今の時代、新入社員の育成には気を遣っておられる企業が多いと思います。パワハラ、セクハラという言葉に敏感な昨今でもあり、重大な問題になっていると思います。そこで、よりよく育つ人材育成方法を紹介したいと思います。
企業の存続=次世代を担う人材を育てること
企業が存続、発展していくのに欠かせないことの一つに、若手社員の成長が挙げられると思います。若手社員は次世代を担う社員となる人材ですので、貴重な存在になります。
その若手社員がしっかりと将来の会社の幹部として活躍できるような育成が求められる訳ですが、昨今の社会では、パワハラ、セクハラなどの問題が大きく扱われておりまして、若手社員の育成にも気を遣いながら取り組んでいかなければならなくなっています。
現在、筆者の会社では新入社員が毎年のように入社してきてくれまして、また、その入社してくれた新入社員が、会社を辞めるということは全くないような状況が続いております。規模としては中小企業ですが、新入社員は毎年4名から5名を迎える体制となっています。そんな私たちの会社の、人材育成について紹介していきます。
チーム制による組織体制
私たちの会社は、職種は営業です。ですので、新入社員も営業として職務を遂行するわけですが、営業の仕事は、経験が大きく左右してきます。個人成績で評価するような企業もたくさんあると思いますが、私たちの会社は、チーム制で営業を行い、評価もチームとしてチーム単位での評価を行うことにしています。
そうすることで、チームの売り上げを上げるために、はやく新入社員の人にも、一人前になってもらおうと考えます。それが、みんなで、真剣に新入社員のために、ノウハウを教えて行くということにつながっていると思います。
ジョブローテーション
私たちの会社は営業所が5つ程あります。近年、私たちの会社ではジョブローテーションという取り組みを行うようにしています。これは、新入社員の人に、一年目に、各営業所を、一箇所につき、1ヶ月間という間ローテーションで、回ってもらうという内容です。
外部研修の導入
私たちの会社では、経営コンサルタント会社との契約をすることで、若手社員、中堅社員に会社の将来を担ってもらう人材になってもらえるよう研修を取り入れています。
若手社員に対しては、今後チームの中核を担う、つまりリーダーとして成長してもらうためのカリキュラムを用意しています。リーダーとしての心得や、リーダーとして、部下に対しての教育方法などについて学んでもらいます。
いずれは、リーダーとしての立ち位置で、若い社員を引っ張っていくという自覚を持ってもらうことで、リーダーになるんだという気持ちを持ってもらって、モチベーションも高く持ってもらうという狙いがあります。
また、中堅社員に対しては、将来、会社の幹部として、会社を引っ張っていってもらえるような人材になってもらいたいという思いがありますので、幹部としての自覚を持ってもらうような方法で研修をしております。
例えば、会社のマネジメントについて考えてもらったり、将来のあるべき会社像に対して、どのような制度であったり、戦略であったりという、経営に関わるようなことを学んでもらうようにしています。これにより、中堅社員には、近い将来、会社の幹部として、会社を動かしていく存在になるということをしっかり自覚してもらい、モチベーションもあげて、頑張ってもらいたいという狙いがあります。
福利厚生の充実
私たちの会社は、福利厚生がとても充実していると思います。それは社員の満足や社員の幸せについて会社が真剣に考えているからだと言えます。社員がこの会社で働いていて幸せだと思えるような会社でなければ、社員の成長もないと考えているからです。
このように私たちの会社は、社員をやめさせない会社にする努力をすることと共に、しっかりと満足できる福利厚生がありますので、社員のモチベーションは高いと思っております。
また、休日もしっかりとたくさんありますので、仕事だけでなくプライベートもしっかり充実させることができる会社だと思いますので、社員も満足して働いているということもあり、離職率としては、ほんとうに低いです。
職種がどんなものであっても、若い社員の育成には、モチベーションを上げてあげるということが大切だと思います。