近年、特に蔓延るキーワードとして「メタバース」があります。
特に日本より先駆けてアメリカの企業が実際にメタバース戦略を続々と打ち出していますが、その中でMicrosoftも明確なメタバース戦略を打ち出しています。
というわけで今回は「10分でわかる!メタバース戦略と企業によるアプローチの違い」について詳しく説明致します。
10分でわかる!メタバース戦略と企業によるアプローチの違い①【メタバース企業への転換】
「10分でわかる!メタバース戦略と企業によるアプローチの違い」というテーマで1つ目に取り上げるのは「メタバース企業への転換」です。
時代とともに変わる人々のニーズと価値観。
新たなニーズは、これまでとは全く異なる価値を生み出し、人間の創造性をより豊かに進めます。
世の中の仕組みや利便性がより豊かになれば、様々な考えが派生していくことになります。そうすることによって、これまで常識として縛られていた「概念」そのものについても変化が生じることは当然と言えるのではないでしょうか。
そうして考えると、これからの未来に対する可能性というのは実に大きく広がるわけです。そうした可能性をより広げていくことに近年、関心が非常に高いのが「メタバース」です。
現実的にビジネスとして近年、多くの企業が具体的にメタバース事業への参入を表明しています。
中でも世界的企業であるフェイスブックやMicrosoftが相次いでメタバース普及に尽力していることは、見逃すわけにはいきません。
なぜここ数年になって一気にメタバースへの関心が強まっているのでしょうか?
メタバース空間とは、オンライン上の空間上で人々が交流できるという現実世界とは異なる全く別次元の別世界となります。
つまりメタバースの必要性というのは、単なるデジタル空間というわけではなく、その可能性の主たるところは人と人との関連性の構築ということになります。
「仮想環境」を人間自らが作ることにより、現実世界では起こりえない想像力豊かな空間を用意することにより、各個人の可能性を広げようというわけです。
各企業が現時点で提示しているメタバース戦略を見てみるとわかるのは、新たなコミュニケーション手法の確立と新たなワークスタイルの提示です。
特にビジネス面においては、ここ数年でリモートワークの可能性というのが非常に大きく広がりました。くしくもそのきっかけとなったのは、新型コロナによりパンデミックですが、それをきっかけによって様々な分野でデシダルシフトが加速したことは間違いなく、働き方に対しての「概念」そのものも大きく変化しました。
特に我々、日本人は右に習えの集団体質があり、これまでの様々な「概念」に各個人が囚われすぎていたところがありました。
しかし、概念自体の枠を取り払うことにより、これまでタブーとされてきたことが、単なる勘違いであると各個人が気ずきはじめたのが、今後の大きなビジネス転換へと確実に繋がっていくのではないでしょうか。
メタバース戦略そのものに目を向けると具体的に、Web会議の問題解決策としてメタバースを活用すること、そしてもう一つは現実世界とのリンクをし、メタバース単体のみではなく現実世界とのコラボレーションの実現というのが主なところとなります。
現実世界とのコラボレーションを実際に行うためには、プラットフォームが必要とされますので、まずプラットフォームそのものの開発や環境整備というのが必要であります。
メタバース戦略を進める上でアプローチ的に各企業がとるスタンスには大きな違いはあるものの、各企業がそれぞれの特性を活かし、メタバースという新たな創造を生み出そうという姿勢は大きく変わらないのです。
今のところ、メタバースという大きなテーマについては、創世記といってもよく、今後どのような方向に向かっていくのは未知数です。
10分でわかる!メタバース戦略と企業によるアプローチの違い②【新たなプラットフォームであるメタバース】
「10分でわかる!メタバース戦略と企業によるアプローチの違い」というテーマで2つ目に取り上げるのは「新たなプラットフォームであるメタバース」です。
メタバースという大きな世界が共通化され統一されていくのか、いくつもの独立した世界が形成され単独の世界が独自にその世界観を広げるのか、はたまた単独の世界が相互に連携していくのかなど、様々な可能性を残しています。
