皆さんは自分自身を客観的にとらえ、どのようにして評価し分析しますか？周りからみれば、自分がどのように評価されているかというのを知ることは非常に大切です。
それは個人だけでなく、企業にとっても全く同じことが言えます。
というわけで今回は「企業にとって必要なエゴサーチ活用とマーケティングへの展開」について詳しく説明致します。
企業にとって必要なエゴサーチ活用とマーケティングへの展開①【エゴサーチとは？】
「企業にとって必要なエゴサーチ活用とマーケティングへの展開」というテーマで1つ目に取り上げるのは「エゴサーチとは？」です。
周りから見た自分の評価、相手が感じる印象というのは、自分自身でする評価とは、全く違ったりするものです。
そして自己評価というのは意外に難しくあてにならなかったりまします。
周りから見る目と自分自身で判断した場合には、大きな開きがあることも多々あります。それだけに客観的判断というのは、非常に大事になるのです。
客観的評価というのは、個人だけではなく企業としても非常に重要な要素となります。
企業が向き合うべき客観的評価は、企業戦略の構築にも繋がるからです。
客観的な視点どとらえることが、企業であっても個人であっても非常に重要となりますが、企業にとっての客観的評価と分析は市場においての自社の存在価値を確認すると共にマーケティング戦略にも役立つというわけです。
さて、次に「エゴサーチ」そのものについてふれてみましょう。
皆さんも、「エゴサーチ」という言葉は、既にご存知のことかと思いますが、ここで改めて「エゴサーチ」の意味を説明しておくと、自分の評価についてのネット上での評判や個人情報が漏れていないかチェックすることです。
ネット上では、本名やハンドルネーム、サイト名、ブログ名などをキーワードとして検索し、自身の運営しているサイトの評価などを確認したり、情報を取得することです。
「エゴサーチ」というと、世間に影響力を持つインフルエンサーなどの有名人のよう個人の情報をサーチするようなイメージもありますが、決して個人だけを対象とするわけではありません。
個人や企業(団体、組織)に関係なく利用されます。
例えば芸能人やスポーツ選手などの有名、著名人などだけではなく、最近では一般の方でも積極的に情報を発信している方もおり、そのような一般の方でもエゴサーチには、多数ヒットします。
さらにSNSの利用が一般的になったことから、SNSマーケティングの積極的活用も加速しています。
そのような動きから、企業でもエゴサーチを気にせざるえない状況となっているのです。
企業にとって必要なエゴサーチ活用とマーケティングへの展開②【ソーシャルリスニング】
「企業にとって必要なエゴサーチ活用とマーケティングへの展開」というテーマで2つ目に取り上げるのは「ソーシャルリスニング」です。
SNS上では、日々常に新たな情報がユーか発信されています。
その数は膨大なデータ量となりますが、SNSへと発信している当のユーザーというのは、実は情報発信については、それほど意識しているわけではなく、単なる日常の一コマとして情報を提供しています。
つまり、それはユーザのダイレクトな生の声というわけです。
日常の何気ないSNSの活用が、一般消費者の素直な声であり、評価であるとも言えるのです。
例えばSNSで取り上げられた商品やサービスが、高評価ならその評価の高さが拡散しますし、逆にクレームや評価が低ければ、商品は売れなくなる可能性だってあります。
つまり、これらのSNS上の声というのは、企業は無視することは出来ず、ダイレクトな消費者の声を受けとめる必要があるのです。
企業としては、自社のマーケティング活動の分析を行うために、様々な方法で市場分析を行いますが、その中にはユーザー評価の取得があります。
つまり、分析要素の材料として、一般消費者の評価や意見というのは、必ず必要なわけで、情報収集プロセスも存在するけです。
このようなことから、SNS上にある一般ユーザーの声を拾うことによって分析を行うことを「ソーシャルリスニング」と言います。
この「ソーシャルリスニング」は、企業が製品の現状把握や、マーケティング戦略を考える上で、今後を左右するものとなり、様々な情報収集の可能性を広げることとなります。
企業が自社の商品やサービスのダイレクトな評価を把握するには、最も手軽であり、手っ取り早い方法と言えます。
企業が一般消費者の意見を収集するには、アンケート調査やインタビューなどがありますが、これらは手間も暇もかかります。
しかし、エゴサーチならば、ネットで検索し情報を取得することが基本ですので、デスクにいたままユーザーの声を取得できるというわけです。
SNS上でのユーザーのコメントとして貴重なはのは、「何気ないつぶやき」です。
この「何気ないつぶやき」こそ、ユーザーが無意識に発信する正当な評価と言えます。
正当な評価こそ企業としては、欲しがるのです。
では、逆にユーザー側からみたい場合、ソーシャルリスニングによるメリットとは、あるのでしょうか？
それは、ユーザーが直接企業に対し商品やサービスの改善要望などを伝えなくとも、企業自らが、自分の要望に対応してくれたという結果です。
ユーザーニーズに対応することで、企業としてもまた、ユーザーからの評価を高め、信頼をえるというわけです。
さらに、近年ではエゴサーチ、ソーシャルリスニングだけではなく、一歩進んで「アクティブサポート」というマーケティング手法も取り入れられています。
このアクティブサポートとは、SNS上で見つけた自社の商品、サービスに対する不満を発信している人に対し企業自らが返信をして対応することです。
つまり、不満やクレームに対し自ら探しにいき、企業側から直接コンタクトをとり、ユーザーに対しアプローチを行い、商品やサービスの改善を行い、ユーザーニーズを満たすというSNSマーケティングの手法なのです。
企業にとって必要なエゴサーチ活用とマーケティングへの展開③【企業がエゴサーチを行うメリット】
「企業にとって必要なエゴサーチ活用とマーケティングへの展開」というテーマで3つ目に取り上げるのは「企業がエゴサーチを行うメリット」です。
企業がエゴサーチを行うことによる具体的なメリットについてふれてみましょう。
まず最初に企業に届くことのないようなユーザーの意見を知ることができるというわけです。
実はユーザーというのは、些細な悩み事を抱えていることが多いのです。
企業が提供する商品やサービスに対し、少しの不満はあるものの多少の我慢を持ちつつ使っているケースも意外と多いものです。
しかし、ユーザーとしては、多少の不満でいちいち企業にコンタクトをとっていられないというのも本音なのです。
つまり、ダイレクトに企業に届かないようなユーザーニーズを知ることができるということです。
これらの声を把握することにより、ユーザーの声を製品に反映したり、今後の課題と対策、方針決定に役立てられるということです。
次に企業が、商品やサービスに対してのリアルな評価を得ることができることです。
企業にとって現状の顧客ニーズやイメージを知るということは、非常に重要なこととなり、将来的な戦略をも計画しやすいのです。
またソーシャルメディアの長所として、企業が顧客とダイレクトにコンタクトをとることもできることが、顧客との信頼性を高めるメリットと言えます。