2020年は、新型コロナウイルスによるパンデミック、そして2021年は、「メタバース」が注目されるようになり、世の中の変化の激しさは増々早まっています。
そんなメタバースをリードする企業の取り組みとは、どのようなものなのでしょうか。
というわけで今回は「未来に向けてメタバースをリードする企業とは?」について詳しく説明致します。
未来に向けてメタバースをリードする企業とは?①【メタバースの定義】
「未来に向けてメタバースをリードする企業とは?」というテーマで1つ目に取り上げるのは「メタバースの定義」です。
世界中を脅威の事態に陥れた新型コロナ。
感染症拡大は、予想以上の速さとなり日常生活にも非常に大きな影響を与えることになります。
人と人とのリアルでの接触や対面をできる限り避け、不要な外出も控えるようになるなど、私達の日常においてもダイレクトに影響を及ぼしたのです。
現代に生きる私達が、これまで決して体験したことがないような日常生活を強いられるようになったのです。
それは、個人単位でも企業単位でも非常に大きな行動の変化を求められるようになったわけです。
コロナ以前にも働き方改革が推進されてはいましたが、未知とのウイルスという不測の事態において、様々な非接触サービスが次々と登場したのです。
働き方についても、リモートワーク、テレワークが進み、会社に出社することなく自宅での作業が一般的になってきました。
現実世界においてもデジタルシフトが加速する今、個人や企業の活動の場も徐々に仮想空間へシフトしつつあるのです。
メタバースとは、そもそも何であるか?
これに対して多くの人は、「仮想空間」というキーワードをすぐに頭に思い浮かべるようになるでしょう。
さらにもう一つ付け加えるとするなら、「もう一つの違う次元」ということがあります。
メタバース=metaverseという言葉は、SF作家のニール・スティーヴンスンが発表した小説『スノウ・クラッシュ』に登場することが言葉の出どころです。
この小説に登場する架空の仮想空間サービスの名前がmetaverseなのです。
この小説が発表されたのは、1992年にまで遡ります。実に今から30年ほど前に、作り物の話しの中から、メタバースは生まれたのです。
metaverseの語源について、さらに詳しくふれていきましょう。
小説から生み出された言葉ということで、言葉そのものについては、造語なのですが、その語源は
を組み合わせた造語です。
未来に向けてメタバースをリードする企業とは?②【メタバースの市場規模】
「未来に向けてメタバースをリードする企業とは?」というテーマで2つ目に取り上げるのは「メタバースの市場規模」です。
メタバースそのものは、仮想空間ではありますが、前提としてインターネットは環境としては、必須となります。
つまりネット上に構築された「仮想空間」を意味します。
仮想空間における自分自身の存在は、分身としてのアバターにより仮想空間に入っていきます。
そのアバターを介して様々な人とのコミュニケーションをとるのです。
利用者同士がアバターという存在を介しメタバース上の仮想空間によってコミュニケーションを構築するフレームワークということになります。
メタバース上でできることは、実に様々あります。
ゲーム、ビジネス、バーチャルオフィス、VRライブ、イベントなど現実世界と同じような様々なことを体験することができます。
メタバースは、ネット上に存在する仮想空間ではありますが、確実にそこに存在すべき、もう1つの現実世界なのです。
あくまで「仮想」ではありますが、その裏には、ユーザーである人間そのものであり、根本として人と人とかコミュニケーションをとることが基本です。
メタバース上でも現実世界と同様な経済活動も可能で、仮想通貨を活用することにより、経済価値の基準を構築しているのです。
今後はメタバースが伸びていく分野として、まずはとっかかりとしてゲームが中心となっていくことは、間違いありません。
既にそのようなゲームも登場しメタバースの世界を体現するように市場をリードしています。
市場規模は非常に大きな可能性があり、将来的は成長市場として期待されています。
未来に向けてメタバースをリードする企業とは?③【MetaとMicrosoft】
「未来に向けてメタバースをリードする企業とは?」というテーマで3つ目に取り上げるのは「MetaとMicrosoft」です。
メタバースの需要が今後高まっていくことにより、メタバースを利用する利用者が増加していくことになりますが、問題となるのは、どのプラットフォームがメタバース利用者を獲得していけるかということになります。
独占的に一社が抜きん出る可能性もありますし、いくつかの企業が並行して存在する場合もあるのです。
予測としては、一握りの企業のみがメタバースを牛耳る可能性も多大にあります。
なぜなら、メタバースを構築するには、インフラ整備が事業として必要となるからです。
インフラを制する企業こそ、メタバースを制すると言っても過言ではないからです。
つまりメタバースをビジネスとして考えるならば、まずは資金力がないと話しにならないわけです。
資金力と設備、それこそが必要となるのです。
では、そんな資金力を備えるメタバースに積極的に投資する企業としてMetaとMicrosoft社の動向について、ふれていきましょう。
●Meta
企業名からもわかるようにメタバースを積極的に推進していく企業であるMetaは、旧Fecebookです。
社名を「Meta」に変更するほどの大胆な方向転換を行った企業となります。
世界のトップ10に入るIT企業が、メタバースへ舵を切ったことは、IT業界の中でも非常にインパクトの大きいこととなりました。
経営陣が、いかにメタバースを重要視しているかの決意表明とも言えるのです。
メタバースの取り組みとして行っていることは、アイテ厶とソフトのリリースです。
- 2021年10月リリースのVRヘッドセット「Meta Quest2」
- 2021年8月リリースの「Horizon Workrooms」
「Meta Quest2」の特徴は、PCやスマートフォンとケーブルで接続せずヘッドセット単独で動作するオールインワンタイプであることなのです。
メタバースビジネスを展開していくには、ハード面、ソフト面の両方を広い視野で展開していく必要性があるのです。
ヘッドセットをつけたまま全方位での自由な動作ができます。
画像も高画質のため、バーチャル空間にいる存在体験が非常に強まっているのです。
「Meta Quest2」のシェアも非常に高く北米での出荷台数は、800万超ということなのです。
●Microsoft
世界のWindowsで席巻しているMicrosoftのメタバースに関わる取り組みも、かなり早い段階から行われてきたのです。
2014年、ゲームソフト会社のマインクラフトを買収をきっかけとし、マインクラフトを基盤にメタバースを開発を行っています。
近年では、Activision Blizzardを買収し、より一層メタバース戦略を加速させる動きがあるのです。
Microsoftのメタバース戦略としては、次のようなものがあります。
MR機器: 「HoloLens」
バーチャル会議「Mesh for Teams」
世界を代表する企業がメタバースを加速させる動きは、数年後のスタンダードの土台を作っていることになります。