小売業というのは、商品の売買において顧客とダイレクトに繋がる業種というわけでマーケティング最前線の現場です。
そんな小売業の中で、日本国内で人気が高いのが「コストコ」です。そんなコストコは、顧客の期待に応えるべく新たな戦略を打ち出しています。
というわけで今回は「進化するコストコの新たなマーケティング戦略!web戦略とは!」について詳しく説明致します。
進化するコストコの新たなマーケティング戦略!web戦略とは!①【独自のマーケティング戦略】
「進化するコストコの新たなマーケティング戦略!web戦略とは!」最初に取り上げるのは「独自のマーケティング戦略」です。
アメリカ発の大型倉庫店として日本進出をしてから早や20年が経過しようとする「コストコ」。
今ではすっかりお馴染みとなり、多くのコストコフリークを生み出すほどの人気店です。
日本国内では、現在26店舗が存在しています。
各都道府県に一店舗ずつというには、まだまだですが、今の勢いがあれば全国制覇も夢ではなく、日本のどこに行ってもコストコがあるような未来があってもおかしくはありません。
そんな勢いに乗るコストコですが、今でもコストコに行ったことがないという方がいらっしゃるのではないでしょうか。
コストコの特徴と言えば「アメリカン」です。
とにかく商品サイズがビッグなアメリカンサイズということで、いわゆる日本のスーパーの売り方とは、一線を画すのです。
はじめて、コストコを訪れたなら、そのスケールの大きさに魅了されてしまうことでしょう。
皆さん、既にコストコのシステムについては、ご存知なのかもしれませんが、知らない方の為にお伝えしますが、コストコは有料の会員制です。
年会費、およそ4,000円ほどかかります。月にして350円ほどがかかりますので、決して安いわけではありません。
小売店などでの集客手段としてポイントがあります。ポイント全盛の時代において、コストコではポイントそのものでお得感を出すどころか、買い物する為に、事前に会費がかかるわけですから、戦略的には非常に強気な戦略と言えます。
そんな強気な姿勢を見せるコストコですが、それでも顧客を満足させる魅力に溢れているのです。
コストコの魅力とは、実際の売り場に行ってみればわかりますが、単に買い物に出かけるというより、遊び感覚で出かける感覚になります。
感覚的にはテーマパークにでも出かけるような感覚になり、楽しさを感じることができます。
一度訪れると滞在時間も普通のスーパーに買い物に行くよりも断然長いのです。そして客単価も高いのです。
コストコの商品は、1つ1つの単価が高いということもありますが、トータル的にみれば商品価格は格安なのです。
コストコに行くとついつい買ってしまう、そんな感覚になってしまいます。
コストコに実際に訪れるとわかるのですが、大きなカートに目一杯の商品を詰め込んでいる、お客を目にすることがあります。
それが一部の方だけでなく、かなりの割合で普通に見れる光景なので、いかに皆さんがコストコで量的にも購入しているかがわかります。
コストコの商品はビッグサイズのものが多いのですが、商品単価を計算してみれば、明らかに他の小売店に比べて安いことがわかります。
そのため、コストコにてまとめ買いをする方も多いというわけです。
コストコのマーケティング戦略は、これまで日本には存在しないスタイルでした。
その戦略に現在の日本人の価値観とライフスタイルに上手く合致したことがコストコの成功要因と言えるでしょう。
進化するコストコの新たなマーケティング戦略!web戦略とは!②【ついに始まったwebマーケティング戦略】
「進化するコストコの新たなマーケティング戦略!web戦略とは!」2つ目に取り上げるのは「ついに始まったwebマーケティング戦略」です。
そんなコストコが、ここ最近も新たな戦略を打ち出してきました。
それがオンラインショップの開設です。スタートしたのは、2019年12月10日。
webマーケティング戦略の代表的手段と言えるオンラインショップは、さらなる顧客に向けての戦略と言えるでしょう。
オンラインショップの存在は、webマーケティング戦略としては、既に当たり前のことのように思われますが、リアル店舗を売りとしてきたコストコがオンラインショップを開設したことは、意外とも思われました。
リアルにはリアルのオンラインには、オンラインのそれぞれの特徴と役割があるからです。
