働き方の多様性により、現在様々な形で仕事をする人が増えています。ネット社会の影響により職種そのものも近年変化を見せています。
そんな中、いつの時代も必要となるのが営業職です。変わる時代の中、今後営業職として生き残っていく為には、何が必要なのか今回迫っていきます。
変わる時代。人と物。
技術の進歩が目覚ましい今日この頃において、技術だけではなく人間自身も進化し成長する必要があります。
何気ない日常を振り返ってみても、私達の生活は、少し以前に比べても、多くのことで変化があります。物の進歩だけでなく、人の考え方、ライフスタイル、働き方など様々な面で変化があり、変化は今後も途切れることなく続くことでしょう。更に変化のスピードは増していくばかりです。
そのような変化の激しい現代社会、そして今後の未来において職業も変わり続けりでしょう。AIの発達によって、今後人間に変わってAIが仕事をしてくれるようになれば、これまで人間が行っていた仕事が、種類によってはなくなるのではないかと言われています。
実際に遠い先の話しではなく、近い将来必ず職種は変わってきます。
そんな中で「営業職」の未来は、どうなるのでしょうか?人と人を繋ぐ仕事の営業職は、なくならないような感じもありますが、営業職でさえ安心とは言えません。
なぜならば、顧客は、欲しいものや情報があれば、簡単にそれを見つけることが既にできるからです。現代社会では、ほとんどの情報が開示されている状況です。
しかも顧客は、いつでも何処でもスマホで簡単に誰もが情報を取得できるのです。こうなると営業マンの立場としては、どうなるのでしょうか?決して安泰とは言えません。
変わる時代と人と物。もちろん営業マンであっても時代に応じて変わっていく必要があります。
未来に向けての営業マンとしてのあり方
現在、営業職の仕事に携わっている方、あなたは今いったい営業職という仕事の為に何かしていますか?
この先も営業マンとして仕事を続けていなければ、自らスキルアップの為の学習を行わなければなりません。会社の研修などに頼っているようでは営業マンとしての未来はありません。
少し以前では常識と思われていたものが常識としては、通用しないことも多々あります。「常識」そのものも日々変わっていくからです。
今日の「常識」が明日には「常識」ではなくなる可能性もあるのです。
「常識」というのは、私達の生活においては、暗黙の指標となります。その指標が日々アップデートされるのですから、まず最新の常識、つまりトレンドを知っておくことが営業マンとしての最低限の勉強です。
常識を知らない人は、非常識になってしまいます。非常識な営業マンとなれば、顧客から信用されることなんてありません。「信用」は、営業にとって最も大切なものですし、「信用」を得るのが営業マンの仕事と言えます。
営業マンとして今後、生き残っていく為には、自分自身の日々の進化を念頭において行動をする必要があるのです。
今、このマインドが欠けている営業マンの方、この先も営業職として仕事をしていくつもりならば、まずはじめに考え方やマインドを変えることからはじめましょう。
生き残っていく為に営業マンとして、すべきこととは。
この先、営業マンとして生き残っていく為には、時代との勝負となります。
営業マンにとっての最大のライバルとなるのが、日進月歩で進む技術力だからなのです。
技術の進歩は、顧客に情報を簡単に与えます。もちろん情報を与えているのは、技術そのものでなく人間自身です。情報の発信者となるのが企業に所属する人間です。
顧客自身が自ら必要だと思い情報を取得してしまえば、営業マンの必要性は果たしてあるのでしょうか?公開されている情報ならば、営業マンが顧客に対して説明するという価値観など極めて低いものとなります。
そのことからも、営業マンとして今後生き残っていく為に必要なことは、何だかおわかりになりましたか?
それは、営業マンでしか知りえない独占的な情報です。例えばそれは、自社の商品やサービスだけの独占的な情報だけではありません。
では、どんな情報が武器となるかと言えば、それは「ノウハウ」です。
顧客にとって必要となる「ノウハウ」とは、いったいなんでしょうか?
これだけ情報が溢れた世界で、しかも顧客がいとも簡単に情報を取得できる環境であったとしても、何が良くて何が悪いか判断するノウハウを提供することは、知りたい情報としては実は非常にニーズが高いのです。
それを営業のプロとしての視点から顧客に提供することが、今後の営業マンとして生き残る方法なのです。
情報過多となった時代に必要とされる答えが、ここにあります。何をおいても、未来の営業マンは、常にリードしなければならない立場であることは間違いありません。