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混沌とする情報社会の中で、私達は何を基準に生きており、価値観を求めるているのでしょうか。

1つの基本とするならば、ビジネスにおいても基本となる明確なものがあります。それが損益計算書です。

というわけで今回は「初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?」について詳しく説明致します。

初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?①【損益計算書(PL)とは?】


「初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?」というテーマで1つ目に取り上げるのは「損益計算書(PL)とは?」です。

毎年、多くの新社会人の方が社会に飛び出すわけです。

どんなに地位や名誉がある方であっても最初は、誰もが新人であり、誰にしろスタートというタイミングはあるわけです。

ビジネスを学んでいく上では、当然知識を得るという事前準備も必要となりますが、ビジネスは、やはり実践で経験として得られるというところに価値の積み上げがあるのです。

そうした価値の積み上げが、ヒューマンスキルを高め、プロフェッショナルとしての人材を社会全体で育成していく必要性があるのです。

しかし、社会人の全ての方が均一的にビジネススキルを持つとは限らず、全く一定ではありません。

社会経験の長い方でも、偏った専門的知識ばかりに依存してしまう場合があるのです。

複雑化する現代ビジネスにおいては、全てを把握しオールマイティなプレイヤーとなることは、極めて難しくなります。

というより、オールマイティに対応できるプロフェッショナルなど存在しないと言っても過言ではありません。

専門性を持つからこそ、プロフェッショナルと言えるのですから。

さて、話しをビジネスに戻しましょう。

ビジネスそのものの基本的観点や考え方、捉え方には、実に様々な受け取り方が存在します。

多種多様なビジネスモデルやアプローチなどがありますが、そうは言っても「基本」というとのが必ずあるわけです。

ビジネスの基本となるのが決算書です。

いわゆる、決算書とは、貸借対照表と損益計算書からなります。

決算書となると企業の経理部門や経営者の方のみは、当然気にするとこらではありますが、一般の社員の方であっても決算書がきちんと読めれば、ビジネススキルとして役立つことには、違いはありません。

また企業の経営層であれば、決算書をきちんと読めることは基本で、自身や自社のビジネスの状態を常に把握しておく必要性があるからです。

決算書というのは、わかりやすく言えば、企業の成績となります。

自分自身の成績をまずは、しっかりと把握しなければなりません。

損益計算書というものは、企業にとっては、一定期間の経営成績となりますから、まずは見方、読み方、書き方がしっかり理解できていなければなりません。

損益計算書の他にも決算を読みとくための重要な要素として、3つの財務諸表が存在します。

その3つとは、次の3つとなります。

  1. 損益計算書
  2. 貸借対照表
  3. キャッシュフロー計算書

上記の財務3表は、経営においては、どれも欠かすことのできない重要な書類となってきます。

3つの内、キャッシュフロー計算書は、起業したばかりの年については、最も重要となる書類です。

初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?②【損益計算書と貸借対照表】


「初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?」というテーマで2つ目に取り上げるのは「損益計算書と貸借対照表」です。

さて、このように企業の現状を把握する上で重要になる書類は、いくつもありますが、その中の1つである損益計算書とは、よく耳にするもののどのような書類なのかを理解している方は、意外と少ないのではないでしょうか。

損益計算書は決算書の一つであり、一定期間の会社の経営成績を示す重要な書類となります。

Profit and Loss statement=「PL(P/L)」と業務上では、略して言われることも非常に多いのです。

損益計算書(PL)は、次の3つの要素から構成されています。

1. 収益
どれくらい稼いだか?2. 費用
得られた金額の内の費用は、どれくらいかかったか?3. 利益
どれくらい儲かったか?

