企業において重要視されるマーケティング活動。
そんなマーケティングは時代の変化と共に密接に関係し変化をしています。
そのマーケティングの中でも、さらに重要視されているのが「UGC」です。
というわけで今回は「マーケティングで重要視されるUGCとは」について詳しく説明致します。
マーケティングで重要視されるUGCとは①【そもそもUGCとは】
「マーケティングで重要視されるUGCとは」というテーマで最初に取り上げるのは「そもそもUGCとは」です。
様々な情報が飛び交う現代社会。
何をするにもまずは、スマホで「検索」というように、考えてみれば日常の全てのスタートがリサーチから、はじまっているようなところもあります。
情報というのは、現代人にとって、様々な物事の選択には必要な材料となっています。
ある意味、現代人には情報に縛られていると言っても過言ではないでしょう。
そのような状況だからこそ、マーケティングというのは、ビジネスにおいての重要度を高めているのです。
先述のように、一般の方でさえリサーチを普通のこととして行っている状況であれば、企業としては、マーケティングリサーチに注力するのは、当たり前のことです。
そしてマーケティングを形成する要素というのもまた、いくつか存在しています。
それら1つ1つの要素が、明確になっていないことも事実です。
そんな不明確な部分があるからこそ、マーケティングはどこか漠然としていて、抽象的なイメージにとらわれてしまうことも、1つの事実です。
いくつかのマーケティング要素の中でも、近年特に注目されているのが「UGC」です。
「UGC」という用語の認知度は、まだ、それほど高くないのが現状なので、はじめて聞いたという方もいらっしゃるかもしれません。
「UGC」とは、「ユーザー生成コンテンツ」のことです。
正式にはUGC=User Generated Contentsと言います。
ユーザー生成コンテンツとは、一個人のユーザー自身が自発的にSNSなどに投稿をし情報を発信することです。
SNSへの他、ブログやサイト、ショッピングサイト他、各種オンラインサービスを利用してネット上に情報を掲載します。
情報となるのは、何も文字情報だけではなく、画像や動画、音声」などで発信します。
特に画像や動画での情報発信は視覚的要素が強い印象を与え、ユーザーにとって大きなインパクトを与えます。
これは、ネット上においてのユーザーの情報の影響力が強くなったことにあります。
第三者という立場からの意見こそ、リアルな評価と受け止められているからです。
いわゆり口コミ情報のように生の声として影響力は強いのですが、その情報には良いところも、悪いところも両面、存在するのが事実です。
ユーザーが自発的に行っている「UGC」とは、どのようなものかと言いますと、例えばTwitterへの何気ないつぶやきや、Instagramへの投稿などがあります。
具体的な事例を1つあげるなら、近年起こったタピオカブームがあります。
見た目も鮮やかなポップな感じのタピオカドリンクは、おしゃれな感じもあり、インスタ映えすると若い女性が数多くアップしていました。
その他、Amazonや楽天などの大手ネットショッピングサイトモールにてのレビューや口コミ投稿などがあげられます。
具体的に言えば、これらが「UGC」と言えるわけです。
SNSを介した「UGC」は、非常に活発ですが、ユーザーからの発信には意識している場合と無意識の場合があります。
明確に意識している場合は、商品やサービスそのものの利用価値をわかって、欲しくて情報発信する場合や、口コミやレビュー投稿することにより、なんらかのメリットがあることか行う場合です。
一方、無意識の情報発信としては、特に商品をおすすめしたいわけではなく、日常の一コマとして情報発信をしていることです。
先の例のように「タピオカ」かあります。
「タピオカ」について言えば、ここのお店のタピオカが美味しいよと宣伝するのが目的ではなく、今日は、こんなおしゃれなタピオカを楽しんでいる日常の様子を公開しているだけなのです。
つまり、ユーザーが意識しているか、無意識かは全く違うわけです。
しかし、情報発信の目的は違ったとしても「UGC」としては、結果的に同じことになります。
マーケティングで重要視されるUGCとは②【コンテンツを作るのはユーザー自身】
「マーケティングで重要視されるUGCとは」というテーマで次に取り上げるのは「コンテンツを作るのはユーザー自身」です。
影響力の強くなったユーザーからの声というのは、マーケティングとしてどの程度の影響があるものなのでしょうか。
ネット上には、様々な情報がありますが、ネット上の噂や口コミというのは、あくまで個人の意見であって自由なのです。
自由が故に個人が好き勝手な意見を発信してもよいこととなりますが、そうなるとその意見においての信憑性というのは、保証されていないことになります。
とは、いっても1人のユーザーの声もその他、多数のユーザーの元にも確実に届くものです。
影響力としては、非常に大きくマーケティングを仕掛ける側としても全く無視することができない状況となっています。
「UGC」というのは、マーケティングを形成する上でも良くも悪くも無視することは、できません。
「UGC」が重要視される原因としてSNSの発展が影響しています。
SNS=ソーシャルネットワークサービスとは、基本的に無料で使うことができることから、一般への浸透率も非常に高まったのです。
現在では、スマホのアプリで誰もが簡単に投稿、閲覧も瞬時にできる手軽さ、便利さがSNSの拡散性を増長させたのです。
SNSでの情報発信は、単なる情報の提供というよりも、もっと直感的なものであり、感情をダイレクトに表現したいという行為そのものです。
相手に対しての単なる連絡手段ではなく、今の自分の気持ちをわかってほしいという共感を得たいというわけです。
そのような気持ちの思いから、強く共有したいということを発信するユーザーは願っているというわけです。
ある意味、SNSへの投稿は自己満足なのです。これが無意識に情報を発信していることになるのです。
共感や共有という情報は、心理に大きく関わることなので、感覚的には有益な情報であると捉えられることが最初から強いのです。
だからこそ、ユーザー自信も共感という感情から安心感を得て自分自身を納得させることができるというわけです。
ネット上の情報というのは、売上においては、かなりの影響を与えます。
SNSの反響によっては、良くも悪くもなるというわけです。
マーケティングで重要視されるUGCとは③【企業にとっての良し悪し】
「マーケティングで重要視されるUGCとは」というテーマで最後に取り上げるのは「企業にとっての良し悪し」です。
SNSやUGCは、企業(売り手)にとっては、かなりの影響を及ぼすことになります。
UGCは、トレンドそのものを形成していく強い力があります。
それだけにUGCというのは、脅威に感じることもあるのです。
UGCは、基本的に「自由」な意見であり、そのほとんどが匿名での発信であることです。
つまり、それらの匿名の情報には、何の担保もないということになります。
噂や口コミというのは、良くも悪くも両面があります。
多くの意見や声が上がれは上がるほど、共感の数は増加していきますが、実際のところの信憑性というのは、わからないものが多いのです。
口コミ情報を信じるも信じないも、その情報を取得したユーザーがどう判断するかに委ねられています。
売り手側として良いこととしては、ユーザーのリアルな声が届きやすくなったということがあります。
結果として商品やサービスの結果が、良かれ悪かれ、大多数の意見をキャッチしやすくなったというのは、様々なサービスや商品を提供する企業からすれば、改善の余地を与えられることになります。
情報過多の時代、マーケティングをコントロールするということは、実に難しいわけです。
結局のところ、最後は一個人の判断に委ねられているということになります。