多様化するニーズは、各個人の意思を尊重し、「個」を主体とする価値観の変化を生み出すようになりました。
そして多様化は消費行動のみに影響を与えるだけではなく、暮らしや働き方にも多大な影響を及ぼすことになったのです。
というわけで今回は「ワークスタイルと暮らし。個人にあった働き方を!」について詳しく説明致します。
ワークスタイルと暮らし。個人にあった働き方を!①【様々な働き方】
「ワークスタイルと暮らし。個人にあった働き方を!」というテーマで1つ目に取り上げるのは「様々な働き方」です。
「働くこと」というのは、いったいなんでしょうか？
そして、皆さんにとって「仕事」とは、そもそもいったいなんでしょうか？
社会人にとっては、日々生活に密接に関わるのが「仕事」であり、仕事が人生そのものという方もいらっしゃるかもしれません。
確かに仕事は生活の中心として、とらえてもよいほど、割合的には、一日の中で非常に多くの時間を占めることになります。
しかし、だからといって仕事だけが人生の全てというのでは、あまりにも寂しいでしょう。
仕事というのは、あくまで生活の一部であり、人生の一部であるのです。
豊かな人生をおくるためには、Work as Life （ワークアズライフ）やワークライフバランスという言葉があるように、人生にとってバランスがとれた働き方というのが、ベターなのではないでしょうか。
もちろん幸せのバロメータや価値観というのは、変ってきて当然ではありますが、何を人生の中心にそえるかは、各個人が決めることではあります。
仕事が人生というように考える方もいれば、仕事は人生の一部に過ぎないという方もいらっしゃいます。
皆さんは、各個人が満足できれば、それがベストなわけで自分が理想とするライフスタイルこそが、豊かな人生となるわけです。
そのような観点から「仕事」に向き合う方が増加しているのです。
仕事というのは、時代によって、価値観によって変化していくものですが、基本的には各個人のライフスタイルを起点に考えていくことになります。
近年では、働き方の多様化によって、様々な働き方の選択肢があります。
中でも近年、その代表例とされているのが「フリーランス」です。
時代の変化の中で、登場したフリーランスなどの働き方の多様化は実際には、どのようなワークスタイルなのでしょうか。
そもそも、「働き方」そのものを見直そうという動きは、国家主導で行われてきました。
2019年4月より『働き方改革関連法案』か施行されたことにより、各個人のライフスタイルや価値観を重視するような働き方を推進するように流れとなりました。
ワークスタイルと暮らし。個人にあった働き方を!②【場所を選ばない働き方】
「ワークスタイルと暮らし。個人にあった働き方を!」というテーマで2つ目に取り上げるのは「場所を選ばない働き方」です。
では、そんな柔軟な働き方とは、どのようなものがあるのかを具体的に説明していきましょう。
【在宅ワーク・テレワーク・リモートワーク】
フリーランスというのは、その名の通り「自由」であるわけであり、基本的に働き方は、フリーランサー自身が決めていけば良いことになります。
しかし、受注先の依頼によっては顧客先に常駐の場合もあり、受注内容によって変ってきます。
働く場所にも縛られないという意味では、仕事の拠点を特に定める必要がなく自由に行動することもできます。
基本的に在宅ワークとなれば、パソコンとインターネットなどの通信環境さえ整っていれば、どこでも仕事をすることができます。
特に2020年から、新型コロナウイルスの影響により、一気にテレワークやリモートワークにシフトする企業が増加しました。
これにより、地方や海外などに居住しながら仕事をすることが可能となったのです。
ライフスタイルに合わせた仕事の進め方を行うことができます。
自分の住みたい場所で暮すことができ、好きな時間に仕事ができることは、働く側からすれば、非常に大きなメリットとなります。
【ノマドワーク】
「ノマド」という言葉もよく使われるようになりました。
そもそも「ノマド」とは、「遊牧民」を意味しています。
つまり、一所に留まらず移動しながら仕事をするのがノマドワークです。
ノマドワークも、テレワークやリモートワークと同じく会社にいる必要のない働き方と言えます。
インターネット環境さえあれば仕事ができてしまうのです。
近年では、外出先でもインターネットの接続環境が整っている場所も多く、カフェや図書館などでも、どこでも仕事ができます。
パソコン、スマホ、タブレット端末などのデバイス機器があれば、全く困ることはありません。
仕事をするための環境が整っている「ノマドカフェ」も都心や駅ナカ、駅チカなどを中心に増加傾向にあります。
Wi-Fi環境や電源も完備し、ワーキングスペース兼カフェというスタイルもすっかり一般的になってきました。
仕事が快適にできる環境であれば、効率よく仕事を行うことがでさます。
そのような場所が増えることにより、仕事の幅も広がってくるのではないでしょうか。
決まりきった環境で仕事をすることにより、マンネリ化してしまうこともあります。
その点、ワークスタイルに合わせ、移動して場所を変えることによって、気分もリフレッシュでき、アイデアも浮かびやすくなるというものです。
良い環境が仕事に与える影響力というのは、相当大きく、集中力の持続や、柔軟な考え方を保つことによ、個々の能力を最大限に発揮できるようになるわけです。
ワークスタイルと暮らし。個人にあった働き方を!③【副業と複業】
「ワークスタイルと暮らし。個人にあった働き方を!」というテーマで3つ目に取り上げるのは「副業と複業」です。
【副業】
「副業」の定義について、まずは説明しましょう。
副業が対象になるのは、「正社員」の方です。
企業や組織に所属し雇用されている立場の方が、雇用先で行う仕事を所謂、「本業」と言います。
本業があるということは、本業での収入を得ることができるわけですが、それ以外に行う仕事が副業です。
基本的には、本業があるわけですから、副業は空いた時間を利用して行います。
退社後や休日に仕事をするというワークスタイルとなります。
近年では、正社員でも副業を認めている企業も増加しています。副業公認というのは、時代背景による様々な影響がありますが、固定的観念の強かった以前では、考えられないことでした。
このきっかけとなったのは、2018年に施行された「働き方改革」がきっかけになりました。
この副業に関しては企業としてのメリットもあり、本業だけでは得られなかった経験や知識を副業から得ることができ、個人としてのビジネススキルは結果的に向上するというわけです。
そのため、最終的には本業にも役に立つということになるのです。
企業によっては、積極的に副業を行うことを進める企業もあるようです。
この副業解禁には、企業側の都合もあるようです。正社員として人材を雇用し続ける体力がない企業も増加していることも現実的な要素と言えるのです。
【複業（パラレルワーク）】
副業ともうひとつあるのが「複業」です。
こちらは、複数の仕事を複数並行して行うワークスタイルでパラレルワークとなります。
多くのフリーランスの方が実践しています。
複業を行うことにより、収入源が分散することにより、フリーランスとして仕事をする場合には、リスク低減に繋がります。
また、様々なところとのコネクションを構築することにより、ビジネス面での人脈形成などにおいてもメリットがあります。
スキルアップとコネクションという２つの面から相乗効果があるのです。