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ここ数年オール電化住宅がにわかに増加しており、住宅の設備はガス給湯器やガスコンロから、エコキュートやIHなどの電気製品に変化の兆しを見せています。

そこで固定費としてかかる光熱費についての関心が高まっています。節約にも繋がることからガスと電気結局どちらがお得なのか?

今回はマーケティング視点から検証していきます。

マーケティング考察論。ガスと電気どっちが結局お得?①【ガスVS電気】


生活していく上で、誰しも必ずかかってくる毎月の固定費と言えば、光熱費があります。

住宅環境や設備、居住地、契約内容によって光熱費の料金は異なります。人によっては、毎月の光熱費が少し高いな?他の人はどうなんだろう?と疑問に思うことがあるのではないでしょうか。

エネルギー資源は、誰にも必ず必要となるものなので、マーケティング的には安定した分野であると言えるでしょう。

しかし、近年では電力自由化により顧客は、どこと契約するかは、自己判断により決められるわけです。

固定費となる光熱費については、少しでも安くお得なところを選びたいというのが消費者心理というものではないでしょうか。

オール電化や自家発電などの普及、電力自由化に伴う影響により結局のところ、電気とガスのどちらがお得なのでしょうか?

まず、どちらがお得かを知る為には、電気代とガス代の料金設定について理解する必要があるでしょう。

ガスと電気との料金の決定的な違いは、ガスはエリア(地域)、電気は時間帯により料金が違います。

電気は使う時間帯により料金が異なるのは、わかりやすいですが、ガスによるエリアの違いは、都市ガスか否かで変わることになります。

一軒家の場合は、居住地域が都市ガス対応かどうか調べておく必要があります。

賃貸であっても同じことで、借りたい物件が都市ガスか否かは理解しておく必要があります。なぜなら、その違いによって同じガスでも料金が変わってくるからです。

固定費は、その先も払い続けることになるので、気をつけたいところです。

ガス代は時間による料金の制約はありません。しかし、契約するガス会社により価格差があるという点があります。

また都市ガスとプロパンガスではガス料金が異なります。

プロパンガスは都市ガスのおおよそ1.7倍とされています。1ヶ月で約2,000円ほどの差が生じてしまいます。

次に使用頻度としては、どちらが良く使うでしょうか?

それは、ライフラインの中でも最も使うのが電気ですね。ガスはガスコンロや給湯、お風呂で使うのに限られるのに対し、電気はその3つも含め、生活のあらゆるメンバーで使いますね。

特に冷蔵庫などは、1日中24時間フル稼働していますし、エアコンなどの空調設備だって電気を使います。スマホの充電にしても電気を使うのです。

不意の停電になった時には、電気のありがたみを痛いほど感じますから。

使用頻度の高い電気は使用する時間帯によって、かなり料金が変わってきます。使う時間によっては、2倍になることもザラなのです。

電気代が高い時間帯は8時〜17時。つまり朝起きてから日中の明るい時間帯ですね。

安くなるのは、日が落ちてからの17時〜翌8時までです。

マーケティング考察論。ガスと電気どっちが結局お得?②【メリットとデメリット】


続いては、電気とガスのメリット・デメリットについて触れていきましょう。

【電気のメリット】

電気のメリットとなるのは、安全性です。

IHクッキングヒーターなどを例にすればおわかりの通り、火を使わないので、火災や火傷の心配もありませんし、ガスのようにガス漏れや爆発の恐れもありません。

また太陽光発電で自家発電をすれば光熱費を浮かせることができます。

【電気のデメリット】

オール電化対応の器具であるエコキュートやIHクッキングヒーターは、停電時など電力が供給できない場合は使用できません。

つまり停電時には、家の全ての機能がストップしてしまいます。

そして設備投資にもコストが大幅にかかるという点があります。

【ガスのメリット】

ガスのメリットは都市ガスの場合、料金の安さに魅力があります。

またプロパンガスの場合は、震災時でも利用できるメリットがあります。

大規模な震災時においてライフラインが断たれた中でもプロパンガスだけは使うことができるというのは、大きなメリットです。

ガスの場合は、都市ガスには都市ガスのプロパンにはプロパンの良さがあるというわけです。

【ガスのデメリット】

ガスのデメリットは都市ガスはエリアにより使える場所と使えない場所があるということです。

プロパンガスは利用料金が高いことになります。プロパンの場合、ガスの補充はガス会社により物理的に行われるのでコストがその分かかるということです。

料金的に見ると電力自由化の進む電気の方が様々な料金プランが存在しています。

電力自由化は、例え同じ地域に住んでいたとしても安い電気料金プランを選択していれば、お隣りさんより安くなるというわけです。

また電力会社別に基本料金なども異なる為、どこがお得かはしっかりチェックする必要があるでしょう。

マーケティング考察論。ガスと電気どっちが結局お得?③【結局どっちがお得なの?】


このような様々な要素から見て、結局ガスと電気どっちがお得なの?となるのですが、結論的にお得なのは「電気」です。

というのも、実際の生活の中で家にいる時間帯が長くなるのが電気料金の安い夜間だからです。

水が沸騰する時間だけみてもガスより電気のほうが早いのです。

安全面も考慮すれば、電気のほうに軍配が上がると言えるでしょう。

総合的には電気の方がお得と言えますが、ただ1つ導入コストがかかるということです。

設置費用としては60〜90万円程かかりますので、長い期間使わなければ元はとれないというわけです。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は「マーケティング考察論。ガスと電気どっちが結局お得?」というテーマで詳しく解説致しました。

お得という面では電気の方がお得と言えますが、それぞれには、利点がありますので、良し悪しというわけではありません。

例えば炒飯などは、やはり直火にはかなわないでしょう。

電気かガスかはマーケティング的にみても今後も互いに切磋琢磨していくことでしょう。


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