皆さんは、フリーマーケットを利用したことがありますか?買い手にも売り手にもなれるフリーマーケットは、売買という行為を体感できます。
そんなフリーマーケットもデジタル化が進み様々なフリマサービスが存在しています。
というわけで今回は「フリマサービスと消費者心理がマーケティングに与える影響」について詳しく説明致します。
フリマサービスと消費者心理がマーケティングに与える影響①【フリマとは?】
「フリマサービスと消費者心理がマーケティングに与える影響」というテーマで1つ目にふれるのは「フリマとは?」です。
今のご時世、欲しいものは簡単に手に入るような本当に便利な世の中となりました。
ネット者会により様々な情報が飛び交う現代社会において、消費者の立場からすれば、無数の選択肢が存在しているわけです。
商品やサービスの選択だけではなく、どのサービスを利用して商品を入手するかということも、選択する必要があります。
普通、消費者が物を購入する場合、企業や小売業から商品を購入するという売り手、買い手の立場が明確である場合があります。
これをBtoCと言います。これは、企業と一般消費者を対象としたビジネススタイルのことです。
そして、さらにCtoCもまた近年では、いたって普通のこととなっています。
CtoCとは、売り手と買い手が、一般消費者同士でやりとりすることです。
そんなCtoCの事例として、「フリーマーケット」があります。
皆さんも、フリーマーケットを訪れたことがありますか?
公園やイベント会場など、至るところで行われています。
フリーマーケットを一度でも訪れたことがある方なら、おわかりかと思いますが、一般的なお店などとは、全く違う独特な雰囲気があることに気がつきますよね。
もちろん、普通のお店ではないので、雰囲気が違うのは当然のことなのですが、フリーマーケットを訪れると何か楽しい感じがしませんか?
フリーマーケットの場には、何があるかわからないからです。
フリーマーケットに訪れると、まるで宝探しのようなドキドキ感があり、掘り出し物がないかを探すような楽しさも感じるものです。
フリーマーケットには、意外なものが売っていたり、安価に売っていたりしているので、特に必要ではなくても、なんとなく惹かれて、ついつい買ってしまうということもあるのではないでしょうか。
そんな消費者心理を揺さぶるのがフリーマーケットなのです。
また公園などで開催されるフリーマーケットのイベントは、天気のよい青空の下で、行われる開放感の中で物が売られることが、まるでお祭り気分で気分を高揚させてくれるのです。
売る場所、売り方、売る雰囲気によって例え同じ商品であっても、消費者にとっては受け取り方か全く異なるというわけです。
これは、フリーマーケットならではの消費者心理を揺さぶる特徴と言えます。
このように消費者心理を揺さぶるという事例がビジネスモデルの参考になることは、実は多いのです。
顧客ニーズを知り、消費者ニーズに応えることがマーケティングの基本でもありますが、顧客心理をキャッチすることというのは、実は非常に難しいことなんです。
心変わりが激しいのが顧客心理というわけですが、目移り激しい顧客心理をとらえるのに、フリーマーケットの観点からマーケティングをとらえると非常に興味深く面白くもあります。
さて、そもそも「フリーマーケット」とは、いったいなんでしょうか?
フリーマーケットは、不用品や手製の品などを持ち寄って取引する市場のことを言います。
物の溢れる時代に不要なものを何とか有効活用したいというリサイクルです。
現在でもリサイクルショップやリサイクル関連のサービスを提供する企業は数多く存在しますが、フリーマーケットは、それとは少し違います。
先述したように、その違いとはBtoCであるか、BtoBであるかということです。
そんなフリーマーケットの特徴を活かし、新たなサービスとして流行っているのが、フリマアプリです。
フリマアプリは、いわばフリーマーケットのオンライン版です。
一般消費者同士がやりとりする仕組みで、不要になった中古品をオンライン上に持ち寄り売買する市場です。
扱うものは、所謂中古品だけではなく、未使用品などの新品に近いものや、ハンドメイドなどの手作りのものを売ることもできます。
この「フリマアプリ」は、スマホアプリを利用すれば誰でも簡単に利用することができ、人気も高いサービスとして、今ではすっかり認知されています。
ほとんどのサービスが、簡単なユーザー登録だけで、すぐに利用することができ、買い手にも売り手にもなれます。
特にフリマアプリで優れているのは、出品から、取引の成立、決済までを全てオンライン上で済ませることができることです。
フリマアプリやオンラインでのフリマサービスは、フリーマーケットの進化系と言われるものです。
ちなみにフリマアプリがない頃、そしてフリーマーケットと言われる時代には、「ガラクタ市」と言われ、日本にもその文化は存在していました。
フリマサービスと消費者心理がマーケティングに与える影響②【トレンドを示すフリマ】
「フリマサービスと消費者心理がマーケティングに与える影響」というテーマで2つ目にふれるのは「トレンドを示すフリマ」です。
そして、現在オンライン上での様々なウェブサービスが展開されていますが、ECサイトとして巨大ショッピングモールとして、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング等が台頭しています。
これらは、BtoC向けの「ECサービス」という立場の代表的なビジネスモデルと言えます。
その一方でCtoC向けのサービスと言えば、「Yahoo!オークション」等の「オークションサービス」や、「メルカリ」などのフリマサービスが中心となります。
CtoCに特化するという意味では、「フリマサービス」の台頭というのは、非常に成長著しく魅力的な市場と言えます。
「メルカリ」に代表されるフリマサービスですが、今やすっかり定着しメジャーな存在となっていますが、実際には、いったい誰が、どのようにフリマサービスを利用しているのでしょうか。
フリマサービス利用者の消費意識や消費アクションを理解することでマーケティングも理解することができます。
フリマサービスは、個人間電子商取引のサービスそのものであり、リアルなフリーマーケットと同じで、出品者が売りたい物を自由に出品し、自由に価格を決め販売・購入を可能さた仕組みをサービス提供しています。
フリマサービスの利用率全体を見ると次のような割合となります。
ECサイト: 72.5%
オークション: 33.1%
フリマアプリ: 17.7%
このように利用率だけ見ると全体的な割合から、すればフリマアプリの利用率は、それほど大したことはないと思われがちですが、フリマサービスは、フリマアプリで利用することが前提となっています。
つまりスマートフォンならではのサービスと言えます。
ということからもおわかりいただけるかと思いますが、スマホアプリは、若年層になるほど利用率が高まるというわけです。
利用率では男性では10代、女性では10〜30代が最も多くフリマアプリを利用しているのです。
フリマサービスと消費者心理がマーケティングに与える影響③【フリマを利用する消費者心理とは】
「フリマサービスと消費者心理がマーケティングに与える影響」というテーマで3つ目にふれるのは「フリマを利用する消費者心理とは」です。
また、フリマアプリ利用目的としては、次のような理由が多くを占めています。
- 不要品を処分したいから
- 捨てるのがもったいないから
- お金を得たいから
- 誰かの役にたちたいから
- 節約のため
このような理由が多く、BtoCとは全く異なることがわかります。
またフリマアプリを利用し、売り手となった場合、売れたら単純に嬉しいし、楽しいという心理があり、取引そのものを楽しめるという点もポイントとなるようです。