皆さんはお寿司好きですが?魚好きの日本人なら誰もが好んで食べるお寿司。
お寿司といえば気軽に食べられる開店寿司がありますが、そんな中業界で注目を集めるのが『くら寿司』です。
というわけで今回は「時代に合わせて変化する『くら寿司』のビジネスモデルとは」について詳しく説明致します。
時代に合わせて変化する『くら寿司』のビジネスモデルとは①【くら寿司のコンセプトとターゲット戦略】
「時代に合わせて変化する『くら寿司』のビジネスモデルとは」というテーマで1つ目に取り上げるのは「くら寿司のコンセプトとターゲット戦略」です。
時代の変化に合わせて柔軟に対応していけるかどうかで、ビジネスの成否は変わります。
変化の劇しい時代における現代では、ありとあらゆる商品やサービスが存在している状況ですが、顧客ニーズというのは高まる一方です。
多様化する顧客ニーズに応えようとする企業が増加しており、ニッチな分野にまで、顧客ニーズというのは高まっています。
そんなニーズを満たすために、様々な商品や顧客満足度を高めるための行きた届いたサービスをし売り手である企業は、買い手である顧客にアプローチしていきます。
様々な産業がある中「食」という人間には欠かせない産業もまた時代の中の大きなトレンドを生み出します。
「食」には、国民性が如実に現れ、食べるものも、食べ方や習慣なども世界で全く異なります。
そんな「食」の世界で、日本が世界に誇るのが「寿司文化」です。
日本人なら、比較的誰でも好んで食べるのがお寿司ですが、世界でもこの日本の寿司文化が認められています。
今では、世界の各所で日本のお寿司を食べることは、できます。とは、言うものの日本のお寿司を真似ただけのレベルのものもあり、クオリティ的には、まちまちです。
日本の寿司文化にも様々なスタイルがありますが、外食産業として、安価で手軽にお寿司を楽しめるシステムとして登場したのが「回転寿司」です。
皆さんも、一度は訪れたことがあるのではないでしょうか?
目の前をレーンに乗ったお寿司のお皿が通り過ぎれば、ついつい何枚も手を伸ばしてしまうのではないでしょうか。
回転寿司といえば、様々な企業が存在しまず、全国チェーン展開している大手回転寿司チェーンも存在します。
そんな回転寿司チェーンの中で、今最も勢いがあり、顧客からも評価されているのが「くら寿司」です。
「くら寿司」が目指しているのは、世界一映える寿司屋というコンセプトの元にる「くら寿司 原宿店」をオープンし、若い世代に対しても積極的に、その存在をアピールしています。
奇しくも新型コロナの影響で、飲食業界全体がかつてないほどの苦境に立たされました。
コロナ禍という中でも消費マインドというのは、高まるばかりですが、特に若い世代をターゲットとした戦略をくら寿司は、明確に打ち出しているのです。
くら寿司がターゲットとしているのが、「Z世代」という若い世代です。
くら寿司のメニューラインナップは、他とは少し違う独特名メニュー構成なのです。
例えば自動クレープ機が焼き上げる2クレープなどは、回転寿司チェーンの中では、業界初の導入など他社とは、違うこれまでにない斬新な発想が話題となっています。
時代に合わせて変化する『くら寿司』のビジネスモデルとは②【くら寿司のビジネスモデル】
「時代に合わせて変化する『くら寿司』のビジネスモデルとは」というテーマで2つ目に取り上げるのは「くら寿司のビジネスモデル」です。
気が付けば全国チェーン展開となった身近なメジャー回転寿司チェーンとなった「くら寿司」ですが、いったいいつぐらいから存在しているのでしょうか?
