現代ビジネスというのは、徹底した合理主義であると言えます。
それは、情報社会という環境が、そうさせているわけで、変化の激しい現代に対応させるためです。
ビジネスを高速化するには、コンサルティングを利用するのが1つの手段となります。
というわけで今回は「コンサルティング業務とは、どのようなものか?」について詳しく説明致します。
コンサルティング業務とは、どのようなものか?①【コンサルタント業務とは】
「コンサルティング業務とは、どのようなものか?」というテーマで1つ目に取り上げるのは「コンサルタント業務とは」です。
世の中には、様々職種がありますが、なかなか全ての職種を理解することは、難しいのではないでしょうか。
社会人として仕事をしている皆さんも、普段から自身の役割や仕事については、理解しているものの、自分の専門分野以外のことは、理解していなくて当然です。
特に昨今では、デジタルシフトが加速している中で、新たな職種が次々と生み出されています。
これもまた時代のニーズに合わせた形での職種の登場と考えられるわけです。
様々な職種のうち「コンサルタント」という職種がありますが、皆さんもお聞きになったことがあるのでは、ないでしょうか。
決して目新しい職種ではなく、以前から存在しています。
ですが、そもそもコンサルタントとって、いったいどんな仕事なの?と聞かれて正確に理解されている方は少ないのではないでしょうか。
イメージとしてどこか抽象的で、ふわっとしている感じもあるのではないでしょうか。
コンサルタントという仕事は、プロフェッショナルな専門家ということになります。
ある特定分野について深い知識とスキル、経験があり、クライアントの問題解決やアドバイザーとして、相談役になります。
主にクライアントとなるのは法人です。
つまり具体的に企業の課題解決策を提示する職業と言えます。
コンサルタントはアメリカが発祥となります。
マーケティングにしろビジネス理論にしろ、やはりアメリカが常にリードしており、世界のビジネススタンダードもまた、結局はアメリカ基準となっています。
近代的国家と思われている日本ですが、ビジネス面ではアメリカから10年遅れていると言われていますが、確かにその傾向は現在でも変わっていないのが現状です。
日本国内のコンサルタントの利用ですが、やはり外資系ファームが進出してきたことにより普及してきました。
実際に、海外スタイルの外資系ファームが圧倒的に多いのが事実です。
コンサルティングファームの仕事内容の主なものは、
クライアントである企業案件となります。
企業の依頼に応えることが、コンサルティング業務となります。
では、具体的な業務内容としては、どのようなものがあるのでしょうか。
具体例として次のようなものがあります。
- 海外企業へのアプローチ調査
- 買収案件の企業調査
- 投資判断の情報収集
- 企業価値の算定
上記のような内容を一括で請け負うことがあります。
クライアントの依頼に対してコンサルティング業務は行うのですが、最終的な判断はクライアント側にあります。
クライアントが知りたい情報、投資判断に必要な材料などを提示しアドバイスしていくポジションと言えます。
一言でコンサルティング業務と言ってもその範囲は非常に広く、様々な分野のプロフェッショナルが存在し、ニーズに応じた数だけのコンサルタントが存在しています。
人事的な面であったり、IT・AI関連などの近年のテクノロジーに合わせた形でのコンサルティングなど専門性も非常に高くなってきています。
コンサルティングファームは、専門性の高さが売りではありクライアントにメリットのある情報を修習し提供することも仕事です。
コンサルティング業務とは、どのようなものか?②【コンサルティング業務の種類】
「コンサルティング業務とは、どのようなものか?」というテーマで2つ目に取り上げるのは「コンサルティング業務の種類」です。
クライアントが、なぜ高い報酬を払ってまでコンサルティングファームに依頼するかと言えば、情報収集力の高さ、分析力の確かさというものがあることは確かです。
しかし、それだけではなく第3者からの客観的な意見というのも非常に貴重であり、公正な立場からの助言というのは、決して内部からは、出てこないからです。
クライアントとしては、コンサルティングファームに依頼するだけのメリットというのは、しっかりと存在しているのです。
それだけにクライアントが支払う報酬というのも、それなりになるわけですが、案件の規模、内容、期間によっても高くなるのです。
特に上場企業では、ガバナンス強化、コンプライアンスの遵守などに直接的に関与することからコンサルティングファームを活用することの重要度が違うのです。
コンサルティング業務と一言で言っても、その種類は様々あります。
ここでは、具体的なコンサルティングについて説明していきます。
①戦略コンサルティング
現代企業にとって必要不可欠とされているのが「戦略」です。
マーケティングの重要度が高まっている現代のビジネスですが、そのマーケティングにおいて重要となるのが戦略です。
戦略なくしてマーケティングは、ありえません。
戦略コンサルタントは事業別・機能別に幅広い観点から、企業を支援します。
経営理念に基づいたサポートから、将来的な企業の描くビジョンを予測した中長期的な戦略策定を行います。
②財務・会計コンサルティング
財務会計コンサルタントは、財務・経理に特化したコンサルティングファームです。
資金繰り、業務効率化・M&Aなど幅広い専門的な分野に関わります。
③ITコンサルティング
企業が抱える多くの課題をIT、情報化戦略を行い、具体的なシステム導入から支援までを行います。
コンサルタントとしての役割とIT、技術面などの知識が必要となります。
コンサルティング業務とは、どのようなものか?③【コンサルティング業務で独立するには】
「コンサルティング業務とは、どのようなものか?」というテーマで3つ目に取り上げるのは「コンサルティング業務で独立するには」です。
近年、多種多様な働き方が増えており、個人が自由に働き方の選択ができるようになりました。
特に近年では、「フリーランス」という形で仕事をする方が以前にもまして増加傾向にあります。
フリーランスという形態で仕事をしていくには、個人の能力に委ねられているわけですが、何かしらのスキルや技術が必要となります。
フリーランスとして思い浮かぶ職業として、ライターやデ、ザイナー、イラストレーター、ブロガー、プログラマー、エンジニアなど、カタカタ職業などに代表されるように職種としてクリエイティブ系が想像されるかと思います。
その中でもコンサルタントという職業もまたフリーランスとして働く人が多いのです。
特に近年では、コンサルタント業界にもフリーランスの波は押し寄せており、年々、その傾向は増加傾向にあります。
一億総フリーランス時代の本格導入とも言われている時代にフリーランスとして仕事をしている方の主な収入源となっている「職種」としては、いったい何が多いというのでしょう。
以下のようなランキングとなっています。
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- イラストレーター
- コンサルタント
- カウンセラー
- 講師
上記のようなランキングとなっています。
やはり、上位を占めるのは、クリエイティブな仕事となります。IT分野など活躍の場所が非常に多くあり割合的には52.4%と半数を占めているのです。
IT、クリエイティブ系の次としてコンサルタント、カウンセラー、講師というカウンセラー系の割合は、12.6%となのです。
全体的な割合からすれば、わずか1割となるので、やはりコンサル業は専門的知識が必要となるため、フリーランスとして仕事ができるなら、実力があるということですから、引く手数多の存在となるのではないでしょうか。
コンサルティングファームが、各企業から重要視されている理由は、グローバル化とIT化の影響です。
コンサルティングは、専門的な知識というのは、もちろん必要ですが、それだけではなく、どんなシーンにおいても冷静に分析することが大切なのです。
物事を客観的且つ冷静に見る視点、論理的に判断できる分析力というのが必要となるのです。
コンサルティングファームに転職する方というのも、現代ビジネスのニーズからすれば、今は非常に多くの方がいます。
監査法人、金融機関、上場企業へのステップアップとして活路を見出しているのです。