ということになります。

損益計算書を確認することによって、いくら使ってどれだけ売上があったのかを読み取ることができます。

損益計算書と同じくらい重要になるのが、「貸借対照表」です。

貸借対照表も、非常によく耳にする書類となるのではないでしょうか。

損益計算書と貸借対照表は、よく混同されがちですが、異なる書類となるので、使い方と意味の棲み分けをしっかりとしておきましょう。

どちらも重要な決算書類となりますが、具体的な違いは次に示す通りで、企業の財政状態を表すのです。

  • 損益計算書: ある一定期間
  • 貸借対照表: ある一時点

貸借対照表は、次の要素で構成されています。

1. 資産
現金、商品、固定資産2. 負債
借入金、未払い金など3. 純資産
返済する義務のない自己資本

損益計算書と貸借対照表は全く異なる書類となりますが、この2つの書類は企業の状態を把握するには、非常に密接な関係性を保つ書類と言えるのです。

初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?③【損益計算書(PL)の見方、読み方】


「初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?」というテーマで3つ目に取り上げるのは「損益計算書(PL)の見方、読み方」です。

ここまでで損益計算書とは、どのような書類であるかは、理解していただいたかと思いますので、ここからは実際に業務などに役立てるために、見方、読み方について説明していきます。

まず損益計算書を見る期間というのは、1年間となります。

年間の中で、企業で発生した、全ての収益、費用を表しています。

つまり、損益計算書で見るのは、収益と費用の2つとなります。

この2つがポイントとなりますので、基本として覚えておきましょう。

収益は3つ、費用は5つに区分けされています。

では、まずは「収益」の見方、読み方から説明していきます。

収益は次の3つに分けられます。

1. 売上高
主たる営業活動によって獲得した売上2. 営業外収益
主たる営業活動以外によって獲得した売上3. 特別利益
上記以外の臨時的事由により獲得した売上

次に「費用」の見方、読み方について説明していきます。

費用は、次の種類があります。

1. 売上原価
売上高に関わる仕入れと製品の製造にかかる費用2. 販売管理費
主たる営業活動としての販売活動や管理等にかかる費用3. 営業外費用
主たる営業活動以外の活動にかかった費用4. 特別損失
上記1〜3に該当しない臨時的な事由により生じた費用5. 法人税、住民税及び事業税
法人所得にかかる各種税金

次に「利益」の見方、読み方について説明していきましょう。

利益は、企業の儲けであり種類としては、次の5つがあります。

1. 売上総利益
売上高から対応する売上原価を引いた利益。
よく言われる粗利はこの部分のことです。2. 営業利益
売上総利益から、販売費及び一般管理費を引いた利益。
主たる営業活動から生じたもの。3. 経常利益
営業利益から、営業活動以外の活動から発生した収益・費用を加減した利益。通常の活動により生じたもの。4. 税引前当期純利益
経常利益から、臨時的に発生した特別利益・損失を加減した利益。

5. 当期純利益
税引前当期純利益から法人税、住民税及び事業税を引いた利益。

これらの書類というのは、企業の財務状況を把握する上では、企業の全ての経営活動の結果となります。

様々な側面から、業務を、そしてビジネスを見るために損益計算書には様々な項目が養育されております。

各項目には、様々な計算がなされておりますが、1つ1つの項目と数値には、それなりの意味があるのです。

それらの数値を確認するためには、日々の記帳というのが大切になります。

記帳という意味では、現在ではシステムを利用し日々の経理データをデータベースに登録していくことになりますが、誤入力をしてしまった場合、誤った損益計算書が出来上がってしまうことになります。

この結果、正しい収益力の把握が難しくなってしまうのです。

日々の経理業務の1つ1つが企業を大きく支えていることに繋がるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「初心者でもわかるビジネスの基本!損益計算書(PL)とは何か?」というテーマで詳しく解説致しました。

ビジネスの基本として、損益計算書を読み解くことにより、
どの商品やサービスが消費者ニーズにあっているか、すなわち、売れているのか、いないのか?儲かってるのか、儲かってないのかが明確にわかるようになります。

その上で企業として、さらに儲かるためには、どうすればよいのかを企業としては、検討するわけですが、そのためには、まずは自社の利益が実際にどうなっているのかを把握していく必要性があります。

月次決算を組むことにより現状を把握することは、企業としては、どこも行っているかもしれませんが、そのような基本がビジネスとしては、大切になるのです。


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