介護施設の人事担当者の方は、どのような方法で人材を募集しているでしょうか?ここで気になるのがやはり費用面のことです。そこで今回は、優秀な人材を集めるための費用と人材の質の関係についてご説明します。
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介護施設の求人ツールランキング!そのツールが費用対効果がいいの!?
介護施設の人事担当者の方が、求人をする際に気になるのが費用面です。できるだけ、優秀で良い人材を集めたいというのはやまやまなのですが、それでも費用がかなり掛かる方法はどうしてもコスト面での負担増で、運営サイドとしてなかなか無図増しい面があります。そこでどのような方法がよいのかを、コストと人材の優秀さという点から比較してみたいと思います。
主に介護施設の人事担当者の方が、人材を募集するのに活用できるのは次のような方法です。
人材紹介会社
一つ目は、人材紹介会社です。こちらは、地域によって大小、さまざまな会社がありますが、福祉や医療中心のところもありますし、一般的な人材紹介サービスもあります。
求人活動にかかる負担がなく、募集、応募、人選、面接など全て人材紹介会社が行ってくれます。ですので、そういった負担が全くかからないのはかなり採用の業務負担を減らすことになります。
月給の何か月分などのような契約になっているので、この費用は多大です。また、福祉業界のようなケアを含む対人業務がある仕事ですと、単純に学歴、職歴だけからは判断できない人間性やその職場に合致する人材化というような事柄があるので、人材紹介会社による人選が100%正しいわけではないことが多いです。
そして、採用のノウハウが蓄積されないので、ピンポイントで誰かを雇いたい場合は良いのですが、今後の求人活動に生かされません。
WEBからの求人
二つ目とてしては、WEB媒体からの求人があります。
こちらは費用面の点からは、さまざまな媒体があるので、費用が比較的高い媒体もあります。
例えば、応募条件などを限定したり、スカウト機能などで優秀な人材にこちらからアプローチすることもできます。デメリットとしては、もし採用にいきつかない場合でもコストがかかります。
紙媒体での出稿
三つ目としては、紙媒体です。
たとえは、新聞の折り込みチラシや求人誌への掲載などがあります。費用は、原稿サイズによって掲載料金が設定されていますが、媒体によって様々です。全国新聞へ掲載だと、何百万かかりますが、地元のチラシ折り込みであれば、数万円程度の負担となるように設定できます。
これは部数を抑えるとそれだけ費用対効果がさがるので、そのあたりは事業所の判断となります。
折り込みチラシであれば、自分から持ち込めば、地元の人だけに届くようになるので最小限に費用を抑えてより効果をもたらすことができます。
デメリットとしては、コスト面に比べて、問い合わせが1件、2件ということも多いので、必ずしも採用に至るとは限らないことです。そして、紙面の幅もある程度限られているので、情報量としては少ないです。
SNSを活用した求人
四つ目としては、SNSを活用した求人方法です。最近は、若い方は特にこのSNSを通じた情報収集や仲間とのコミュニケーションが主流となりましたので、年代的に若い人をターゲットにしたければ、かなり主力な方法となります。
費用としては、アカウントの開設は無料のところがほとんどで、求人を掲載するのに有料広告となっているところもありますが、一般に個人のページに掲載するのであれば無料です。
とにかく、目にする方が多いので、興味があろうがなかろうが、その広告を目にする人数としてはかなり多く期待できます。そして、公募だとどうしても決まった層(求職活動をしている、地元の人など)となってしまいますが、そういった個人の条件にとらわれず、広い層に情報が流布します。そのため、一般の求人媒体では出会えなかった思わぬ人材が集まるというメリットがあります。
デメリットとしては、常に情報を発信する必要があるので、アカウントを開いたら日々更新していかないといけません。
でないと情報が古くなり、何年も前の求人を見て応募者が集まるということはほぼ期待できないでしょう。それから、コミュニケーションツールとしては良いのですが、実際に求人を主目的としているわけではないので、採用に至る確率は他の方法に比べると低いです。
ハローワークを通じた求人
五つ目としては、ハローワークを通じた求人方法です。
デメリットとしては、掲載から選考、採用までのプロセスはかなり長いです。
そのため、すぐに決まるわけではない、つまり急募の場合にはかなり困ります。そして、集まる年齢層としては高年齢で、人材としては比較的無資格や未経験の方が多いのが実状です。
最近は福祉資格をサポートする講座なども増えているので、講座受講直後の申し込みなども多いといいます。