働き方改革が提唱され、仕事に対する意識や取り組み方が多様化する中で、時代によってニーズの高まる職種というものがあるわけです。
中でもニーズが高いのが、エンジニアとマーケターです。
というわけで今回は「マーケターとエンジニアの接点、そして現在のエンジニア事情」について詳しく説明致します。
マーケターとエンジニアの接点、そして現在のエンジニア事情①【昨今のエンジニア事情】
「マーケターとエンジニアの接点、そして現在のエンジニア事情」というテーマで1つ目に取り上げるのは「昨今のエンジニア事情」です。
現在の日本は、非常に多くの社会的問題を抱えています。
まず、第一にあるのが社会構造の変化です。この問題は、すぐには解決することのできない物理的な問題と言えるでしょう。
この先の将来、当面において解決できないような問題として直面しています。
日本における少子高齢化による影響は、労働人口の減少という問題に繋がり、様々なところに影響を与えています。
各企業や組織、団体においては、既に様々な業務改善を行い、業務の効率化をはかっています。
様々な業務改善の中、人出不足を補うために、業務の自動化が行われることが多いのですが、その自動化に際しては、ITを活用します。
情報社会の現代においては、ITの活用は必須ですが、ビジネス面だけでなく私達の日常においても大きく関係しているのです。
そんな現代のIT技術、情報社会を支えるのがエンジニアの存在です。
デジタルシフトが加速する時代においての昨今のエンジニアの市場価値というのは、実際のところどのようなものなのでしょうか。
状況的にみてもIT分野やシステム開発業のみならず人材不足にどの業界も喘いでいますが、エンジニア業界は特にニーズが高く、エンジニアの市場価値は高まっています。
今、正にエンジニアは売り手市場の状況となっています。
そんな需要の高いエンジニアですが、特に市場価値が高いのは、マルチスキルを持っている方です。
そもそもエンジニアという職種は、技術面に関してのスキルというのは、そもそも持ちうるわけですが、エンジニアの重要性が高まる中で、エンジニアに求められるスキルというのも高まるわけです。
「できるエンジニア」というのが、実際には市場では、求められますし、引っ張りだこの状態となっているのです。
一言で「エンジニア」といっても、エンジニアの種類や職種というのは、非常に様々なタイプがあります。
ハードとソフトの大きなカテゴリでも違いますし、さらにそれらのカテゴリ下には、いくつもの細分化されたカテゴリが存在するのです。
ITエンジニアには、多種多様な役割と業務があり、それぞれに専門的なエンジニアが存在するのです。
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- フロントエンドエンジニア
など、様々な種類のエンジニアが存在しています。
マーケティングスキルを持ちうるエンジニアは市場で強い②【専門性より汎用性】
「マーケターとエンジニアの接点、そして現在のエンジニア事情」というテーマで2つ目に取り上げるのは「専門性より汎用性」です。
なぜ、このように様々なエンジニアが存在し必要なのかと言えば、開発環境や言語の違い、専門的なスキルの違い、技術範囲の違い、担当ボジションの違いなど、いくつもの要素があり、専門性の高さが求められるからです。
確かにエンジニアというのは、専門性の高さを武器として、プロフェッショナルな能力を武器としていますが、近年では、エンジニアに求めるニーズが変ってきているのです。
専門性の高さという点に注視するのではなく、汎用性の高さというのを重視している傾向が高まっています。
前述したように、エンジニアというのは、それぞれに自分の持つ武器があり、それをメインスキルとして、まずは専門のエンジニアとしてのスタンスとり、さらにプラスαでサブスキルを持つエンジニアの需要が増加してきています。
では、なぜ専門性より汎用性は、今求められているのかを説明いたしましょう。
それは、システムやネットワーク環境などの変化によるところが大きいのです。
数年前までは、各企業がそれぞれ独自に自社サーバを物理的に用意するというのがスタンダードでした。
LAMP環境ややデータベースやサーバの保守運用も含め、自社内で専門エンジニアが対応していました。
つまり、社内業務として自社のシステムを稼働させるために専門部署や社内SEの存在というのは必要だったのです。
しかし現在では、自社でシステムを用意せずともクラウド化が進んでいることから、使えるものは他社のサービス化を利用するようになっています。
企業においては、インフラ面での構築を省略化できることは、準備のための工数や作業量、コストの削減など、すぐに実行にうつせるだけだなく、簡単に行うことができるなど様々なメリットがあるのです。
AWSやGCPという現在、多くの企業が採用しているクラウドサービスの活用により、企業の保守業務というものが大きく変わったのです。
そのようなことから、保守専門のエンジニアが担当するのではなく、インフラ面においてもWebエンジニアなどが担当することが多くなり、役割的に兼務している状況となっているのです。
そういった流れから、現状のITエンジニアというポジションは、エンジニア✕◯◯というように、職種の掛け合わせがスタンダードになっているのです。
具体的なクロスエンジニアとして、データサイエンティストやジンジニアといった新たな呼称もつけられるなど、現代の現場ニーズの最前線にあった職種が次々と登場しているのです。
データサイエンティストというのは、データ解析のスペシャリストとなりますが、プログラミングと統計学などの知識をかけ合わせたようなスキルが求められます。
ジンジニアというのは、人事に関わる仕事ですが、エンジニアと人事が兼務している職種です。
現在のITエンジニアに求められるのは、特化した専門性のみではなく、様々な職種やスキルと掛け合わせることが必要とされるのです。
企業が求めるエンジニアは、新サービス、既存サービスを問わず、あらゆるニーズに対応できるような人材を求めているのです。
マーケターとエンジニアの接点、そして現在のエンジニア事情③【デジタル・マーケティングに活かせる資格】
「マーケターとエンジニアの接点、そして現在のエンジニア事情」というテーマで3つ目に取り上げるのは「デジタル・マーケティングに活かせる資格」です。
ITエンジニアのマーケティングと言えば、やはりデジタルマーケティングが思い出されることかと思います。
エンジニアに対して様々な広い分野でのスキルが求められるています。
スキルアップのための資格は数多くありますが、デジタルマーケティング分野に有効となる資格をご紹介します。
デジタルマーケティングという分野は比較的新しい分野であることから、国家資格はまだありません。
すべて民間資格となりますが、比較的受けやすいものもあるので、スキルアップのためにチャレンジしてみては、いかがでしょうか。
【マーケティング・ビジネス実務検定】
受験方法:Web
難易度:中
主催:国際実務マーケティング協会
デジタル・マーケティングを学ぶ前のマーケティングの基本を学ぶことができます。
【ネットマーケティング検定】
受験方法:Web
難易度:易(合格率7割前後)
主催:、(株)サーティファイ
インターネット・マーケティングの全般についての基本知識、方本論などが学べます。
【Webアナリスト検定】
受験方法:Web
難易度:易(合格率8割前後)
主催:一般社団法人日本Web協会(JWA)
Web分析、Webマーケティング全般の基本知識を学べます。
【Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)】
受験方法:Web(無料)
難易度:易
主催:Google
Google主催の認定アナリティクス資格となります。
「Googleスキルショップ」から無料で受験可能です。
【IMA検定(Internet Marketing Analyst 検定)】
受験方法:Web
難易度:易
主催:クラウドマネージメント協会
インターネットを活用したオンライン上での集客、Googleアナリティクスを用いたアクセス解析などを学ぶことができます。