コロナ禍という状況が私達の生活に与えた影響というのは、実に計り知れないものがあります。
これまでの常識を常識とせず、生活様式にも変化を与えてきましたが、そんな中、無人型のビジネスモデルが増加しています。
というわけで今回は「コロナで加速!無人型ビジネスモデルとは」について詳しく説明致します。
コロナで加速!無人型ビジネスモデルとは①【コロナ禍に最適なビジネスモデル】
「コロナで加速!無人型ビジネスモデルとは」というテーマで1つ目に取り上げるのは「コロナ禍に最適なビジネスモデル」です。
社会を豊かにし利便性を高めるためには、多くの人が互いを尊重し、コミュニケーションをとり、自らがはたす役割をはたし社会貢献させていく必要があります。
人間にとっては、コミュニケーションが日常の中で必要となりますが、コロナ禍という状況が、その機会をなくす要因となっています。
ウイルス感染予防のため、人との接触機会を極力減らしていくという生活様式もここ数年で浸透し、一般化しています。
様々な生活様式や世の中のスタンダードが変化していけば、当然ながら、様々なビジネスにも変化が及びます。
そんな昨今、「無人店舗」というスタイルでの出店が増加傾向にあり、「無人型ビジネス」に対する注目度が集まっているのです。
コロナ禍という状況が作った日常において、ビジネスとしての領域をある意味狭めたのですが、生活様式そのものが変化したことによって、別の視点から見ればビジネスの領域を広げたという見方もできます。
状況に応じていち早く対応した企業も実に多く、提供されるサービスそのものが多様化しているのです。
アメリカアマゾンでは、無人店舗「Amazon Go」の出店という新たな店舗スタイルや無人コンビニなども登場したのです。
コロナ禍という状況によって、無人型ビジネスというのが注目されるようにはなりましたが、無人型ビジネスが登場したのは、何もつい最近のことではありません。
無人型ビジネスが最初に注目されたのは、2010年代後半でした。
振り返ってみれば、既に私達の日常生活の中の身の回りの様々なサービスにおいても「セルフサービス」というのが増加してきており、今では、当たり前のように捉えられているものも数多くあります。
例えばスーパーやコンビニでのセルフレジや、ガソリンスタンドなどの給油などのセルフサービスが一般的となってきました。
このようなセルフサービスが、サービスの無人化への動きだしということになるのです。
つまり、私達は自然と日常の中での些細な変化を実感しつつ、無人型ビジネスモデルの浸透を受け入れているというわけです。
このようなビジネスモデルの変化を実感しつつも、コロナ禍という状況がまた、無人化を加速させたのです。
日本国内においても、様々な分野において、無人化ビジネスへ続々と参入する事業者が増加してきています。
状況的に見ても感染拡大防止という観点から人と人との接触機会を低減することが必要だという一連の流れから、完全無人化店舗というのが際立ってきました。
サービス提供側である売り手と、買い手である顧客との取引において一切言葉を交わすことなく、商品の受け渡しや決済が行われるということになるのです。
コロナ禍という状況を鑑みれば無人型ビジネスは顧客とお店にとっては「安心感」を提供できるサービスの実現と言えるわけです。
時代背景やニーズとしては、最適な手法と言えるのです。
コロナで加速!無人型ビジネスモデルとは②【無人型ビジネスのメリット】
「コロナで加速!無人型ビジネスモデルとは」というテーマで2つ目に取り上げるのは「無人型ビジネスのメリット」です。
無人型ビジネスの最大のメリットとしては、コストとして固定でかかる「人件費の削減」。
店舗スタッフによる有人の店舗運営には、当然の如くかかる固定費として「人件費」があります。
お店を運営し維持していくためには、マストと言えるのが人件費だったのです。
スペースの有効活用という点をとらえても、有人の実店舗を開くより条件的には非常に多く、ビジネスとしての展開の幅を広げてくれるのです。
多様化する現代ニーズに対応するためには、様々な顧客ニーズに応えることができるのです。
