新型コロナウイルス感染拡大は、ビジネスに多大な影響を与えました。
その中で大きく変わったのが「はたらきかた」です。テレワークの浸透によるオフィスのニーズも変わりつつあります。
というわけで今回は「働き方が変わる!シェアオフィスのニーズと変化。」について詳しく説明致します。
働き方が変わる!シェアオフィスのニーズと変化。①【働き方の意識変化】
「働き方が変わる!シェアオフィスのニーズと変化。」というテーマで1つ目に取り上げるのは「働き方の意識変化」です。
変化の激しい現代社会においての、世の中の価値観というのは、時間と空間によって左右されます。
時間と空間という要素そのものが、結果的には時代を形成し、振り返ってみると、あの時はあんな時代だったなと実際に経験することにより、実感できるものです。
そのような実体験を得ることにより、私達は、実際に次のステップにようやく踏み出すことができます。
実際に時代の方向性やビジネスとして進むべき道というのは、一部のリーダーのみの意見より、より多くの意見というのが、より強い力を持つのです。
最終的には、民衆の声、力というものの影響は大きく時代を形成する力強い要素となるのです。
しかし、多くの意見が出るには、どうしても物理的な時間を必要とします。
これは、実際に各個人のそれぞれが実際に体験しないと本質的な評価を得ることはできないからです。
そのような実体験というプロセスを得た結果によって物事の良し悪しは判断させるのです。
そうしたことがつい最近、実際に起こりました。
それは「働き方」についてです。
ここ最近より、前から「働き方改革」が提唱され、時代に合った適切な働き方を見直そうという国をあげての動きでしたが、実際には、働き方についての変革の動きは非常に鈍かったと言えます。
しかし、幸か不幸か、新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、多くの企業がリモートワークなどの在宅勤務に切り替えました。
もちろん業種によっては、在宅ワークがそもそも不可能なサービスもありますので、全部が全部対応できるわけではありません。
しかし、多数の企業が今回をきっかけとして、新たな働き方にトライせざるをえない状況となったのです。
これにより働く側の人間としては、実際にトライすることによって新たな働き方の実体験を得られるようになりました。
働き方が変わる!シェアオフィスのニーズと変化。②【柔軟な働き方に対応するオフィス】
「働き方が変わる!シェアオフィスのニーズと変化。」というテーマで2つ目に取り上げるのは「柔軟な働き方に対応するオフィス」です。
これまでの働き方として、「通勤」が当り前、仕事はオフィスで行うものというのが極一般的な考えでした。
毎日、混雑する電車に揺られながら、オフィスに出社し、仕事仲間と顔を合わせ仕事をするというのが、当り前でした。
一日の大半をオフィスで過ごす、これがスタンダードだったのです。
しかし、今回のコロナ禍により企業は在宅ワークを推奨することにより、多くの価値感が変わったのです。
また、このタイミングで在宅ワークがスムーズに実行できたのは、世の中的に環境整備が既に進んでいたということの裏付けでもあります。
高速ブロードバンドインターネット回線や、ネットへ接続するためのデバイス機器の進化、様々なITツールやサービスを駆使することによって、これまでの仕事の生産性を損なわず仕事をすることができることを確認できたのです。
こうなると、これまで何のために毎日、満員電車に揺られながら、ストレスを抱え、長時間かけてオフィスに出社していたのか、非常に馬鹿馬鹿しくなります。
そのようなわけで、在宅ワークによる多くの人の実体験が生まれたことで、本格的にこれから、本当の意味での「働き方改革」を考える時代になっていくことになるのではないでしょうか。
そうした世の中の動きを受け「オフィス」についての考え方も変わろうとしています。
今後、働くスタイルとして在宅勤務が続けば、当然、オフィスというスペースの使い方、価値感も変わってきます。
利用する人がこれまでより少なく無駄に広いところを借りていても、それこそコストの無駄になってしまいます。
在宅勤務者が増加すれば、考えるのは、当然オフィスの縮小や移転などがあります。
常に仕事をするという「拠点」的な考えから、サテライトオフィスとしての考えが広がるのも当然の動きと言えます。
さらに一歩進んだオフィスと働き方の考えとしては、シェアオフィスやワーケーションなどがあります。
実際にこのようにオフィスそのものについての捉え方、あり方、そして必要性が増々変化していけば、オフィスに求められる機能そのものが変わってくるのです。
それにより、当然、オフィスに求められる設備も変化します。
実際に既にIT化の促進により、ペーパーレス化が進んでいます。
ペーパーレス化が進めば、まず用紙やプリンタ、コピー機などが不要となります。
これにより、まずは企業にとっては、余計なコストが削減できます。
また書類整備などの業務もなくなり、帳票などの書類の保管スペースさえも不要となるのです。
またタイムカードなどの勤怠報告書類なども紙から電子化することにより、状況の集約などもしやすくなり利便性は確実に高まります。
企業の業務の中で、多くの割合を占める事務作業というのを極端に軽減税率制度させることができます。
また事務作業というのは、日次や月次で、必ず発生しうることですが、業務としては単純作業且つルーチンワークであることから、システム化による自動化によっても大きく業務を効率化させていくことができるのです。
オフィスそのもののニーズが変われば、不要になるものが出る一方で、ニーズの高まるもののも必要となります。
ネットーワーク設備やファイルサーバ、PCやTabletなどのデバイス機器や各種ツール、オンライン会議に使用されるカメラやスピーカーなどの導入も検討されるのです。
このようにオフィスに対する考え方としては、新しい動きが既にはじまっているのです。
働き方が変わる!シェアオフィスのニーズと変化。③【将来をみすえた体制作りが必要】
「働き方が変わる!シェアオフィスのニーズと変化。」というテーマで3つ目に取り上げるのは「将来をみすえた体制作りが必要」です。
様々な環境や状況の変化に柔軟に対応できることが、まず第一に大切となるのですが、最終的には、どのように快適に仕事環境を整えられるのか?ということになってきます。
本当に今、企業に求められている課題とは、いったいなんでしょうか?
オフィスという空間は、確かにこれまでビジネスという時間を形成するためには、必要な要素でした。
オフィスというのは、そもそも様々な人が、ビジネスという一定の基準によって共通意識を持ち、情報を共有するために必要な「場所」でした。
そのような共有スペースの意義は、現在もまだあります。
現在のオフィスのニーズを捉えた形として「シェアオフィス」があるのです。
様々企業がオフィス自体を共有するという企業ニーズが高まっています。
オフィスの移転や縮小を実際に検討する企業も増加しており、企業ニーズの高まりというのを実感しています。
オフィスの在り方そのものというのが、確実に変化してきているのです。
オフィスの拠点をどこにするかということ自体も変化しており、特に本社機能を首都東京におく企業も多数ある中、今後の様々なリスクを考慮し、東京ではなく、地方へ本社企業を移転する企業も中には現れました。
また、ミーティングについても、これまでは、対面でのリアルな商談や面談がスタンダードとされてきましたが、オンラインミーティングのニーズの増加により、一人用ブースのニーズも高まったのです。
働き方そのものを大きく変え、柔軟なワークスタイルが今求められているのです。