皆さんは「SDGs」を知っていますか?
最近では各メディアの各所で取り上げられることも多いので、知っている方もいらっしゃるでしょう。
一方で、はじめて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
そんなわけでSDGsについてこの機会に理解していただければと考えています。
というわけで今回は「10分でわかる!SDGsマーケティングの基本」について詳しく説明致します。
10分でわかる!SDGsマーケティングの基本①【SDGsが注目される理由】
「10分でわかる!SDGsマーケティングの基本」というテーマで1つ目に取り上げるのは「SDGsが注目される理由」です。
現代ビジネスにおけるマーケティングというのは、非常に重要な位置づけとして認識されています。
企業が効率よく収益をあげるためには、マーケティングという戦略は、必ず必要とされるのです。
今やマーケティングは企業規模に関わらず積極的にマーケティングに注力する企業が増加しています。
マーケティングが注目されるようになったのは、情報化社会となった現実が大きく影響しています。
情報化社会は、消費者の購買行動を大きく変えました。そのことは、消費者ニーズの多様化を生み出したのです。
そのようなマーケティングのプライオリティが高まるビジネスモードの中、商品、広告、経営という様々なキーワードが飛び交い経済を動かしています。
そんな様々なキーワードの中の1つとして近年、加わったのが「SDGs」です。
近年、注目度の高まるキーワードとして世の中的な盛り上がりさえも見せるこのキーワード、皆さんはご存知でしょうか?
このSDGsがいったい世の中にどうか関わり、マーケティングやビジネスにどのような影響を及ぼすというのでしょうか?
直接的に関わることとして、宣伝や広報に携わる立場としては、何ができ、SDGsを意識したプロモーションは、どのように行うか?まだまだ悩むところが多いのではないでしょうか。
最近、様々なメディアで取り上げられることも多いSDGsですが、まずは、その言葉の意味をしっかりと理解するところから、はじめることが大切です。
では、SDGsの基本事項について下記にまとめましたので、これを機会にしっかりと覚えていきましょう。
正式名称: Sustainable Development Goals
意味: 持続可能な開発目標
目標: に持続可能でよりよい世界を目指す国際目標
策定者: 国連
策定時期: 2015年
目標時期: 2030年
目標数: 17
上記内容がSDGsの基本となります。
世界的な目標を示したことで、世界はどう変わっていくのでしょうか。
10分でわかる!SDGsマーケティングの基本②【SDGsの目標と意義】
「10分でわかる!SDGsマーケティングの基本」というテーマで2つ目に取り上げるのは「SDGsの目標と意義」です。
具体的な目標としては、17ありますが、その内容は経済、社会、地球環境、人権など様々なことがあります。
簡単に言えば世界中が取り組むべき課題を解決するための行動を動かすことです。
策定された時期が2015年というわけで、既に5年以上前のこととなりますが、なぜ近年になり、様々なメディアで取り扱われ、SDGsがフューチャーされてきたのでしょうか?
少しタイムラグがあるような感じがしますが、この情報化社会の移り変わりの激しい今、少しのタイムラグが起こったことも気になる点です。
理由としては、いくつかありますが、その要因の主たるとのは、経営とコミュニケーションとの問題があるからです。
つまり、企業と顧客になります。
これが全ての企業活動に影響することから時間がかかったのです。
なぜ、時間を要したのかと言えば、SDGsが理解されるまでに時間がかかったからです。
そのため、タイムラグが起こってしまったということになります。
現代ビジネスにおいて経営の観点からみると、以下の3つの重要な要素があります。
- 経済性
- 社会性
- 環境性
この3 つの視点がどれもかけることなく広い観点から経営を行うことが大切になるのです。
持続可能性に不可欠という観点から企業に対する投資方法として、「ESG投資」が世界的に広がりはじめています。
ESG投資の要素とは、下記の3つとなります。
- 環境:Environment
- 社会:Social
- 企業統治:Governance
多様化する顧客ニーズに応える企業、顧客から選ばれる企業になることが現代企業にとっては、必要なことですが、それと同じく投資家からも投資対象として選ばれることもまた重要なこととなります。
そのような理由から、SDGsを強く意識する市場となりえたのです。
また、企業が提供する商品やサービスを購入する立場である一般消費者にも変化が現れています。
SDGsの認知率は、若い世代ほと高い傾向があります。全体の約7割という高さは、困難な時代をいかにして乗り換えなければならないかという危機感の高さを物がたっています。
特に近年はコロナ禍という不測の事態がリアルな危機感を与えることになり、これまで以上にSDGsへの関心が高まるきっかけとなったのです。
実際に世間や世の中的に関心が高まれば、SDGs関連の商品やサービスのニーズも高まり、マーケティングにも影響を及ぼしているのです。
10分でわかる!SDGsマーケティングの基本③【企業がSDGsに対し取り組むべきこと】
「10分でわかる!SDGsマーケティングの基本」というテーマで3つ目に取り上げるのは「企業がSDGsに対し取り組むべきこと」です。
SDGsの関心が高まっていることは、実際に企業活動やマーケティングに大きな影響を与えています。
今後は、これまで以上に様々な企業がSDGsへの取り組みを積極的に行うことになるでしょう。
逆に言えばSDGs関連があるかないかで消費者がどれを選ぶかが変わってくるのではないでしょうか。
そのような事態になる前に企業は、SDGsについて積極的に取り組む必要があるのではないでしょうか。
気づいた時には、遅いのでは、企業としては、大きなダメージを受け、業界から取り残されてしまうということも想像に値します。
このような現代に生きる私達消費者のニーズや意識を汲み取り、企業としては、いち早くSDGsに取り組む必要があるでしょう。
将来性という意味でも、わかりやすく言えば、SDGsがビジネスチャンスととらえることもできるのです。
では、企業が重い腰を上げ本格的にビジネスとしてSDGsを検討するなら、実際に何をやったらよいのか?それが最も悩むところでしょう。
17の目標に対し、無闇に取り組んでも意味はありません。
企業活動におけるSDGsへの対応は、自社が取り込もうとするビジネスプランをしっかりと把握することが大切になります。
まず、SDGsをとらえた事業を検討する場合、一番に検討するのは、SDGsをとらえたサービス提供ではなく、まずは、自社の企業理念を検討することが必要となります。
ビジネスとして成功させるには、まずサービスありきではなくビジョンありきで考えるのです。
SDGsという、ある意味時代のトレンドに合わせるのではなく、自社の企業理念に基づき、自社が何をできるかを考えます。
つまり、これはSDGsをコンセプトとしつつも自社としてどのようなスタンスで行い、企業全体としてどのように向きあっていくのかの指針となるからです。
SDGsという明確な目標を達成するために、全世界の全ての人、国、企業がそれに向けて意識的に進んでいくことが大切になります。
組織という危機な中では、部署やチームという枠組みの中だけで終わるのではなく、企業内で連携を深めることが大切なのです。
目標達成に向けては、何よりも一体感が必要となりますので、中長期的な見方で推進していくことが重要なのです。
環境のため、未来のためにまずはアクションを行うことが必要であり、これは社会全体からも「個」としてもしっかり対応していくことが必要とされます。