こちらからシェアしてね!

表面上は豊かな日本社会ですが将来に向けては大きな課題や問題などを数多く抱えています。そんな日本社会における問題点が「格差社会」です。この現実問題は日本社会のゆがみの現れです。今回は、「格差が生み出す日本社会のゆがみ」というテーマで様々な観点から考察してみます。

「格差」という現実問題がここにある!


豊かな社会の日本は、世界的に見ても平和な国であり日本を憧れる海外の方も多数いらっしゃいます。治安的にも世界基準では非常に安全な国であること、そしてインフラ整備は全国的に行われており生活する上では満たされた国だと言えます。

経済的にも世界第三位という経済大国日本では、マーケティングの面からみても優れた国と言えます。全てにおいて整っているかに思われる日本ですが、実は深刻な問題をいくつも抱えています。それが「格差問題」です。

実はこの「格差問題」が近年如実に現れているのです。しかも年々この傾向は強まるばかりというのが本当のところです。実際には、「格差問題」は、国を上げて取り組むべき問題ではありますが、国民全般からすれば、それほど重要視して捉えられている問題とも思えないのです。

この「格差問題」は、目を瞑るべき問題ではないですが、問題意識が低い要因として、メディアやマスコミがそれほど積極的に扱わないということも原因の1つです。例えば、何か事件などが起これば、それを題材としたニュース報道はされますが、広義の意味での「格差問題」は、触れられないからとも言えます。

「格差問題」に関する意識の低さそのものも問題の1つとされているのです。実際、政府も本気で改善しようとする積極姿勢は見られません。政府はアベノミクスを掲げた経済対策に余年がありません。確かにここ数年の日本経済を見ると少なくとも政府の行った経済対策は、ある一定の効果は出ていると評価できます。

しかし、一方で後回しにしている問題も山積みとなっているのも事実です。ポジティブな方向を打ち出し、経済やマーケティングを活性化し良い流れを作るのが先か、ネガティブな問題にじっくり向き合う必要が先かどちらが良いかは難しいところですが、経済効果と格差問題は同士に考えなければならない大きな課題と言えます。

経済大国日本の収入格差は世界的にみれば、実はワースト8に入っているのです。経済大国3位の国が、格差という側面では下から数えた方が早いというのは、実はもっと恥ずべきことではないでしょうか。

これがまさに「格差」が生み出す社会の「ゆがみ」と言えるのです。

格差の原因とは?


「格差問題」は、世界中でも問題となっていることで、特に発展途上国については、貧困や格差が問題となり争いの原因となることも多々あるのに、経済大国日本でも格差社会となるのは異常とも言える現象ではないでしょうか。

実はこの「格差」は、どこの国でもどんな国でも起こり得ることなのです。そもそもの原因となるのは、人間そのものの本質が原因なのです。その為、発展途上国でも先進国でも限らず起こり得ることなんです。つまりどれだけ教育を受け、優秀な人材を作り出したとしても根底の部分では、格差はなくならい可能性もあり得るということです。

貧困や格差問題がなくならないのは、人間の本質、すなわち「欲望」があるからです。どれだけ高等教育を受けた人間でも「欲望」は必ずあります。つまり、人間は愚かな生き物なのです。

また格差問題は時代背景にも関係があります。格差問題は時に政治問題としてすり替えられてしまうこともあります。資本主義の世界では結果ありきなので、弱肉強食という生存競争に勝たなければならないという意識もあるからです。

日本における具体的格差の内容とは

日本における格差とは、具体的にどのようなものでしょうか?

最も如実に現れているのが人口バランスと人口推移です。現在の日本は超高齢化社会。そして少子化です。長寿大国となった日本の平均寿命は伸び、健康で年老いても働ける世代が増加している事実は、良いこととはいえ、その一方で少子化という減少が起きているのは、格差問題の現れとみてよいでしょう。

少子化の原因となるのが、経済的事情、時代による価値観の変化、ライフスタイルの変化、雇用問題、晩婚化、未婚率の増加など様々な要因があり、一概に「格差」がダイレクトな問題であると断定できるわけではありません。

しかし「格差」が根幹にある問題であることは間違いありません。

「格差」は「貧困」を生みます。「貧困」は、家庭の形成や子供の教育にも関係します。子供に対して教育ができなければ、成長した子供はやかで大人となり下流層となり格差社会的の波に飲まれてしまうというわけです。

実態的に先進国である日本の「格差問題」は、実は発展途上国のそれとは、全く違い実は「階級社会」の始まりでもあるのです。少子化となった現在の日本は、何かしらの対策をしなければ、今後は更に「階級社会」がより一層進むのではないでしょうか。

社会の「格差」や「貧困」が高まるスピードは、生活の豊かさや技術の進歩と比例して加速してゆくでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回は、「格差が生み出す日本社会のゆがみ」について考察してみました。この問題は、現代に生きる私達にとってほんの一角の問題です。個人個人がしっかりと向き合い取り組む必要があるのではないでしょうか。


こちらからシェアしてね!