現代ビジネスにおいて既に必要不可欠と言われるマーケティング。
マーケティングなくしてビジネスは成立しません。そしてマーケティングに大きく関わるのが、ブランド力であり、ブランディングです。
というわけで今回は「10分でわかる!ブランディングとマーケティング」について詳しく説明致します。
10分でわかる!ブランディングとマーケティング①【ブランディングとマーケティングの違い】
「10分でわかる!ブランディングとマーケティング」というテーマで1つ目に取り上げるのは「ブランディングとマーケティングの違い」です。
モノが売れない時代と言われている現代。
売れないという表現は、御幣があるかもしれませんが、確かに「売れにくい」時代であり、売り手からすれば、売るのが難しい時代とも言えます。
これだけモノが溢れているからこそという状況もありますが、とにかくなんでも揃っている時代であり、消費者としては、様々なチャネルから、簡単にほしいものが手に入るというわけです。
選択肢の多さという意味でも、時に消費者を惑わすことも多々ありますが、類似品ばかりが数多く存在し、ニーズの多様化が進む一方でコスパ重視の市場評価へ繋がっているのです。
そんな市場価値の一端を担っているのが「ブランド」力となります。
ブランドがしっかり形成されることにより、売り手としては、長期的な視点で商品やサービスが売れることから、企業としては、非常に安定した経営を行うことができます。
できれば全ての企業がブランド化を望んでおり、企業としての最大の目標とも言えるのがブランド力を身につけることとなります。
そもそもブランドの起源について、皆さんは、ご存知ですか?
ブランドの起源は「牛の焼印」にあるのです。
そして、ブランドというのは、マーケティングと強く関わりがあります。
マーケティングの最終目標の先にあるのがブランド化なのです。
ブランド化することにより、何もしなくとも売れるような仕組みが整ったことによります。
ブランド化したことにより知名度が上がり、ファンが増え、ファン自らがブランド商品の良さをアピールしてくれるからです。
マーケティングは、アメリカ発のもので、ビジネススタンダードとしても日本のみならず、世界が結局マーケティングの考え方を基準としているところがあります。
アメリカはマーケティングについては、常に一歩先を行き、日本のビジネススタンダードは、アメリカの10年遅れているとも言われています。
確かに日本においてのマーケティングへの捉え方というのは、ここ数年で大きく変わってくるようになりました。
アメリカ発のマーケティングが、はじまったのは、1900年頃というわけですから、100年以上の積み上げがあり、その歴史の重みを十分に感じることができるようになるのです。
10分でわかる!ブランディングとマーケティング②【ブランディングの価値とマーケティングの動き】
「10分でわかる!ブランディングとマーケティング」というテーマで2つ目に取り上げるのは「ブランディングの価値とマーケティングの動き」です。
そんな繋がりの強いブランディングとマーケティング。
この2つの違いが明確におわかりになりますか?
日本企業においても、少し以前であれば企業には、営業部しかなかったものの近年では、専門的セクションとしてマーケティング部が存在している企業も増加してきました。
企業によってはブランディングにおいては、マーケティング部署が行っていることも多く、業務としてとらえると増々、ブランディングとマーケティングの区別がつかなくなってさまっているケースもよく見受けられます。
さらに、広告やプロモーションもあれば、その違いは、さらによくわからなくなってしまったりするものなのです。
では、ブランディングとマーケティングとは、何なのか?その違いとは、いったい何なのかを、ざっくり言えばブランディングは「企業の約束」、マーケティングは「実現方法」と言われています。
これだけ聞いても、今一つ曖昧な感じもありますので、まずは、きっちりとそれぞれの定義を覚えておきましょう。
ブランディング:
マーケティング:
ということになります。
このように概要だけみても、その違いがはっきりとわかるようになるのではないでしょうか。
ブランディングというのは、イメージ作りであり、企業そのもののイメージや商品イメージ等、対象となる全てのもののイメージを高めようとするものです。
一方でマーケティングとは、「売るための活動」そのものであると理解してください。
まずは、概要とした頭にいれておきましょう。
では、2つの違いについての前置きとしての説明をしていきます。
ブランディングは、自社の商品やサービスを顧客が評価してくれることを言い、企業と顧客との関係性というのは、非常に強固なものと認識されています。
現代においては、商品やサービスを展開していくためには、必ず情報を積極的に開示していく必要性があります。
消費者という立場から見れば、自分のニーズにあったものを見つけることから言えば、情報の受け手であり、ネットで検索し情報を導きだそうとします。
情報を取得したいと考えると同じく、取得する側がいれば、必ず発信側も存在するわけで、今度は情報発信者の立場から考えてみましょう。
マーケティング:
自らダイレクトにメッセージを発することによって、受け手に対してイメージを与える
ブランディング:
何らかの方法によって、受け手にイメージを抱いてもらう
上記のように情報発信者からの視点は、マーケティングとブランディングでは、明確に異なることが理解できます。
10分でわかる!ブランディングとマーケティング③【ブランディングとマーケティングは相互連携している】
「10分でわかる!ブランディングとマーケティング」というテーマで3つ目に取り上げるのは「ブランディングとマーケティングは相互連携している」です。
ブランディングは、直接メッセージを受け手に伝えるわけではなく、受け手自らが自らの意思により、イメージを持ってもらうということになるのです。
イメージというわけですから、イメージそのものは、各個人によって差があります。
イメージというのは、頭の中にあるわけですから、情報発信側としては、発信側が思ったようにイメージを描いてもらいたいものなのでし。
ポイントとなるのは、どうやったら、発信側の思ったようなイメージを受け手に描かせることができるのかというわけです。
そして、最終的に受け手に伝わったイメージの共有こそが、ブランド力となるわけです。
イメージを根付かせることが、ブランディングそのものの役割であり、結果として成り立ったのがブランドということになります。
では、受け手のイメージを構築するには、どうすればよいのでしょうか。
ちなみに自らメッセージをダイレクトに送るということは、除いて行うことが前提となります。
イメージ作りとして、大切なのが、第三者からの情報発信となります。
つまり、ブランドのファン自らが発する積極的な情報発信が必要となり、PRしてもらうのです。
こうしたファンからの第三者のメッセージが、実はダイレクトメッセージよりも、非常に強力な宣伝効果があるのです。
上記のような点を踏まえ、そのままこれを企業活動に当てはめてみましょう。
そうするとマーケティングとは、市場調査や広告宣伝、ターゲットへのリーチに関わる施策となります。
企業や商品の価値をいかにしてターゲットに伝えるかという方法となります。
一方で、ブランディングは、企業や商品の価値を高める活動と言えます。
つまり、ブランディングがまずベースとしてあり、それを踏まえたマーケティングプロモーションというのが、積み重なることにより、ブランドイメージは形成されていくのです。