くら寿司が創業したのは、1984年。最近になって参入した新規参入企業かと思っていられる方もいらっしゃるかもしれませんが、業界の中での歴史もそれなりの実績があるのです。
創業当時から「100円で本物」というキャッチフレーズを掲げ、安価で美味し安全な回転寿司の提供を開始してきました。
くら寿司を運営するのが「くらコーポレーション」です。
くら寿司の特徴と言えるのが「無添」です。
くら寿司で提供される食材全ては、化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用していないのです。
顧客の立場にたって考えた時、「食」を提供する立場としての本来の立場がそうさせたというわけです。
実際に外食産業を運営するにあたり、やはりコストは考えなければなりません。
食材も高騰する中、こだわりを持てばそれだけコストはかさみます。しかし、食材にこだわるからこそ、顧客から評価されるということもありえるのです。
「食」を提供するわけですから、食にこだわるのは、当たり前と言われそうですが、そこにこだわることは外食産業ならではという難しさも当然あるのです。
そのように飲食店として、まずは顧客に安心、安全な食べ物を提供する食へのこだわりを持つ、くら寿司が時代に沿ってた新たな戦略を生み出しているのです。
くら寿司のビジネスモデルについて詳しく分析してみましょう。
まず顧客セグメントとしては、次のようになります。
- Z世代の若者そう
- 安全、低価格でお寿司を食べたい人
- 子連れのファミリー層
くら寿司の特徴である「無添」ですが、安心できる無添加のお寿司を低価格で食べたいという人達のニーズを叶えているのです。
やはり、お金のない若い世代の人達についてからも利用しやすいというのがあります。
手頃に食べれて手が出しやすい価格帯ということもあり、食旺盛な若い世代の胃袋を満たしているのです。
また手軽さ美味しさだけではなく、「世界一映える寿司屋」を目指しており、若い世代がSNSでシェアしたくなる様々な仕掛けを作っているのです。
10代~20代という若い世代の消費者が非常に多く見られるのが特徴です。
また小さいお子さんを持つ若い夫婦世代というファミリー層からも支持されています。
無添加食材を提供するくら寿司ならではの安全性ということもあり、小さいお子さんにも食べさせやすいということもあるのです。
子供が喜びそうな仕掛けもしており、新幹線の高速レーンや「びっくらポン」というゲームサービスもあり、子連れファミリー層からの人気も非常に高いのです。
次に提供価値としては、次のようになります。
- 映える寿司屋を目指している
- 新しい体験を提供
- 無添加で安心なお寿司を低価格で提供
- 他店よりも豊富な充実したサイドメニュー
高速レーン、びっくらポンなど子供が楽しめる工夫
時代に合わせて変化する『くら寿司』のビジネスモデルとは③【販売チャネルと収益の流れ】
「時代に合わせて変化する『くら寿司』のビジネスモデルとは」というテーマで3つ目に取り上げるのは「販売チャネルと収益の流れ」です。
くら寿司の最大の特徴である売りは、やはり提供する商品そのものとなりますが、全食材において化学調味料、人工甘味料、合成着色料、人工保存料など全くの不使用なことから、安心なお寿司を低価格で提供していることです。
また、他店よりサイドメニューが充実していることから、お寿司以外が食べたい時でも気軽に利用できるのが特徴です。
次にチャネル販路については、以下のようになります。
- 店舗
- テレビ番組
- SNS
くら寿司が話題となるのは、度々テレビ番組でも取り上げられていることがあります。
ネット全盛と言われている現在でも、実際にはテレビ番組の影響というのは非常に大きく、放映後は行列ができるのです。
また顧客自らががSNSで積極的に情報発信をしてくれることにより、次の顧客を呼び込むというサイクルが成り立っているのです。
このように顧客との関係性も非常に良好であるくら寿司は、顧客に楽しんでもらえる店舗作りを積極的に行っているのです。
- 顧客が楽しめる店舗づくり
- 子供も楽しめるびっくらポン
- サイドメニュー拡充による居酒屋ニーズ
収益の流れとしては、店舗でのイートインのみならず、テイクアウトのニーズも非常に高いのです。
テイクアウトからの収益としての割合も高いこともポイントと言えます。