「コロナ禍」という言葉がすっかり定着したような今日、私達の生活は、ここ一年の間に様々なことが変化しました。
ニーズや価値観、生活様式などあらゆることが変化しましたが、働き方そのものについても、大きな変化が見られました。
というわけで今回は「コロナで変わる理想の働き方とは?多様化する働き方に問う」について詳しく説明致します。
コロナで変わる理想の働き方とは?多様化する働き方に問う①【リモートワークの現状と課題】
「コロナで変わる理想の働き方とは?多様化する働き方に問う」というテーマで1つ目にふれるのは「リモートワークの現状と課題」です。
新型コロナウイルス感染拡大という影響は、全世界に蔓延し地球規模での影響を大きく及ぼしています。
今尚、終息が見受けられない世界的パンデミックですが、そのような状態でも世界は続き時間は流れています。
渦中の中にある今に生きる私達の毎日の生活や意識そのものも様々な変化に対応することが強いられました。
そんな中、我々の生活に大きく関わってくるのが「働き方」でした。
感染拡大防止としてリモートワークが推進されるようになり、これまでの通勤型から仕事派は各自が自宅にて行う在宅型へとシフトチェンジしていくのでした。
リモートワークに移行したのは、2020年の1回目の緊急事態宣言がおおよその目安としてのきっかけとなりました。
国からの要請ということもあり、企業も積極的にリモートワークに切り替えることになったのです。
それから、およそ1年以上が経過し、2021年における働き方は、実際どのように変化したのでしょうか。
実際のところ働く環境というのは、どのように変わったのな、リモートワークの割合としては、全日のフルリモートが25%。
1週間に最低1日がリモートというケースは56%という数値が現れており、コロナをきっかけとして明らかにテレワークが増加していることがわかります。
毎日がリモートワークでありフルリモートという方は、緊急事態宣言解除後であっても、半数以上がリモートワークを活用しているということから、働き方そのものが変化していることがわかります。
今ではフルリモート勤務が当たり前とされる認識が強まり、就業条件としてフルリモートが前提であることを望む人も増加しています。
企業としても、様々なリスクに対応するため、リモートワークを積極的に受け入れようとしている企業の割合的にも多いのです。
もちろん全ての業種、業界がリモートワークで対応できるわけではありません。
サービス業などについては、リモートワークでは仕事が成り立たない仕事も数多くありますが、リモートワークで対応できる仕事もそれなりに多いのです。
特にIT系の仕事やPC作業をメインとした仕事は、リモートワークでも十分に対応が可能なことが実証されたことからむしろ、出社の必要が薄れていることも現実なのです。
コロナで変わる理想の働き方とは?多様化する働き方に問う②【自由と不自由さ】
「コロナで変わる理想の働き方とは?多様化する働き方に問う」というテーマで2つ目にふれるのは「自由と不自由さ」です。
さて、そのように人々の意識も変わりつつある現在、リモートワークにおいても賛否両論様々な意見はあるわけです。
企業側の都合、働く側のメリット、デメリットなどは様々あります。
働く側にとってのメリットとしては、やはり最大のメリットというのは通勤時間です。
通勤時間がなくなったことにより生活面においては様々なメリットが見られます。
通勤がなければ、どこにいても仕事ができるわけで、逆に言えばどこに住んでも構わないということになるのです。
実は住む場所というのは、毎日通う通勤先にできるだけ便利で近く、通いやすいという条件で仕事を探すという条件は当然縛られました。
これは、仕事の選択肢を最初から絞ることになり、それだけでなく住む場所さえも絞ることになっているのです。
これこそ仕事に縛られる不自由であり、この縛りが大きく人生に影響しているのです。
一極集中化が進む現代では、ベッドタウンから何時間もかけて通勤することが、よもや当たり前となっていました。
片道90分の通勤時間がかかれば、一日で3時間も通勤時間に人生を費やしているのです。この時間がなくなれば、どれだけ人生が豊かになるか、考えてみるだけで幸せになれます。
一方で仕事をする上でのデメリットとしては、やはりコミュニケーションの問題があるようです。
仕事上での打ち合わせなどは、慣れればなんとかなりそうなものの、何気ない職場での同僚とのコミュニケーションがないことをデメリットと感じている方もいれば、煩わしい人間関係から解放されたと喜んでいる方もいらっしゃいます。
また基本的に生活も仕事も全て自宅で行うことから、仕事のプライベートの境界線が曖昧になるという方もいらっしゃいます。
会社にいるより、どうしても気が散り、集中できない方や、逆に自宅なので仕事をやり過ぎてしまう方もいらっしゃるようです。
ある程度の自由がある中での不自由さというのは、なんとももどかしいものでもあります。
現実的にコロナが終息した後、リモートワークというのは、どうなるのでしょうか。
リモートワークの今後がどうなっていくのか、働く多くの皆さんは、非常に気になるところでしょう。
リモートワークをこのまま続けたいという方は、およそ8割とかなり多く、リモートワークでも仕事ができるということを実感できた現れではないでしょうか。
デジタル社会となった今、どこにいようがネットワークに繋がる環境によって、リモートワークはやはり一般化していくのではないかとの見通しがあります。
働く人々の思いとしては、リモートワークを非常に好意的にとらえているのが実態なのです。
コロナで変わる理想の働き方とは?多様化する働き方に問う③【多様化する働き方と個人能力】
「コロナで変わる理想の働き方とは?多様化する働き方に問う」というテーマで3つ目にふれるのは「多様化する働き方と個人能力」です。
新型コロナウイルスの感染拡大ということをきっかけとして、働く環境や働き方に対する思考など、様々な面で変化が起こっていますが、働き手にとって企業選びというのも大きな変化が見られます。
働き方改革が提唱され、一般的には二の足を踏んでいたように、当初は大きな変化はありませんでしたが、コロナをきっけとして一斉に働き方を変える必要があったからこそ、より個人ニーズにあった働き方の選択肢が設けられています。
今、仕事のみならず、ワークライフバランスを重視する傾向が強まっています。
そのような意識の変化から、リモートワークという働き方は、企業選びの重要な要素となっています。
働き手がそれを望むのであれば、企業側としてもそんなニーズに対応し、より柔軟な働き方に対応する必要があります。
勤務制度がどれだけ充実しているかも、選ばれる企業になるためには、非常に大切なこととなっています。
人材確保の難しい時代においては、企業もまた優秀な人材をできるだけ確保したいわけです。
そうしたことから、時代のニーズを敏感に察知した変化と対応も企業には求められるのです。
働き方が多様化するその一方で、変わっていくのは、働き手を求める企業にのみ変化が必要とされるわけではありません。
働く側にも変化が求められます。
今後、多様化する働き方に自分自身が対応していくのは、自らが自らの力で仕事を取ってくる力が必要となります。
つまり、個人の能力を高める必要があります。
本当に自由な働き方を実現するなら、社会から、企業から必要とされる人材となるような努力が必要なのです。
そのためには、個人のスキルアップが欠かせません。
オンライン化が進む今、ビジネススキルとしてITの知識は、基本的に必要となります。
労働人口の減少という時代に1人ひとりが向きあっていく必要があります。