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新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、早い段階から窮地にあるのが「飲食店」。

今回、苦境に立たされる飲食店の経営において、多くの固定費がかかるということがわかりました。

というわけで今回は「リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費」について詳しく説明致します。

リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費①【飲食店にかかる経費とは】


「リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費」というテーマで最初に取り上げるのは「飲食店にかかる経費とは」です。

2020年、誰しも予想できなかった新型コロナウイルス感染拡大の影響は、これまでに例を見ないほどの状況となりました。

出口の見えない状況に多くの人が困惑し、経済も正常時とは、全く異なる状況となりました。

様々な業種・業界が外出自粛により影響を受ける中でも特に顕著にその経営状況が悪化したのが飲食店です。

そんな飲食店ですが、今回のコロナ渦の影響もあり、数多くの店が閉店、倒産に追い込まれてしまったという事実があります。

飲食店の経営というのは、実は相当難しいものがあり、長年続けてきた店や有名店なども閉店に追い込まれているのです。

とにかく人と人との接触機会をできるだけ避け、密状態を作らないという条件は、飲食店から客足を遠のけたことになります。

また例え時短で営業をしていたとしても、万が一そのお店から感染を広げたらというリスクもあることから、社会的影響と責任感、安全性を考慮し営業自粛するお店も多数ありました。

飲食店の場合は、大手企業が運営するチェーン店もあれば、個人でお店を開いている方も多数いらっしゃいます。

そして今回、ニュースや情報番組などで報じられていたのが、現在の飲食店オーナーの苦境の現実でした。

そこで、改めてわかったことは、飲食店を運営していく為には、毎月多額の固定費がかかるということでした。

特に自ら飲食店を開業したオーナーの方なら、経理なども自ら行うことが多いと思われ、今回のコロナ渦では非常に頭を悩ませたことでしょう。

飲食店にかかる固定費を含めた経費には、いったいどのようなものがあるのでしょうか?

経費というのは、事業を行う上では必ずかかるものです。

そして経理には、経費にできるもの、できないものがあります。

お店の経済となるのは、変動費と固定費の二種類があります。

変動費は売り上げや販売量によって増減があり、変わっていくものとなります。

飲食店の場合、変動費として関わってくるのが、食材の仕入れです。

食材は生産状況、季節などによって変わってきます。特に野菜などは、天候条件によって生産量が変わってきます。

さらに水道光熱費、販売手数料などといったものも変動費となります。

また人件費などの一部も変動費となります。お店の客入りがよく忙しければ、残業代なども変わってくるからです。

それに対して固定費というのは、毎月必ずやかかる一定のお金のことです。

店舗の家賃などが固定費にあたります。

お店を経営する上では、変動費と固定費の経費を合わせ、売上の90%以下にする必要があります。

このことを基本としてお店を運営していく必要があるのです。

しかし、飲食店の経営というのは、並大抵のことではありません。

というのも、いくら自分の店で頑張って営業をしても、必ず外部的要因によって左右されるからです。

今回の新型コロナウイルスの一件が、典型的な外部要因となる例です。

飲食店を経営していくには、大なり小なり波があることを理解しておかなければなりません。

リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費②【具体的な飲食店の経費とは】


「リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費」というテーマで2つ目に取り上げるのは「具体的な飲食店の経費とは」です。