コストコのオンラインショップの登場により、実際に倉庫店で売っている商品と同じものを購入することが可能となりました。
コストコファンにとっては、嬉しいことと言えるでしょう。なにしろ、わざわざお店に足を運ばずとも買い物ができちゃうわけですから。
日用雑貨、家電製品、アウトドア用品、ジュエリーなど、コストコの商品を購入できます。
コストコには、車で出掛ける方が多いのですが、車を所持していない方でも利用することができるオンラインショップは、使い勝手のよいサービスと言えるでしょう。
オンラインショップでは、コストコのプライベートブランドであるカークランドシグネチャーの商品も、もちろん購入できます。
実はオンラインショップには、オンライン限定の商品なども存在しているのです。こんな売り方も、コストコフリークを惹きつける魅力となります。
コストコオンラインショップを利用できるのは、コストコ会員のみとなります。
会員になれば、誰でも利用できますが、その為には年会費を払わねばなりません。
実際に利用するには、コストコの会員であると同時にオンラインアカウントの作成が必要となります。
実際にコストコのオンラインショップを利用する為の手順を解説しておきます。
- コストコ公式サイトへアクセスする
- サイトから必要事項を記入する。名字、会員番号、誕生日を入力する。
- 入力完了後クリックし、任意のパスワードを設定する。
- 登録ボタン、クリックでオンラインメンバー登録完了。
上記の流れでアカウントを作成することによってオンラインショップの利用が可能となります。
ちなみにオンラインショップ利用の登録には、コストコ会員でも非会員でも登録が必要となります。非会員の方は、その際、会員になる必要があります。
それとオンラインでの決済は、マスターカードのみとなるので注意が必要です。
コストコを余すところなく有効に使うには、やはり実店舗と共にオンラインショップも併用したいものです。
コストコオンラインショップを使うメリットも、それなりにあるのです。
その1つがハーフシートケーキの予約とカスタマイズオーダーです。
コストコでは有名な巨大なハーフシートケーキ。ちょっとしたホームパーティなどで多くの人が集まる時には使えます。
大人20人分は、ゆうにある巨大なケーキです。
このケーキの注文は、これまで実店舗のみでしか出来ませんでしたが、これがオンラインから出来るようになるのは、素晴らしいことです。
ちなみに今のところハーフシートケーキのオーダーについては、受け取り店舗が全国で5店舗のみと限定されていますが、将来的には、全店舗で受取可能になるかもしれないですね。
さらにオンラインアカウントを作るとお得情報が届くメルマガなどもあります。
オンラインショップのデメリットとしては、商品価格が実店舗より高くなることです。
その理由は、送料が含まれているからです。さらに最低販売単位が決まっていることも注意点です。
進化するコストコの新たなマーケティング戦略!web戦略とは!③【エグゼクティブメンバー】
「進化するコストコの新たなマーケティング戦略!web戦略とは!」3つ目に取り上げるのは「エグゼクティブメンバー」です。
オンラインショップの開設の他、さらなる新しいコストコの戦略が「エグゼクティブメンバー」の増設です。
2019年9月2日に新たな会員資格となったのが「エグゼクティブ会員」です。
従来の会員タイプは、次の2種類でした。
- ゴールドスターメンバー:4,400円(税抜)
ビジネスメンバー:3,850円(税抜)
つまり法人会員と個人会員の2つだけでした。
海外では既にエグゼクティブメンバーが存在していましたが、日本でも導入されるようになったのです。
「エグゼクティブ」と、言っても特に審査などはあるわけではなく、会費さえ払えば誰でもなることができます。
エグゼクティブメンバーの会費は9,000円(税抜)となり、これまでより2倍ほど高いことになります。
これもまたコストコの強気の戦略と言えますが、海外で既にあった仕組みを日本で導入するにあたり、タイミングを考慮していたのは、緻密やマーケティングリサーチによるものです。
エグゼクティブメンバーにも様々な特典がありますが、最大の特徴がキャッシュバックです。コストコをよく利用する方ならお得なシステムです。