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皆さんはどのように求人をおこなっていますか?
学生を含めている応募者は当然のように複数の会社に応募しています。優秀な人材ほど、企業は必死になって採用を進めたくなる点はどこも同じです。
人事担当者として、企業の代表として優秀な人材を獲得し入社するまでのサポートをいかに出来るかが人事の腕の見せ所ではないでしょうか。
この記事では、複数の企業から内定をもらうであろう人材をいかに入社させるかという方法をお伝えしていきます。

インターンシップで会社の本来の姿を見せる。

優秀な人材ほど、いくつもの内定をもらっています。そんな優秀な人材はどのようにして絞るのか。

人事担当者として絶対にこの人材を逃したくないという場面にはいくらでも遭遇したことがあると思いますが、いくら口頭で説明しても応募者とのちに「こんなはずではなかった」とお互いにミスマッチが生じることもあります。

ミスマッチを防ぐためにもオススメしたいのが「インターンシップ制度」の導入です。

良くも悪くも企業の雰囲気がわかる!

新卒、中途問わずインターンシップを取り入れると良くも悪くも企業の雰囲気がわかってしまうので、自分自身に雰囲気に合う会社なのかどうかが判断することが可能です。

インターンシップは最短で1日4時間ほどの短時間からでもよく、企業のリアルをインターンシップを通じて体感することが可能です。インターンシップを取り入れることで応募者も企業も面接や会社訪問だけで知ることが出来なかった相手の一面を見ることが出来ます。

応募者が不安なことは、転職し社会人になり、その応募先企業で自分がやっていけるかどうかです。

入社後のイメージが想像出来ないがために不安になり、結局は福利厚生や給与などと言った表面上でしか判断ができないのです。「入ってみないとわからないから」と一か八かのギャンブルに出るようなものです。

退職の理由トップである「人間関係」を感じてもらう

退職の理由で多数を占める理由は「人間関係」と言われていますが、この会社内の人間関係はどうしても面接の際に人事担当者からの説明だけでは不十分だと思います。

優秀な人材を入社させ、会社で活躍してほしいと思うなら、応募者が不安に思っている入社後のイメージをインターンシップを通じて体感させることで払拭させることができます。

インターンシップだからと言って仕事をさせるわけではありません。このインターンシップでの目的は入社後のイメージをさせることです。

 

業務内容の説明や、関わる部署の紹介、入社した場合の配属先などを紹介しインターンシップ担当などの役割をおいて世話役を設けます。朝のミーティングなどからスタートさせ入社した場合の疑似体験をさせるのです。

実際に仕事をさせるのではなく、もちろん業務の説明はしますがそんなことよりも他の部署との関わり合いや、社員同士がある程度仲良く働いているのか、疲れきった雰囲気の会社ではないのかなど、たった数時間で転職を決意している人材は雰囲気を感じとることが出来ます。

ランチタイムに他の社員と話す機会を設け、リアルな声を聞く機会を設ける。人事担当者も時に間に入り説明をしていく。会社全体で優秀な人材を取りに行くのです。

確かに、既存スタッフにとってはインターンシップ生がいることで仕事がはかどらないかもしれません。ですが、この一手間を省いて入社させてしまうとお互いに「こんなはずじゃなかった」「思っていたのと違う」を少なからず生じさせてしまうのです。インターンシップを実施することで関わる人間関係を確認することが出来、それらをベースに仕事をしていけるのかと言った判断を応募者が行います。

 

応募していただき、面接を行い、内定を出す。その後配属先での研修が始まるが研修してひとり立ちしそうな頃に「やっぱり合わないと思うので辞めさせてください」といったケースになってしまうと、応募者も人事担当者も、配属先の教育担当者の時間がとても勿体無いのです。

インターンシップではこの時間をお互いに見極めることができるので、長期的に考えると定着率の面でもとても効果的です。

長期的に活躍する人材確保をするためにもインターンは必要!

配属先は、人材が足りず「今すぐにでも採用してくれ」と言われることもあるかもしれませんが、「誰でもいいから採用する」とそれはそれで、お互いにトラブルが発生してしまうので、現場の短期的な意見も理解しつつ長期的に働き活躍する優秀な人材を採用しすることが採用担当者のミッションだと思います。

インターンシップをするメリットを応募者と受け入れ部署にもきちんと説明し受け入れ体制をしっかり整え、ありのままの仕事環境を提示すること。遠方からの引越しが必要になる応募者については近隣の紹介をすることも効果的です。

例えば

  • 社宅があるのなら社宅を実際に紹介して内見させる。
  • 実際に社宅から通勤しているスタッフと話す機会を設けて生の通勤スタイルを話してもらう。
  • 何時に家を出て、何時に退社すると家には何時頃に着く。時折飲み会があるのでその場合は何時。といったことで、実際にこの会社でどの程度飲み会があって、何時間くらいに社員が帰宅出来ているのかといった残業についても確認することができる。

もちろん、部署や人によって残業時間は異なるかもしれないが、月末が忙しいのか、年間を通じてどの程度有給を皆が使用しているのか、きちんと休めているのかといった具体的な福利厚生の活用方法やワークライフバランスを判断することが可能になります。

他の例を挙げて見ると、

  • 服装について言えばビジネスカジュアルと面接では説明があったがどの程度のカジュアルが許されているのか。
  • 女性であれば、ネイルや髪の毛の色はどの程度許されているのか。
  • 男性であればヒゲやネクタイの有無など。

業務に直接関係がないので、人事担当に質問するまでもないグレーな疑問を応募者は持っていたりするものです。数時間インターンシップで体験することで応募者は質問するまでもない、しかし入社する上で割と重要な事柄を解決することが出来ます。

  • 従業員食堂があるのなら一緒に食べてみる。
  • どんなメニューがあって、どのようにランチ休憩を皆とっているのか。
  • 従業員食堂がない場合は皆で出かけて食べに行くのか。
  • お弁当を買いに行くのか、弁当持参になる。

のかなど些細なことでも毎日の積み重ねになるランチタイムについてがクリアになるのです。

そもそも皆ランチ休憩を取れているのか等、働くリアルライフが分かるのです。

これらの理由から「インターンシップ」をたった数時間でもいいので経験させることは優秀な人材を獲得することにおいて一番ベストな方法だと思います。

まとめ

インターンシップを導入することで、応募者と企業側にとっての入社後の「こんなはずじゃなかった」といったミスマッチを防ぐことが出来ると同時に、採用後の定着率をあげることが可能で、離職率も防ぐことが可能です。


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