとして含めることができるのです。

これは、ターゲット層の裾野を広げるという意味では非常に価値あるものではないかと思われます。

結果としては、それをきっかけとして当然、事業規模は拡大することになりました。

なんせメガネ業界におけるターゲット層へのアプローチという面では、これまで持っていた常識というスタンダードを大きく変えたのですから。

これまでのメガネに対する私達のイメージから、違ったところで付加価値を付け、新たな価値を付けたことは非常に大きなきっかけとなったのです。

メガネというもののスタンスをこれまでと全く違う新たなスタンダードに変えたのがJ!NSという企業なのです。

10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略③【J!NSの目指す成長戦略】


「10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略」というテーマで3つ目に取り上げるのは「J!NSの目指す成長戦略」です。

J!NSが今後、国内のみに留まらず、世界戦略という意味で成長していくための戦略とは、いったいどのようなものなのでしょうか。

メガネを対象とするのは、メガネ大国日本のみならず、マーケティングシェアとしては、全世界が対象となります。

グローバル化社会の現代においては、成長戦略としての世界展開というのが、もはや当たり前のこととなっています。

そんな中J!NSが行う成長戦略は、意外なほどシンプルなもので、「商品戦略」と「出店戦略」というこの2つが基本となります。

ニーズとクオリティの高い商品を数多く揃え、店舗を増やし続けるという製造小売業)としては、実に基本に充実な戦略を実行しようとしています。

出店、商品、マーケティングなどの全てに対して成長戦略の実行スピードを早めていくことが業界をリードし新たなニーズを生み出していくJ!NSのやり方なのです。

眼鏡業界に風穴を開けるという企業の存在感と、スタンダードで変わり映えのしない業界というイメージを覆しイノベーションを起こす力がある企業ではないでしょうか。

その成長戦略と実行力は日本のみに留まらず欧米やアジアを中心に展開しています。

メガネ業界という特に「プロダクト」のみにに注目されがちな業界ですが、機能性や実用性、デザイン性という商品そのもののクオリティだけではなく、マーケティングという意味でも戦略的にとらえれる部分が実に大きいのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「10分で学ぶ!J!NSのマーケティング戦略」というテーマで詳しく解説致しました。

モノに溢れる現代において、モノは売れない時代と言われています。

消費そのものに対する価値観というのが非常に大きく変わったことにより影響というのがあることが事実です。

モノを所有するということよりも、サービスを利用し、体感価値を得るという消費のほうが、顧客の満足度を高めるため、それが受け入れられるような傾向にあります。

しかし、日常生活においては、必ず必要なモノがあり、なくてはならいモノというのが必ず存在します。

モノを所有するという価値観においては、メガネは、個人にとって必要不可欠なモノとなります。

所有物としてのモノの価値観が失われることのないメガネとという商品価値を独自の戦略によって切り開いたJ!NSには、発想としてのビジネスの根本的姿勢があります。

状況に応じて、各企業、業界によって異なる戦略を上手く用いている 点がJ!NSの非常に優れた点と言えるのではないでしょうか。


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