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時代が変わる時、人々のニーズ、価値、常識というのは一気に変わるものです。

だからこそ時代によってライフスタイルは変化しビジネスもまた変っていくのです。そして今「農業」が変わろうとしています。

というわけで今回は「時代の変革期!今、農業をビジネスに!」について詳しく説明致します。

時代の変革期!今、農業をビジネスに!①【日本の農業が抱える問題】


「時代の変革期!今、農業をビジネスに!」というテーマで1つ目に取り上げるのは「日本の農業が抱える問題」です。

少子高齢化、人口減少、晩婚化、非婚化、単身世帯の増加、労働力の低下、政治、経済、法律、仕組みなど、現代社会には非常に大きな問題があります。

さらにここ数年は新型コロナウイルスによるパンデミックが私達の生活に与えた影響というのは、非常に大きなものかもありました。

また近年では、大規模な自然災害による被害が毎年繰り返されているというほど、環境的な問題も表面化しています。

ある意味、非常に生きづらい時代を私達は生きているわけで、様々なリスクにさらされているのが現状と言えるのです。

そして、今、産業として非常に多くの問題を抱えているのが日本の「農業」です。

食を支える農業というのは、絶やすことのできないなくてはならないものとなりますが、この先の日本の農業にはたして未来はあるのでしょうか?

先のことを言ったら、農業だけでなく全てのことが明確ではなく、未来を完璧に予測することなど不可能ではあるので、皆同じであると言い切れないこともありません。

しかし、現実的に非常に多くの問題を抱えている農業についてしっかりと現状を受け止め、考えていく必要性があるのではないでしょうか。

日本の農業を考える上で、大きなポイントとなるのは、2つあります。

1つ目としては、グローバルな視点にたった農業です。

近年では、インターネットの発展などにより、グローバル化がより一層進んでいますが農業に関してもグローバル化を無視することはできません。

世界の動きを見据えた上での農業というのが必要になるのです。

というのも、まずは食料としての農作物の供給として大きく関わるのが人口問題なのです。

先述したように日本というのは、少子高齢化による人口減少が加速しています。この傾向は日本特有のものではなく、各先進国に対しても同じような傾向が見られます。

しかしながら、発展途上国に目を向けると状況は異なります。

まだ現在も発展途上の最中にある新興国というのは、一転して人口は増加傾向にあるのです。

世界的な予測として、このままの人口推移が進めば2050年に人口90億人に達するという見方があるのです。

ここまでの人口増となると、世界的な食料需要の増大という明らかな現象が起こるとされ、食料の需要と供給が保たれるのかが問題となってくるのです。

つまり世界的な視点に立てば明らかに食料の需要は増加するわけでニーズは高まるわけです。

となると、ニーズのあるところにビジネスは、チャンスがあるわけですから、必然的に農作物を生産することへのビジネスへの期待は高まるというのが普通と言えるでしょう。

しかしながら、農業をビジネス的にチャンスととらえる見方がある一方で日本国内での農業への取り組みは多くの問題を抱えています。

具体的には次のような問題点があります。

  • 耕作放棄地の増加
  • 農業従事者の高齢化
  • 担い手不足
  • 農山村部の衰退

現実的な日本の農業が直面する問題としては、これだけのことがあるわけです。

世界的な問題を考慮したとしても、我が国日本だけの抱える問題だけでは決して済まされない先行きの不安感があることは事実であるのです。

具体的な生産で言えば、食料自給率100%を達成するには、1200万haの農地が必要になるのです。

日本の農業の現状からすると、国内だけでも自国の食料自給率を上げることは、農地面積の現象を考慮すれば、現実的には非常に厳しい状態というしかありません。

日本の農業を衰退させることなく前向きに取り組むことは、食糧安全保障という概念も含め、ビジネスとして日本経済の現状を踏まえた上で必要となるのではないでしょうか。

時代の変革期!今、農業をビジネスに!②【日本の農業の価値とは】


「時代の変革期!今、農業をビジネスに!」というテーマで2つ目に取り上げるのは「日本の農業の価値とは」です。

では、現在の状況からみて、どうして日本の農業は、ここまで衰退してしまっているのかを考えてみましょう。

日本の農業の根本的問題というのは、農業従事者の減少にあります。

どんなビジネスであれ組織として成り立たせるための企業といい、人材なくしては成りたちません。

そもそもやる人が少ないようでは、ビジネスとして続けていくのは、根本的に難しいのです。

日本の農業を変えていくためには、やはり「担い手」が必要なのです。

日本の農業を前向きにとらえ、なんとかしようという新規農業従事者が圧倒的に不足しているのです。

では、その理由とは、いったい何か?

