時代の変化に伴い「働き方改革」が叫ばれる昨今の日本社会ですが、その中注目されているのが「リモートワーク」です。
この「リモートワーク」を導入する企業が徐々に増加しています。その理由と特性とはいったいなんでしょうか?
というわけで今回は、【第一章】第一章に引き続き「10分でわかる!リモートワークによる働き方改革【第二章】」というテーマで詳しく解説していきます。
10分でわかる!リモートワークによる働き方改革③【リモートワークの種類】
近年、新しい働き方のスタイルとして注目されている「リモートワーク」ですが、いくつかの種類に分類することができます。
どのような種類の「リモートワーク」があるのか説明致します。
主に次の4種類があります。
- ハイブリッド型
- フルタイム型
- リモート・アウトソース型
- テンポラリー型では、それぞれについて詳しく解説していきます。
【ハイブリッド型】
雇用形態は正規雇用。普段は在宅勤務が基本でオフィスへの出社日は限定されています。出社日は全体ミーティングなどが行われる日などになります。
【フルタイム型】
雇用形態は正規雇用。
上記のハイブリッド型と近いタイプですが、勤務形態に違いがあります。勤務時間全てを遠隔で働くことになり、ミーティングなどもスカイプなどを用いリアルタイムミーティングなどを行います。
【リモート・アウトソース型】
こちらも在宅勤務が基本のフルタイムを遠隔で仕事をします。リモート・アウトソース型と上記2つとの違いは雇用形態の違いとなります。
こちらは正規雇用ではなく外部委託契約ということになります。つまり依頼側の企業とワーカーの業務契約となります。企業の人材不足を補うアウトソーシングの一つです。
ワーカー側としては、フリーランスとして仕事をしている方などが多くいます。
【テンポラリー型】
上記3つのタイプと異なるのは勤務時間になります。フルタイム固定の勤務形態ではなく、短時間での業務形態となります。
育児や介護などの事情のある人にも対応できる働き方です。プライベートで突発的な事が起きた場合などにもスムーズに対応できる働き方です。
上記のように従業員のライフステージのニーズに極力対応できる様な「リモートワーク」の形があります。
10分でわかる!リモートワークによる働き方改革④【リモートワークのメリット】
「リモートワーク」は働く側だけのメリットだけではなく、企業側にも多くのメリットがあります。
【業務生産性向上】
定められたオフィスにて毎日作業を行っている場合、アイデアのひらめきに影響があったり、ミーティングや電話対応、各種問い合わせなどが生じ、生産性が落ちることが多々あります。
そのような細かい無駄を排除し作業に集中することによって、作業効率はあがり生産性が上がるということです。リモートワークであれば、煩わしい雑音や外部からの飛び込み作業などもなく、安定性があり仕事に集中することもできます。
【コスト削減】
リモートワークとなると代作勤務によりオフィスへの出社は減るので備品、消耗品、光熱費、交通費などの企業側の固定費負担がまず減ります。
例え、リモートワーク以外の社員が出社するとしても、出社人数を減らせる為、無駄なスペースやデスクなども減らせることもできます。
やり方によってはオフィスそのものを構える必要もなくなることから、家賃や固定資産税などのコスト削減にもつながります。
【人材確保】
リモートワークを導入することにより通勤がなくなります。つまり距離によっての通勤の可否という問題がクリアされるわけです。
通勤が関係してくると、通える人しか雇えないわけですが、リモートワークであれば遠方の人でも採用可能となりますので、優秀な人材を獲得することが可能となります。
つまりより多くの人材にアプローチすることができるのです。
ワーカーとしても働くチャンスが増加するだけでなく、様々な事情により時間を有効に使いたい方にとっても好都合です。雇用側の企業としても、働く側としても双方にチャンスは広がるわけです。
【従業員の健康状態を改善】
「リモートワーク」の導入より様々な変化が起こります。まず通勤そのものがなくなる為、通勤時間の短縮が出来ます。
通勤時間がなくなったことによるメリットは従業員のライフスタイルにも多くの変化とメリットをもたらします。
通勤時間の空き時間を十分な睡眠時間に充てることにより、健康状態を維持できたり、趣味やプライベートへ時間を活用することができます。
好きなことに時間を使うことにより、ストレスを軽減させることが仕事の効率化を生み生産性をあげることになります。また家族との時間を増やすことにより、夫婦の関係を良くすることや、子育てにも関わることが可能になります。
結果的に従業員の健康状態を改善することになり、企業にとっても生産性の向上という見返りもあるということになります。
このように雇用側の企業にとっても、働く側にとっても双方に大きな魅力があるのが「リモートワーク」なのです。