マーケティング活動においては、様々な手段が存在しますが、まず第一のステップとして行うのがマーケティングリサーチです。
何においても、まずは調べることからはじまります。
というわけで今回は「マーケティングリサーチとネットの情報」について詳しく説明致します。
マーケティングリサーチとネットの情報①【とりあえず調べるなら】
「マーケティングリサーチとネットの情報」というテーマで最初に取り扱うのが「とりあえず調べるなら」です。
マーケティングを語る上で、まず最初に必要となるのが情報です。
情報は現代社会にとっては、全てにおいてのスタートポジションとなります。
現代人や社会の構成は、世の中に存在している情報に左右されていると言っても過言ではありません。
情報によって予測ができ、対応ができます。それによって多くの選択肢が増加するわけですが、情報によって危機を回避できたり、損得も関係してきます。
現代に生きる人々にとって、目に見えない情報というのは、日常の中においても必要不可欠となっているのです。
日々情報は生み出され蓄積されていきます。
恐らく人類が消滅などしない限りは、情報の更新が終わることはないでしょう。
情報取得の手段もまた増加しており、あらゆる手段が存在しています。
ネットからの情報は、ニュースサイトや SNS など、ありとあらゆるデータが常に発信されています。
こちらが特に望んでいない情報でも、自動で取得され、目にすることができます。
ネット上には、とにかく様々な情報が溢れ返っています。
しかし、ネット上には、どんな情報も存在しているわけではなく目にすることができない情報もあります。
企業などの機密情報など独自の情報は、もちろん目にすることはできませんが、機密情報であってもクラウド上に実際に保持している情報もあります。
企業などの機密情報の他、国家レベルの機密情報などももちろん開示されていませんが、全国民の何割かは、それらの機密情報を見る権利があるのです。
そのように世の中には、様々な情報が存在し、閲覧できるもの、できないものとの両方が存在しますが、一般的にスマートフォンなどで、調べる時には、皆さんはどうしているでしょうか？
調べた結果、およそ8割の方がWikipediaやNAVERという「まとめサイト」に頼っているということです。
または、単純に検索して各サイトを訪れリサーチするということです。
マーケティングにおいての戦略を策定する上で、まず行うべきは、世の中のニーズやトレンドを知ることです。
現在のニーズを知ることによって、消費者が今求めている物を満たす為、企業などの売り手は消費者ニーズに応えようと努力しています。
マーケティングの基本というのは、常に顧客目線で考えることです。
つまり買い手目線で考えることが基本中の基本なのです。
その為には、マーケティングリサーチは、マーケティング活動の企画段階として非常に重要な工程と言えるのです。
このマーケティングリサーチは、様々なプロセスにおけるマーケティング活動のゴールまでを左右することになりかねません。
マーケティングリサーチは、決して相手（顧客）に対してのリサーチのみが必要というわけでも限りません。
リサーチは、顧客のみではなく、自身についてのリサーチも必要です。
マーケティングを仕掛ける側の企業としては、自社の市場での立ち位置を把握することが必要不可欠となります。
なぜなら、マーケティング活動は、企業によって、取り組むスタンスや戦略が異なるからです。
その企業のコンセプトに合致したマーケティング活動を行う必要があるからです。
さらにマーケティング活動を行うには、必ずコストがかかります。
コストを考慮するならば、マーケティングリターンに適したコスト内で行う必要があるからです。
上記のようにマーケティングリサーチにおいては、売り手と買い手の両面からのリサーチが必要であるということを理解しておきましょう。
マーケティングリサーチとネットの情報②【錯綜する情報とマーケティング】
「マーケティングリサーチとネットの情報」というテーマで2つ目に取り扱うのが「錯綜する情報とマーケティング」です。
物事を調べる時にスタンダードな方法としては、スマホでサクっと検索することですね。
現代では、いたって普通のこと、誰でも行っています。
ネットからの情報取得は、とっても手軽で簡単です。
表面的な情報なら、いつでもどこでも手に入れられす。
そんな手軽に入手できる情報についての信憑性については、どうなんでしょうか。
実際に皆さん普段からよく利用されている、まとめサイトなどの情報については、どのように感じているのか？
実際にネットで検索する場合には、googleでの検索結果の上位から見ていくというのが一般的なようです。
つまり、マーケティングを仕掛ける側とすれば、ユーザーに見られる確率は高まるわけですから、SEO対策に注力するのも当然のことと言えます。
そして信憑性に対しては、どう感じているのか？と言えば、内容そのものに対しては、信憑性には欠けてはいるが、情報が纏まっている為に、ある程度、大雑把なことは理解できるというスタンスが強いようです。
またコンテンツの内容としても、主観的な内容であるということを理解してユーザーは閲覧している傾向があるのです。
つまり一般ユーザーは、前提としては、ネットの情報は、それなりだと認識していることになります。
様々な「まとめサイト」がある中で、WikipediaとNAVERは、その代表格と言えます。
検索結果の上位に表示されることも多いことから、どうしても目にする機会が増えてしまうのです。
何も知らない無知なことを調べる時、物事の全体像を単純に理解するという意味では、ちょうどいいのです。
特徴的に言えばWikipediaは、文字情報としてのボリュームがあり、更新頻度も高いのが特徴です。
一方、NAVERに関しては文字情報の他、画像なども数多く使われていることです。
多くの人々が「ネットならでは」という情報クオリティの価値を理解しつつも、中にはWikipediaなどの情報に完全に信頼をおいている人も存在します。
しかし、Wikipediaの情報は不特定多数の誰かが更新しているわけですから、信憑性には欠けます。
全く間違いではありませんが、匿名で更新できる情報に信頼性という担保はありません。
これらのようにネット上の情報というのは、受け取る側がどう判断するかによって変わってくるのです。
マーケティングリサーチとネットの情報③【幅広いところからの情報収集を心掛ける】
「マーケティングリサーチとネットの情報」というテーマで3つ目に取り扱うのが「幅広いところからの情報収集を心掛ける」です。
一般的に物事をサクッと調べるなら、まとめサイトを利用する方が非常に多くを占めます。
ネットからの情報取得であっても、取得の取得の仕方というのがあるのです。
その方法とは、できるだけ広い範囲から情報を取得することです。
そして取得する情報には、ポジティブな情報だけでなくネガティブな情報も取り入れるようにします。
どちらの情報も入手することで、良し悪し（メリット、デメリット）の判断材料を集めることから、はじめます。
その後で、収集したデータに基づき判断することになります。
まとめサイトというのは、非常に便利なものですが、匿名で誰でも更新できることから、デマや噂など悪意のある情報が混在することがあります。
場合によっては、風評被害ともなりえる情報も含まれているわけです。
一般ユーザーとしては、ネットの情報というのは、決して鵜呑みにしてはいけないものなのです。
マーケティングを仕掛ける側の企業としては、自社の情報をチェックする必要があります。
事実関係と全く異なる情報やデマや噂も存在するのは、ネックです。
悪い噂というのは、例えそれが真実でなくとも独り歩きをしてしまうものです。
情報の取扱いには気をつけたいところです。