飲食店の経費には、変動費と固定費があることは、わかりましたが、さらに具体的にどのようなものがあるのかまとめてみました。

【仕入れ】

食材やドリンクなどの仕入れ原価です。

提供するメニューの材料です。これは、かならずかかります。

さらに食べ物だけに毎日の仕入れが必要となりまし、食材の管理や保管も大切です。

材料というのは、美味しい料理を提供する上で、調理以前の問題として、大きく関わってきます。

素材が良い上に丁寧な作業によって違いはでます。

材料費というのは、常に意識する必要があり、あまりに高くなってしまうと経営そのものを圧迫してしまうことになりかねません。

では、材料費を抑えることばかりに集中してしまえば、その分、料理のクオリティは確実に下がります。

材料費は、収支と料理のクオリティの割合を適正に保つ必要があるのです。

【家賃】

次に店舗の賃料です。これも毎月必ずかかる経費となります。

経費の中でもお店を存在させる為の重要な経費です。

家賃についても、適正な家賃である必要があります。

比率としては、売上の7~10%となります。

今回のコロナ渦の影響で最も痛手となったのが、この家賃だと言われています。

お店を維持していく為の家賃が払えずに閉店に追い込まれたお店も多数あります。

お客が来ず売上がない状態が続けば、家賃の支払いだけでも、すぐに資金はつきてしまうという状態となるのです。

【人件費】

人件費も必ずかかります。調理をする人、接客、運営スタッフなどは必ず必要です。

飲食店は比較的営業時間が長いことから、スタッフのシフト管理が大切となります。

シフト管理が上手くできないと無駄な経費を出してしまうことになります。

その他、人材確保の為のコストも経費となります。

【広告費】

集客の手段として、お店の存在をアピールする為にも広告費も必要となります。

【備品】

その他、数多くの備品も必要となります。雑費ともなりますが、お店でお客を迎える為には、様々なものが必要となります。

ティッシュやトイレットペーパーなどの消耗品などの備品、テイクアウトを行うならは、持ち帰り用の容器なども必要となります。

リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費③【コスト削減】


「リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費」というテーマで3つ目に取り上げるのは「コスト削減」です。

飲食店の他、事業を行う上で必ずかかってくるのが経費ですが、経営者としては収支のバランスをとることが必然です。

例え売上が多くても、その分、経費が高ければ赤字経営となります。

その上で変動費と固定費というコストをいかに抑えていくかということが運営の上では重要なポイントとなります。

まずは、固定費の削減を考えましょう。

割合的には、変動費より固定費のほうが高くなるケースがほとんどといってよいでしょう。

つまり固定費を抑えることができれば、必然的に営業利益もアップするというわけです。

固定費として最も高くなるのが、やはり家賃です。

ここで必要となるのが、大家さんとの交渉となるわけです。毎月の固定費となる家賃を値下げしてもらうだけで、固定費としてはかなり減らせます。

その他、銀行の振込手数料の削減なども大きいものがあります。

人件費については、徹底した従業員のシフト管理が必要となります。

余剰要員を出さない反面、余裕をもった人材確保が必要とされます。

飲食店において難しい問題としてあるのが人材確保です。

少子高齢化の現代、労働人口の不足により人材の確保は、飲食店に限らず難しい一面があります。

特に飲食店となると、アルバイトなどの時給が低いことと、労働条件の厳しさから、なかなか人材確保が難しいところなのです。

このような状況から、以前に比べ人材確保の為にアルバイトなたどの時給も高くなりましたが、人件費もコストとなることから、収支とのバランスを上手くとりたいものです。

そしてコスト削減だけではなく、集客面でも考慮する必要があります。

特に集客面でコストとして意識するのは、広告・宣伝費です。

しかし、この広告費自体を抑えることは可能です。

飲食店が集客の為に行う効果的な手法として「口コミ」があります。

現在、無料で利用できるサービスも多数ありますので、ウェブサービスなどを活用すべきです。

そして、店舗自ら情報発信しなくても来店客のブログやインスタなどで情報発信してもらえば、ネットから拡散させることは可能です。

飲食店オーナーとしては、ウェブマーケティングの知識を高め集客に繋げるということも必要となってきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「リアルマーケティングに迫る!飲食店にかかる固定費」というテーマで詳しく解説致しました。

「飲食店」というのは、人の心を豊かにしてくれます。

それだけに「飲食店」の存在というのは、生活においていかに重要であるものかということを、実感できた一面もあります。

人を楽しませ、喜ばせる店舗経営の裏には、経営者の日々の努力が必要となります。

経営においても、今の現状では重くのしかかる固定費というものが、いかに重要であるかがわかりました。


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