前回に引き続き今回も、ユーチューバーをビジネスとして、評価した時の実態や知られざる現実について、今回の続編でもより深く迫っていきます。
普段からyoutubeを見ている皆様、知られざるユーチューバーの実態。この機会に知ってみてください。
ユーチューバー「HIKAKIN」
小学生がユーチューバーに憧れる存在として認識するようになったのが、日本のトップユーチューバーである「HIKAKIN氏」。
日本のユーチューバー界を語る上では、彼の存在を外すことはできません。
小学生の間で絶大な人気を誇る「HIKAKIN氏」の動画は、小学生が見てもわかりやすく面白い動画となっています。単純に見ていて楽しいという印象があります。
最近の「HIKAKIN氏」は、単にユーチューバーとしての活動だけに留まらず、テレビや映画、CM、イベントへの出演、企業とのコラボレーション、タイアップ企画など活動の幅を広げており、ビジネスの世界へも進出しています。
そんな「HIKAKIN氏」の最近は、単にユーチューバーとしての存在から、徐々に別の仕事にシフトしているようにも見受けられます。
youtubeの世界でトップクリエイターとなった「HIKAKIN氏」の年収は数億円にものぼると言われています。
そんな成功者「HIKAKIN氏」の華やかな姿を、小学生は、まずイメージするのではないでしょうか。
現在の「HIKAKIN氏」の収入は、youtubeへの動画投稿だけでなく、ブランド化した「HIKAKIN氏」の存在自体が価値を生んでいるわけです。
つまり現在、youtube界の中では特別な存在である「HIKAKIN氏」は、ユーチューバーというより、様々なメディアで戦略展開するクリエイターであり事業家であると言ったほうが正しいのです。
ユーチューバーに憧れを抱く小学生にとっては、見えていない一面と言えるのです。
ユーチューバーの厳しい現実
小学生の憧れの職業として、そして若者の間でも安易にユーチューバーを目指す方も存在します。
ユーチューバーによる動画を視聴者として見る分には、とにかく楽しそうで、自分もやってみたいと単純に思ってしまうことも多々あるかと思います。
その原因となるのは、やはり動画の巧みな編集技術によるところが大きいのではないでしょうか。
これは、動画マジックとも言えるものです。視聴者を惹きつけようとし、内容的にも動画のクオリティからしても、視聴者を満足させ、より多くの人に注目してもらう為、ユーチューブクリエイターは、日夜努力しているのです。
公開されている動画の分数は、視聴するのに飽きさせないように比較的、短時間で編集されています。
プロユーチューバーによって編集された動画は、実はそれだけ作品として完成されているのです。面白おかしく、いかにも遊んでいるように見える動画でも、実は良い場面を繋ぎ合わせた結果なのです。
つまり、素材として良いところしか使っていないわけです。実際の撮影時間や編集時間には、いったいどれだけの時間を要しているのか、実際のところ視聴者側には知らされることはありません。
つまり、視聴者としては、動画1本の裏側を全く知らずに、見ているのです。
ユーチューバーにも様々なタイプの方が存在します「HIKAKIN氏」のようにソロで活動する方、グループとして活動するユーチューバーも存在しています。
そんな中ほとんどのユーチューブクリエイターは、自作自演、自ら企画を考え、撮影し、編集、動画のアップロードなど様々なことを行っています。
ましてや、有名ユーチューバーであれば、ユーチューブ以外にもSNSや自身のブログなどへの投稿や情報発信などを積極的に行いプロモーションとしての活動や作業を常に行っています。
このように表面には見えない本当の「仕事」が存在しているけとは、紛れもない事実なのです。
ユーチューバーはエンターテイメント
エンターテイメントとしては、裏側を見せないことに意味があるのです。ユーチューブクリエイターの仕事は、映画やドラマの撮影と実は、仕事の内容的には変わらない点が多いのです。
ユーチューブの動画コンテンツを作るのも映画一本を作るのも行う作業や段取りは、さほど違いません。
まずは、何を撮りたいかどんな作品にしたいかの企画やコンセプトを考えます。そしてスケジューリングやキャスティング、もちろん予算についても検討の余地があるでしょう。
そして企画が決まったら、ロケーションなどを行い撮影をし、編集をし作品として完成した後に公開となります。
この1連の流れは、動画や映像作品を作るというプロセスは、ほぼ同じとなります。ユーチューバーの場合は、1人で全てを行うこともある為、映画やドラマに比べプロセスとして割愛することもあります。
製作時間もスピーディーで、より自由度も高いのがユーチューバーの特徴とも言えます。
映画やテレビなどでは、それを仕事として関わるスタッフやプロジェクトの規模が大きい為、ブームを作り出すことは、ある一定のラインまでは行なえますが、ユーチューバーの場合は、機動力が高いだけに認知されるまでには時間を要します。