マーケティング戦略にまつわる様々な観点からお届けしていますが、今回、注目するのが「ビジネスモデル特許」です。
近年、注目される「ビジネスモデル特許」とは、いったいなんでしょうか？
というわけで今回は「簡単にわかるマーケティング戦略。ビジネスモデル特許の威力」について詳しく説明致します。
簡単にわかるマーケティング戦略。ビジネスモデル特許の威力①【ビジネスモデル特許とは】
「簡単にわかるマーケティング戦略。ビジネスモデル特許の威力」。1つ目に取り上げるテーマが「ビジネスモデル特許とは」です。
「特許」と聞けば、皆さんおわかりのことと思いますが、「ビジネスモデル特許」となるとイメージが沸かない方もいらっしゃるのではないでしょうか？
「ビジネスモデル特許」とは、一般的には発明における特許と同義になりますが、主にコンピュータやソフトウエアを活用した]ビジネス方法に与えられる特許となります。
「ビジネスモデル特許」に限らず「特許」というのは企業にとっては、強力な武器となり強みと言えるものです。
さらに「特許×マーケティング」という組み合わせは、かなりの威力となるのです。
他社を巻き込んだ事業の発展と、様々な開発事業の可能性を感じさせます。正に未来を作るコンビなのです。
実は「特許」の世界にもブームやトレンドというものがあります。
そんな中「ビジネスモデル特許」が最初にブームとなったのは、2000年頃となります。そして現在においても「ビジネスモデル特許」の重要度はさらに高まっています。
ITやAIなどテクノロジーの進化は、さらに「ビジネスモデル特許」の価値を高めていったのです。
「ビジネスモデル」とは「儲けの仕組み」とも言われています。
そして「マーケティング」とは「物を売る仕組み」です。似たような意味を持つ、この両者が掛け合えば何倍もの効力にもなることは想定できるのではないでしょうか。
このように「ビジネスモデル特許」が進化した形が「特許マーケティング2.0」となるのです。
ビジネスモデルの特許情報を基本に様々な切り口からニーズやアイデアを導き出すのです。
特に近年注目されているのは、以下の3つとなります。
- AI（人工知能）
- IoT(モノのインターネット)
- ビッグデータ
最近では非常によく耳にすることも多くなったこれらの3つですが、既にビジネスでも様々な事業が展開されています。
いわゆる「第四次産業革命」とも言われているものです。
あらゆる物が存在し、薄利多売の傾向も当たり前の中で、物の製造のみでは企業は利益を出せない時代となったのです。
このような時代背景から製造販売というビジネスモデルから新たな収益を生み出す収益ビジネスモデルへの転換が今求められているのです。
簡単にわかるマーケティング戦略。ビジネスモデル特許の威力②【データ保有と活用がキー】
「簡単にわかるマーケティング戦略。ビジネスモデル特許の威力」。2つ目に取り上げるテーマが「データ保有と活用がキー」です。
ビジネスモデル特許の必要性は、今後ますます高まるものと思われますが、製造販売に変わるビジネスモデルとして、重要となるのが「データ」です。
マーケティングにおいて企業と顧客との取引においても得られるデータがあります。
また企業に対しそれらのデータを有効活用できるノウハウやマーケティング手法をアドバイスするコンサルティングビジネスなどもニーズがあります。
物販においての取引データは、実は企業にとっては宝の山なのです。これらのデータを何もせず放置するか、しっかりと活用するかで違いは出ます。
企業に存在する有効なビッグデータを活用する為には、しっかりとしたインフラ整備を行う必要があります。
いかにデータを効率よく収集しデータをとりまとめるかが、重要になってきます。
データを正確に取り上げることもビジネスモデルとして大いに可能性があるのです。
ビッグデータは、日々増加し蓄積されます。そうなるとメモリ容量などコスト面も当然かかります。しかし、これらのビッグデータは、戦略的な判断材料としては、宝の山なので、それらを上手く整理していくことも必要なのです。
データが少ない内であれば、ある程度の処理ができますが、これが5年後、10年後を考えた時、データは明らかに増加し、増えすぎるとデータ処理が困難となります。
そんな時には、効果的なアルゴリズムが必要となり、ここにも「ビジネスモデル特許」の可能性が広がっているのです。
やはり「第四次産業革命」と言われるイノベーションは、企業にとって見逃すことはできないものとなります。
製造販売や物販、流通など従来のビジネスモデルとは違う新たな可能性を追求する必要が企業にはあるのです。
簡単にわかるマーケティング戦略。ビジネスモデル特許の威力③【イノベーションの本質】
「簡単にわかるマーケティング戦略。ビジネスモデル特許の威力」。3つ目に取り上げるテーマが「イノベーションの本質」です。
ビジネスモデル特許の3本柱と言われているAI、IoT、ビッグデータですがこれらのイノベーションを利用した特許が果たす役割は、技術そのものではなく、「新たな収益モデル」となります。
無限の可能性を秘めたイノベーションですが、実は技術そのものに価値があるわけではなく「特許」に価値があるのです。
特許は企業にとって事業戦略、マーケティング戦略に直結するからです。