マーケティング活動を行っているにも関わらず、思ったような成果が出ない、また集客にも不安があるとお悩みの方は実に多いのではないでしょうか。
ビジネスを継続していくためには、「売上」が必要ですが、売上は、どうやって伸ばしていけばよいかを考える必要があります。
というわけで今回は「売れる仕組みとゼロからはじめるマーケティング」について詳しく説明致します。
売れる仕組みとゼロからはじめるマーケティング①【売上が伸びる思考を持つ】
「売れる仕組みとゼロからはじめるマーケティング」というテーマで1つ目にふれるのは「売上が伸びる思考を持つ」です。
皆さんは、普段の生活の中で今の現状に満足していますか?
世界的に見ても日本は治安もよく、経済的にも豊かであり、全国どこにいってもある程度平均的な生活をすることができる国です。
今ではデジタル化の加速によって、何でも簡単に手に入る時代です。
ECサイトは自宅にいながら買い物ができ、待っていれば商品が手元に届くという非常に便利な販売システムを作りました。
物理的には、物が溢れ、消費者としては迷ってしまうほどの多くの選択肢を与えられる状況となっています。
そのような世の中において、皆さんは何に価値観を持ち、どこに幸せを求めているのでしょうか?
個人ニーズが重要視される現代において、各個人のニーズも多種多様化しています。
人それぞれ当然、価値基準は違い、お金の使い方も違っています。
これだけ物が溢れる時代において、現在はモノが売れない時代とも言えます。
もちろん日常に不可欠な生活必需品は安定的な供給は途絶えることはありません。
時代によってのニーズの変化の影響もあります。物が溢れる時代だけに消費傾向として、「モノ消費」から「コト消費」へシフトしていることもあります。
しかし、物が売れないという状況は、日本のマーケット事情もリアルに関係しているのです。
日本においては、消費税10%への増税や物価の高騰などがある一方、一般消費者の収入面という意味では、それほど上がっていません。
それに加えて、近年はコロナ禍による自粛ムードから、先行き不安な時代の中、節約思考やミニマム思考が広がっています。
これからは、できるだけ無駄を省き、必要なものを最低限しか持たない傾向が強まっています。
このようなご時世ということも多いに関係しているのですが、そんな中でもモノの飽和というのが起きているのが現状です。
そのような売り手にとっては非常に厳しい現実の中で、いったいどうしたら物が売れるようになるのか?
それが問題となってくるわけです。
「売り上げを伸ばす」。
これは企業や事業を営んでいる方には、常に気になるところであり目標でもあります。
実際にマーケティングが重要だと認識されだした現在でも、いざ実践しようとしたら、イメージ的に「難解」という雰囲気がつきまといますが、何はともあれ、「売れるための思考」が大切なのです。
売れる仕組みとゼロからはじめるマーケティング②【5W1H】
「売れる仕組みとゼロからはじめるマーケティング」というテーマで2つ目にふれるのは「5W1H」です。
マーケティングや集客について、最初っから難しく考えては、なかなか先に進めませんので、難しく考える思考は一旦、置いておきましょう。
では、売り上げを伸ばすための思考として、まず最初に意識することは何か?
それは「5W1H」です。
これは基本的な考えであり、何も難しいことではありません。
とにかくシンプルに考えることが非常に大切なのです。
「5W1H」の法則に当てはめるだけで、実は十分なのです。
では、この5W1Hの法則に基づいて、「売れる」ための思考的に考えてみると次のようになります。
- 何が売れるか?
- なぜ売れるのか?
- 誰に売れるか?
- どこで売れるか?
- いつ売れるか?
- どうやって売るか?
上記のように「5W1H」の法則に基づいて、ポイントを抑えて見れば、非常にシンプルでわかりやすいのではないでしょうか。
これに基づいて考えていけばよいのです。
これらのポイントについて、全て共通しているのは「売れるかどうか」ということです。
「売りたい」という希望的観測ではなくて、実際にどのようにして、どうすれば「売れるか」を考えていくことになります。
ここで「売り上げを伸ばすための思考」として大切なのは、「売りたい」と「売れる」とは、全く違う考え方ということです。
マーケティングにおいて大切なこととは、いったい何でしょうか?
それは、いつでも顧客目線にたって考えるということです。
売り手は顧客のニーズを把握し、そのニーズに応えるような商品やサービスを開発し生み出していくわけです。
こうしたことから考えると「売りたい」というのは、あくまで売り主の都合であり、一方的な自己都合なわけです。
これは、買い手目線ではなく、はっきりとした売り手目線なのです。極端に言えば、売り手の「押し売り」とも言えるのです。
押し売りをされるほうにしてみれば、迷惑きわまりない行為と受け取られても仕方がありません。
これでは、売れるものも売れませんね。逆に顧客は引いてしまいます。
つまり、売れるかどうかは「売りたい」という主観ではなく、顧客目線という客観性を大事にすることが必要となるのです。
このような考えは、ビジネスの基本とも言える考えですが、実際には日頃の売上やノルマばかりが気になり、ついつい基本を忘れてしまうのです。
ビジネスの基本、マーケティングの基本というのを常に念頭において冷静に判断していくことが売り手側には必要とされるのです。
売れる仕組みとゼロからはじめるマーケティング③【売れるを知るには】
「売れる仕組みとゼロからはじめるマーケティング」というテーマで3つ目にふれるのは「売れるを知るには」です。
特にビジネスにおいて新規事業の立ち上げの時には、より強く意識する必要があります。
何しろ企画から商品開発、宣伝、集客までの全てを行わなければならないからです。
新規事業の場合、まず見なければならないのは「何が売れるのか?」というところです。
「何が売れるのか?」を把握するのに、最も簡単な方法というのは、《売れている物を見る》ということなんです。
既に売れている物をまず、見ればよいわけですから、何も難しいことではありません。
言い換えれば、サンプリングであり、模倣であり、パクリとも言えます。
やはり、「今」売れているものをじっくり見てみれば、そこには多くのヒントが隠されており、最も手っ取り早い方法とも言えます。
これは、マーケティングリサーチとも言えるわけです。
世の中の動向と、今のニーズ、トレンドをとらえることは、基本なのです。
たとえば、あからさまに売れているものの例としてリアル店鋪の行列があります。
飲食店などの人気店、有名店などを見れば一目瞭然。顧客は、時間をかけてでも待って並んでも、その商品を買いたい、欲しいというわけです。
こうした風景は街のいたるところに見つけることができます。特別な専門店に限ったことではなく、商店街の店鋪などでも見かけることはできます。
売れている商品には、顧客を惹きつける魅力があるのです。
それは、商品そのもののクオリティであり、コストに対するお得感であり、ニーズを満たす価値観であり、そして「売り方」による違いがあります。
顧客に対する売り方、見せ方1つで売上というのは、何倍にも変ってきます。
さらにもう一つの見極めとして、利益率の高い物を売るということです。
収益性の高い物に注目することによって、見えてくることがあります。
トレンドやニーズをとらえるには、世の中のリアルに迫っていくのが最も手っ取り早い手段なのです。
日頃から常に意識し、ごろごろと転がっているヒントから学び、売れるマーケティングを構築していくイメージを植え付けましょう。