単純に言うならば、農業そのものに魅力を感じないからです。

具体的な魅力のなさとは、もっとストレートに言うなら、ビジネスとしての納期は、儲からないからです。

では、本当に農業はビジネスとしては、儲からないのでしょうか?

世界的な食のニーズを考慮すれば、農作物の生産はアキラカにニーズが高いわけです。

しかしながら、それをビジネスチャンスととらえないのは、職業としてのイメージがあるからです。

農業というのは、言わばブルーカラーの職種というイメージが強く、過酷な条件と肉体を酷使して行う作業という印象があります。

確かに実際の農作業は、体を動かす作業が非常に多いです。

夏は涼しく、冬は温かいというホワイトカラーの仕事とは、環境的にも全く異なります。

しかし、それは旧態然とした昔の農業のイメージです。

現代農業は進化しており、農業でさえ新たなテクノロジーやITを活用しているスマート農業が浸透しています。

今後、農業はこのスマート農業がさらに加速し発展していき、肉体労働は減少します。

『スマート農業』は、ロボット技術やIoTを活用することにより、農業従事者の肉体労働を減らすことにより、農作業に対する負担軽減だけでなく、様々なデータを取得し活用することによって最善の選択をすることができるのです。

生産物の品質向上や省力化など様々なメリットがあり、新たな農業の可能性を広げています。

スマート農業により、様々な効率化、負担の軽減という目に見える効果があります。

例えば機械による作業の自動化などがありますが、目に見える作業の負担以外に有効となるのが、生産データの活用です。

これまでの農業というのは、データという形で残すことをしなかったため、それまでの経験というのを全く活用することをしなかったのです。

これでは、積み上げてきたノウハウを引き継ぐことは、できませんし、「個」の農業従事者に生産性は委ねられてしまいます。

つまり、これまでは、個人の経験や勘に頼らざるをえなかったわけです。これでは、跡継ぎ問題が浮上してくるのは、当然と言えます。

しっかりと日々のノウハウを引き継ぎ活用していかなければ、積み上がるものも積み上がらないというわけです。

データを取得し蓄積することにより、生産物の管理や環境制御などを行うことができるのです。

最先端の農業というのは、パソコンで行うのが当たり前となっているのです。

時代の変革期!今、農業をビジネスに!③【農業をビジネスに】


「時代の変革期!今、農業をビジネスに!」というテーマで3つ目に取り上げるのは「農業をビジネスに」です。

今後の農業は、スマート農業が確実に浸透すると共に、多様化が進んでいきます。

農業での多様化とは、農産物の生産以外にも、加工から販売までを行うというスタイルです。

既にこのようなビジネスモデルは行われています。

ビジネスとして農業を行う、農業法人も増加しているのです。

農業生産という1次産業をベースとして、加工、販売へと、2次、3次と産業を行うようにビジネスとしての多様化が進んでいるのです。

農業の概念自体がそもそも変化の時を迎えており、単に「農作業」というイメージから、「食」を基準としたビジネスとして展開するような広い可能性を秘めた考えにシフトしているのです。

農業をビジネスチャンスと、とらえる時代に確実にシフトしているのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「時代の変革期!今、農業をビジネスに!」というテーマで詳しく解説致しました。

時代によって変わる人々の様々なニーズとビジネス。

しかし、ニーズとビジネスが必ず合致するとは、限りません。

世界的な需要=ニーズをみても、今後、「農業」のニーズかま高まることは、明白なのです。

ニュースタンダードの思考が問われる時代、考え方をあえて変えることによって、新たなビジネスとして、新たな農業にトライしてみては、いかがでしょうか。


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