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ランチタイムにするっと食べれる「うどん」。低価格で食べれることから、サラリーマンの間でも人気の「うどん」チェーン店が「丸亀製麺」です。

そんな「丸亀製麺」が、『30分飲み放題』という経営戦略を打ち立てました。はたして、勝機はあるのでしょうか?

「ちょい飲み」、「せんべろ」の時代


人手不足の影響もあり、飲食店を含め人材確保が問題となっている昨今ですが、「食」の提供という人間になくてはならないものを、抵コストで良質な美味しいものを提供する飲食業の企業努力は素晴らしいものがあります。

「飲食業」は、世の中に星の数ほど存在しますが、安定的に経営していくのは実は難しいのです。

無数にある飲食店の中から、消費者に評価され足を運んでもらうお店作りや、様々な集客方法で顧客をよぶことに各お店は、日々企業努力を怠りません。飲食店も生き残っていく為には必死なのです。

そんな厳しい飲食業の中で人気うどんチェーン店を全国展開する「丸亀製麺」が新たな戦略を打ち出し、顧客獲得、売上増加に向けて動いています。

「丸亀製麺」といえば、茹でたて釜揚げのうどんや、揚げたての天ぶらなどを手軽な価格で食べれることから人気があります。皆さんも一度は、訪れたことがあるのではないでしょうか?

そんな「丸亀製麺」の新たな戦略とは、「30分飲み放題」。うどん屋なのに飲み放題?と意外な戦略に驚かれる方もいらっしゃるかもしれませんが、時代のニーズもあり「丸亀製麺」でも条件付きのアルコールメニューを投入したというわけです。

最近では、「ちょい飲み」や「せんべろ」という言葉も流行っているように、1人客ターゲットのタイムサービスメニューなど、集客の一貫として行っている飲食店が多く存在します。

例えば、ラーメンチェーン店や牛丼チェーンなども相次ぎ「ちょい飲み」メニューを投入しています。これは時代の流れもあり顧客としてターゲットがいると睨んだことからの戦略です。

ターゲットは、仕事帰りのサラリーマン。仕事帰りにふらっと1人でお店にたちより、ほろ酔いになるくらいサクッと飲んでから帰宅するという、1人晩酌スタイルを提供しているのです。

「ちょい飲み」がもてはやされるには、時代の流れも影響しています。現在、実は「個食」が進んでいるのです。

例え家族で生活しているとしても、現代人は何かと忙しく時間に追われスケジュールをこなしている場合が多いので、家族といえども一家団欒で食卓を囲むより、個人の都合のよい時間で自由に食事を取るスタイルが増加しています。

さらに少子高齢化、晩婚化、未婚化などの影響もあり独身者も多いのも理由の1つです。1人暮らしの独身男性には、「ちょい飲み」は、ニーズが高いというわけです。

丸亀製麺の「30分飲み放題」とは?


時代背景によりニーズがあると読んだ「丸亀製麺」も、「ちょい飲み」ブームに乗るべく実践しているのが、『30分飲み放題』です。

この『30分飲み放題』は、アルコールドリンクの30分限定の飲み放題と、食事、おつまみとしてサクッと飲んで食べれるコースとなっています。

アルコールは、ビール、ハイボール、レモンチューハイ、焼酎などがありセルフスタイルとなっていて時間内なら何倍でも飲め、食べ物は、おつまみとして、お好きな惣菜が2品、メインとして「うどん」か「親子とじ」のどちらかを選ぶことができるのです。

晩酌メニューとしては、お腹も心も十分に満たされる「ちょい飲み」メニューではないでしょうか。価格帯は、1,000円〜1,300円と「せんべろ」を意識したお値打ち価格です。

こちらのメニューは、店舗限定で行われており都心を中心とした店舗で実施されています。中でも「30分飲み放題」で売上げが伸びているのが東京都内の浜松町の店舗。

サラリーマンが多く集う浜松町では、人気のようです。ターゲットとするサラリーマンを囲うことに成功しているようです。

居酒屋などにある「飲み放題」プランの多くは2時間制のところが多くあります。逆に30分飲み放題というのは、これまであまりありませんでした。

2時間プランでは1人客ターゲットを狙うには、時間的に長すぎます。意外と短いと思われる30分なら、1人ちょい飲みには、ちょうどよかったりするのです。

「丸亀製麺」が『30分飲み放題』に挑んだ理由


うどんチェーンの「丸亀製麺」が『30分飲み放題』に挑んだ理由とは、もちろん売上アップです。

「丸亀製麺」で特に問題なっていたのが、「昼と夜の売上の差」なんです。

実は「丸亀製麺」は、ランチ向けの店舗で、夜向きのメニューではないことから、昼間に比べて夜は、来客数も売上も減少するということなのです。

時間帯による売上のバランスを解消する為に投じたのが、夜の「飲み放題」メニューということです。

この「飲み放題」メニューは、現在も試行錯誤が続いている状況ですが、時代のニーズを読み取り、弱点を補おうとする手段としては評価できます。

試行錯誤や失敗を繰り返す中で、様々なノウハウを得て成功へと繋がるわけです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「うどん」大手チェーンの「丸亀製麺」の新たな経営戦略『30分飲み放題』について、注目してみました。

現在のところ、大成功というレベルではなく、発展途上の段階ですが、いくつかの改善を行い成長戦略の起爆剤となるのか、今後も注目していきましょう。


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