しかし、その一方では「無人化」するということは、多くのメリットがある一方で参入するためには、店舗作りそのもののハードルの高さというのも存在していることも見逃せません。
具体的には、どのような問題があるか?と言えば、次のような問題があります。
- 利用者の獲得
- 決済方法の最適化
- セキュリティ確保
上記のような具体的な問題をとらえ、不安を感じている事業者も実際には数多く存在します。
技術の進化というのは、非常にスピーディーに変化していきますが、無人化を支援するサービスそのものも最近では、充実しつつあるのです。
テクノロジーの発展やビジネスの可能性を広げるサービスが増加することにより、無人型ビジネスが加速させる要因となっていることも間違いありません。
セキュリティの面から見ると、事前に来店予約を行い、顧客のセキュリティ条件を高めるという具体的な方法が行われていたりします。
- アクセス権限の発行
- スマートロック
- クラウド型防犯カメラの設置
これらのセキュリティ確保や防犯上の監視システムを導入することにより、安全性を確保しているのです。
顧客視点でみれば、スマホから簡単に来店予約や電子決済ができてしまうことも非常に利便性を高めていることになります。
スーパーやコンビニにおいてもセルフレジなど無人環境が増加していることも、無人化を加速させていることになります。
つまり、私達の日常においては、徐々に無人型サービスは浸透しており、日常生活の中での違和感もなくなり、無人のサービスにも、むしろ抵抗感は少なくなっているのです。
コロナで加速!無人型ビジネスモデルとは③【無人型ビジネスの具体的事例】
「コロナで加速!無人型ビジネスモデルとは」というテーマで3つ目に取り上げるのは「無人型ビジネスの事例」です。
ビジネス環境が刻一刻と変化していく中で、近年注目される「無人型ビジネス」
「無人」という新たなスタイルにおいて、ビジネスが具体的にどのように行われているか、実際の実例として、いくつかご紹介していきましょう。
ビジネスの参考になるだけではなく、実際に顧客としての立場から広い観点を持ち、サービスとしての新たな体験をしてみるというのも興味を深めることとなるのではないでしょうか。
●無人レンタルドレスショップ「Empty Dressy」
レンタルドレスの無人店舗という新たな手法で、顧客にアプローチするのが「Empty Dressy」です。
若者の街「渋谷」でドレスレンタルを行っているということからもわかるように、明確なターゲティングで顧客にアプローチしていきます。
「Empty Dressy」の店舗の特徴というのは、実店舗から無人店舗へ営業スタイルをシフトチェンジしたことです。
無人店舗化したことによる具体的な変化として、低価格化と24時間365日営業を実現可能としたことです。
無人化することによる価格面においては、非常に大きな変化が現れました。
有人の実店舗の頃より、約1/3という価格設定にまで抑えることが可能となったのです。
これは、他店に比べて圧倒的な安さとなります。
ちなみにドレスレンタル代金は1週間で3,480円ということです。
無人店舗と言えども試着なども行えます。
アパレル業界全体に言えますが、服を選んでいる際のスタッフからの接客が不要だったり、目が気になることがありますが、無人ならば気になることもありません。
だからと言って「Empty Dressy」では、顧客との接点が全くないかと言えば、そうではありません。
顧客とのやりとりには、LINEが利用されています。
来店予約やスマートロックの鍵の発行機能など、自動化していることから、スムーズな顧客とのやりとりを実現しているのです。
●最新無人型セルフヘアサロン「standy by 353 表参道」
無人型セルフヘアサロンというコンセプトでスペースを提供しているというサービスです。
ヘアケア用品、美容機材などプロが使うアイテムを揃えセルフヘアエステが利用し放題という内容のサービスを提供しています。
月額定額1200円のサブスクリプション方式というシンプルさも利用者を増加させています。