現実的なところで言えば各企業がなぜメタバース戦略をこのタイミングで明確に打ち出しているのかと言えば、それはアフターコロナを考えてのことです。
現在でもコロナは終息したとは言えない状況ではありますが、2020年より早や数年経過し私達の価値観や常識も確実にウィズコロナに変化していきました。
その中で、世界的にも大きな役割を果たし、常に時代をリードするグローバル企業は世界のリーダーグループとしていち早く次の段階に向かうことを提示したのです。
Microsoftがメタバース環境へのアクセスや構築手段というプロダクト開発事業というビジネス戦略をアピールするならば、フェイスブックは、ソーシャルメディア企業から、メタバース企業にリビジョンしていくことを提言しているのです。
この両社のアプローチは、それぞれの企業の持つストロングポイントを活かすことによって変わってくるのは当然であり、メタバースを広げていくにはどちらのアプローチも必ず必要となるわけです。
現在、インターネットへのアクセスとしてはスマートフォンをはじめとしたデジタルデバイスがありますが、「モバイル」そのものが、主流のプラットフォームと言えますが、プラットフォームそのものが今後はメタバースにとって変わる時代が明日にも到来するのではないかと既に語られているのです。
イノベーションというのは日々、私達の創造を超えて遥かに進化の速度を早めています。しかし、実際に進化を文化として一般に現実世界に浸透させていくためには、認知こそが必要なのです。
考えてもみてください。インターネットがまだない時代には、創造力というのは限界がありました。さらにインターネットが登場してからも、その価値を実感するのには、それなりの時間はかかりました。
当初はインターネットを利用するのは一部のマニア的なユーザーのみであり、ほとんどの人がその価値の有効性には気づいてはいませんでした。
価値に気がつくどころか、懐疑的な見解さえももたれていたのです。
しかし、結果的にはインターネットは現在の私達にとっては必要不可欠なものとなったのです。つまりイノベーションを起こすには、ある程度の時間は要します。
しかし情報社会の現在では、価値観の共有というのは昔に比べ、より高速となっており、一般大衆に浸透するまでは、もはや時間の問題だけなのです。
例えばそれは我々の生活の非常に身近なところにあり、仕事や遊びの中にもあふれていることになります。
メタバースが今後のビジネスのキーであり、イノベーティブなものになるということを、まるでキャッチフレーズのように触れ込みとして語られている一方で現実的な技術として確実に浸透させていくように広がっているのです。
仮想現実を確実に活用できるプラットフォームとなるメタバースは、どれだけ多くの人を巻き込むことができるかに、その成否はかかっています。
多人数が同時に参加する世界の構築は、新たな閃きや創造を生み出すことになるのです。
10分でわかる!メタバース戦略と企業によるアプローチの違い③【現実的なMicrosoftのアプローチ】
「10分でわかる!メタバース戦略と企業によるアプローチの違い」というテーマで3つ目に取り上げるのは「現実的なMicrosoftのアプローチ」です。
アフターコロナを見据えた改革として、確実に働き方というのはコロナ前と変わってきます。
その中で具体的にMicrosoftが行うのは、Teamsの改良に注力していることです。リモートワークが当たり前となった現在では、Teamsの活用性というのは以前にも増して確実に高まりました。
Microsoftは、具体的な取り組みとしてまず、ビデオ会議ツールとして、そしてオンライン上でのコラボレーションツールとしての「Microsoft Teams」を強化することにより、現実世界とメタバースとのコラボレーションを可能にすることを既に行っています。
2022年から順次提供していくことになるのが「Mesh for Microsoft Teams」です。
具体的な内容としては、これまでのTeamsにおけるWebカメラなどによるビデオ会議のみではなく、仮想空間でのコラボレーションを可能としたものです。
仮想空間での情報共有やコミュニケーション、ホログラフィック体験など様々なアプローチを行うことが可能となります。
Microsoftによると「メタバースへのゲートウェイ」として位置づけているのです。